2015年8月20日

とどめを刺すA380

産経新聞の記事から、スカイマークにとどめを刺したA380のビジネスに関して。以前は注目もされていて、大きな話題になったけれど、スカイマークのトラブルが発生する前から、かなり予想よりも早くA380の受注は一巡した感じでしたね。最初はSQとかTGとか、大手の航空会社が競うように導入していたけれど、やはり700名前後の集客をするというのは大変だろうなぁ。

私は一度TGのNRT-BKKに搭乗したことがありますが、2F席であったけれど、確かにB747の1F席と比べて同等それ以上の広さと静粛性があり、非常に快適でした。ただ、ボーディングブリッジにしても、その他運行用のいろいろな準備にしても、独自のものが要求されるので、受け入れる空港の方も大変だろうなぁというのは直ぐに感じます。また、すでにB747の燃費なんかも言われていた時代に、さらに大きい機体を飛ばしてどれだけ効率化出来るのかというのも疑問だったし。昔のように、基幹空港が限定されていて、それを結ぶ基幹路線が重要なビジネスであった時代なら、こういう機体も必要だったでしょうけど、今ではかなり分散していますからね。逆に地方や地方中核都市へのフライトを考えると、B777でも大きすぎるくらいな訳で、AirBusとしてもA330とかA350にどんどんシフトせざるを得ないんでしょうね。

ただ、個人的な飛行機マニアの希望としては、こういう大型機の機体には一種独特の憧れみたいなものがあるわけで、AirBusにしてもBoeingにしても、将来に置いてはさらに大型な機体開発をして欲しいなとは思います。ビジネス的には大変だろうけど、夢は持たせて欲しいなぁ... 何処かアラブの王様が特注してくれないだろうか(笑)。

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