2015年7月9日

10増10減

参議院議員の割当を、2合区を含む10増10減に決まると言う記事。単純に一番人口が少ない県を一人区とすると、人口の多い地域での議員数が足りなくなり、結果的に一票の格差が広がったままだから少ない場所同士をくっつけないといけないという訳らしいけれど、それでも一票の格差はこれまでの4.77倍が2.974倍位になる程度。2県をくっつけるだけだけじゃ無くて、3県とか4県とか合区にしないと駄目かも。

ただ、それでも3倍近い格差があるわけですから、当然更なる改革も必要なわけで、そうなると議員数を増やすとか、それこそ県単位ではなく将来の道州制を人で地域単位で割り振るとかしないと駄目かも。全国区は当然廃止ですよね。ただ、それには凄く反発も多いだろうけど。

アメリカの上院の場合は、確か人口比ではなく、各州二人ずつの100名なんですよね。逆に下院は人口比に応じて毎回地区が更新されていくという事でバランスを取っています。アメリカの制度が良いとは簡単には言えないけれど、そう言う考え方があっても良いかもしれませんね。

あるいは一票の格差を言うのであれば、その地域毎に投票率を掛け合わせた値を一票の重さと判断するとか。100万人の有権者の地域で投票率が50%なら半分の50万人とするけれど、60万人の地区で90%の投票率なら、54万人の地区と考えれば、現実的に公平な判断が出来そう。その上で、統計上の有権者数で計算する「一票」ではなく、実質的な投票者数で判断する「現実的一票」で議員を割り振る方が良いんじゃ無いだろうか。重み付けは、直近の選挙を利用すれば良いわけだし。単に頭数で調整するのは、無理だと思う。

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