2015年4月15日

アシアナインシデント

昨晩広島空港で発生した、アシアナ航空機の滑走路接触事故。報道されている記事をまとめると、どうも空港付近の天候が悪く、着陸直前にかなり機体が揺れる状態だったらしい。その為に、着陸直前に多分機体が急落して、滑走路手前のILSに接触、そのまま体制を崩して滑走路に設置して停止、と言うような流れらしい。軽傷を負った人も多く出たようですが重傷や死者には至らず、また火災などの大惨事にもならずに、不幸中の幸い。これから詳しい調査が始まり、原因究明もされるでしょうけど、この広島空港、山の中にある空港で、富士山静岡空港同様霧の発生や風の発生も多いようなので、やはり立地的に不利な状況なんでしょうね。

気になるのは、この事故に遭遇したのが、暫く前に色々トラブルのあったアシアナ航空。さらに使用機材は、やはり最近色々あったエアパスのA320と言う事で、直接の関係は無いのだろうけど一般ユーザーとしては、どうしても連想して関連づけしてしまいますよね。今朝の広島空港へのフライトは、ほぼ「欠航」となっていて、午後の便では様子見みたいな表示のものもありますが、多分今日一日は事故調査で滑走路は閉鎖だろうし、明日以降も事故機の移動にどれだけ時間が掛かるかで閉鎖期間が延びるかもしれませんね。

広島の場合、近隣に空港もあるし、新幹線も停車するからまだ良いけれど、例えば沖縄の那覇空港でこんな事故が発生したら、本当に孤立してしまいそう。まぁ、そう言うこともあるから那覇空港は第二滑走路を増築しているんだろうけど、だからといってどこの空港も予備の滑走路を準備出来るわけでも無いし。

今朝のニュース等を見ていると、天候は雨模様だったようだけどそんなに気流の状態が悪かったわけでは無い様子。空港の滑走路は東西に延びていて、西側からにはILS IIIbが設置されていて自動での着陸も可能なのに、今回の様な東側からの進入にはその設備は無いので、マニュアルでの着陸になるため、もしかしたら操縦ミスの可能性もあるかもとのこと。韓国からだと、西側(RW10)からの進入の方が楽だと思うので、何か天候理由があったのかもしれないけれど、仮に操縦ミスとなると、また違った議論が生まれそうですね。

今週末はAMC Diamond達成のため最後のフライトがありますが、どうか安全でトラブル無く完結することを祈るばかりです。

0 件のコメント:

コメントを投稿