2015年4月17日

リニアとチューブ

今年からいよいよ建設が本格化する、東海道リニア新幹線。その実験線での試験走行で、これまでの記録を塗り替える高速走行記録590kmを記録したという記事。さらに来週には600kmの記録更新を狙うというのは、かなり技術的に自信を付けてきた証拠なんでしょうね。ただ、正式なリニア新幹線の運用速度は、確か500km一寸だったはずで、実際の運行でここまでの速度を出すことは無いんでしょうけど、それだけ安全係数を取っているということなんでしょう。でも、今の東海道新幹線が、当初は220kmでの運用から、今は285kmまでスピードアップしているので、リニア新幹線もそうなることを期待しましょう(笑)。

ところで、数日前の記事でアメリカや中国が時速1,000kmを超えるような、真空状態のチューブ内を走るリニアモータートレインの記事が出ていましたが、これは以前中国で時速4,000kmを超えると言う記事でも出ていたもの。アイデア的には、SFの世界ではもう使い古された技術ですが(笑)、確かに空気抵抗がなくなればそれだけの高速走行も可能なんでしょう。でも、時速1,000kmはともかく、音速を超える時速4,000kmって中に座っている乗客に影響が無いわけが無い気がするんですが。さらに、その高速故に線路の形状も出来るだけ直進にする必要があるわけで、それは上下の購買もそう。となると、ほほ直進線形のレールで繋がないといけないわけで、どの様に土地に作るかで難しさが大きくなる気がします。アイデアとしては面白いけれど、実際に作るとなるとリニア新幹線の何十倍もの難しさがあると思いますけど、中国だったら「えいっやっ」でやっちゃうんだろうな。

まっ、生きているうちに是非にリア新幹線が開通して、一度は乗車してみたいですね。

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