2015年5月1日

中国向けエントリーポイント

先月末に発表された、中国南方航空による中国4都市から静岡空港への定期便開設のニュース

既に、武漢とセントレア/静岡に交互に就航する話しは発表されていたけれど、さらに5月に南寧線(月、金)、6月からは長沙線(月、木)と鄭州線(火、日)と、一気に4路線に拡大。武漢線が火、金、土なので、水曜日以外は毎日どこかの機体が飛んでくることになります。全部合わせると、週9便、年間で座席数で12万7千人、搭乗率を考慮すると10万人くらいの輸送力になるらしい。

昨年度の国際線登場者数は24万人強で、そのうち中国からの乗客は7万人弱とのことだから、この路線拡充だけで倍以上に増加することになります。
現在の静岡空港に就航している国際線と、今回の4路線を合わせると、静岡離発着の国際線は9路線と倍増。ソウルと台北以外は中国国内の都市だから、ちょつと異常な感じもします。記事の中でも触れられているけれど、国際戦ターミナルの拡充を、かなり前倒しで行わないと追いつかないんじゃ無いだろうか。そのうち、国内線利用者数よりも国際線利用者数が多いという、地方空港としてはちょっと異常な状態になりそう。それはそれで、お荷物と言われた静岡空港が生かされるからいいのだけれど、それに追いつくだけの設備投資や回りの環境整備も必要。ただ、2020年のオリンピックまではこの状況が続くとしても、それ以降の需要をどうするかも考えないと、投資も無駄になりそう。いずれにしても、地域経済の活性化のためには是非このチャンスを生かして欲しいところですけど。

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