2015年5月30日

フライトハック

飛行機乗りとして気になる話題、フライトハックの話し。基幹システムであるフライト関連のシステムと、付帯システムである娯楽系のシステムが直接接続していることはあまり考えられず、精々フライトシステムから飛行中のデータを受け取って、それを画面表示するくらいのI/F (One Way)じゃ無いかと思うのだけれど。でないと、時々機内AVシステムの不調で出発前にリセットをしたり、フライト中にもリセット掛けたりするけれど、だからといって出発がキャンセルされたり、ダイバートするわけじゃないし。

ただ、ごくごく希な可能性として、例えば電源系は共有しているだろうから、そこからノイズなり信号を強制注入してフライトシステムのステータスを変更させ、何かアクセス可能な状態にするとか言うのは可能かも。いずれにしても、一般にアクセス出来るI/F経由で何かするのでは無く、配線が入っているような電子ボックスを開封してアクセスしているのだから、例えばそこにセンサーを設置する、あるいはそう言う端末から本来アクセスが無いタイミングでアクセスが発生したらワーニングを上げるみたいな対策をすれば、少なくとも物理的なアクセスは防げるだろうから、仮に何らかのリスクが両方のシステムにあったとしてもかなり低減できるんじゃ無いだろうか。

ただ、今では着ないでパソコンを広げるのは普通の光景だし、さらに色々なデバイスが利用され、さらにはWi-Fi等の電波発信だって許される時代になってきているから、予想外の方法で本来防御されているべきシステムに影響が生まれるのは、可能性は低くないでしょうね。誤解を招くかもしれないけれど、作った側からの検証作業ってどうしても思い込みとか抜けが生まれて、実際に使用し出すと何で尊ところがと言う問題って結構見つかるもの。そう言う意味では、こういうリアルなデバッグというのは、ある意味貴重なんですよね。ただ、それを実際に飛行中に実行して、もし取り返しのつかないトラブルが発生したら、この人はどう言う責任を取るのだろうか。現在まだ行方が解らないマレーシア航空機も、もしかしたらこういう不届き者がハックしてみたら、戻せなくて予想外の事態になってしまった、とか。まぁ、仮に実際にフライトハックしてリスクを実証するにしても、トラブル被害が少ない地上駐機中にデモンストレーションしてみるとか、もうちょっは考えが必要なのは確かですよね。

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