2015年5月8日

反対の理由

大分県の高崎山自然動物園で生まれたニホンザルの赤ちゃんに、先日誕生した英国王女「シャーロット」と同じ名前を付けようとしたら猛反対されたという記事。最初にこのニュースを聞いた時、実は先に「マッサン」の女優、シャーロット・ケイト・フォックスの人気で「シャーロット」名が人気になっていて、そこに英国王女の誕生もあってダントツになったのかなと思っていたんですが、そうでは無くてやはり英国王女の誕生で一気に人気投票で伸びたようですね。それまでは、テニスの錦織圭選手の「ケイ」が一番人気だったそうですから。

で、猛反対される理由までは書かれていないのだけれど、恐れ多くも英国王女のお名前を猿なんかに付けるのはけしからん、と言うところでしょうね。でも、それだったら日本を代表するテニスプレーヤーの名前を「猿なんかに付ける」のは問題無いのか? だれのどんな名前だって同じ理由で「ダメ」にならなきゃおかしいですよね?

あるいは、この名前を付ける動物が、猿では無く、犬とか猫とか、あるいはそれこそパンダとかコアラとか、「人間を卑下する例えにならない種類の動物で、何となく可愛くて人気のある動物」の子供だったら、こんなに反対意見が集まるのだろうか。その場合でも、「恐れ多くも英国王女のお名前を動物に付けるのはけしからん」と反対するのだろうか。

お目出度いこと、うれしい事、ありがたいこと、そう言うポジティブな事であれば、それにあやかりたいというのは普通の感情。この動物園でも、毎年最初の赤ちゃんざるには公募で名前を付けるという事を既に何年もやっていたわけだから、たまたまタイミング良く誕生した英国王女の名前が人気になるのも普通。動物園側が英国大使館経由で問い合わせたところ、ノーコメント(非公式)だけど動物園側の判断を尊重する、王子も王女も気にしない、という極々普通の大人の対応。これで、無責任な外野のノイズは排除できるわけで、個人的には、是非堂々と「シャーロット」の名前を名乗って欲しいですよね。

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