2015年3月31日

トルコ風呂

40代後半くらいから上の世代だと「トルコ風呂」と聞くと「にゃっ」とするんじゃ無いでしょうか。今で言う「ソープランド」の事で、昔は「トルコ風呂」と呼ばれていたものが、トルコ国からのクレームあって1980年代に名称が変わったもの。元々トルコにある「ハマム」が元で、現地では男性の垢すり役が公衆浴場に居て、その人が男性のお客にサービスをしていたもの。それが日本では、女性が色々とサービスするもの。形式は似ているけれど、内容は全然違うわけだから、「トルコ風呂」なんて呼ばれてトルコ国も嬉しいわけでは無いだろうなぁ。

で、そんなもう死語に近い「トルコ風呂」が久しぶりにメディアに登場してビックリするやら懐かしいやら(笑)。もっともその内容はそんなお気楽なものじゃ無くて、ベトナム戦争当時、ベトナムに派遣されていた韓国軍兵士のために、サイゴンに「Turkish Bath(トルコ風呂)」と呼ばれる慰安施設を設けて、そこでベトナム人女性にサービスさせていた事が、米公文書に記録されていて確認されたという記事。日本に対して、太平洋戦争中の所謂慰安婦問題で相変わらずしつこい韓国ですが、その後発生した朝鮮戦争時代には「第五種補給品」として慰安婦を提供していたことは既に知られていて、それに関して日本に対して同様に韓国内でも当時の慰安婦の人達が裁判を起こしたけれど、何故かこちらの慰安婦問題は裁判所もけんもほろろな対応。あれだけ太平洋戦争時代の日本を批判しつつ、それと同様の事を国内戦争である朝鮮戦争時代だけで無く、その後のベトナム戦争でも行っていたと言う事をどう説明するんでしょうね。と言うか、今の韓国でもそう言う性風俗のビジネスは盛んなことを考えると、本当に彼らは真面目に慰安婦問題を理解して考えているのか凄く疑問。

残念なことだけれど、戦争当時はそう言うことも仕方の無い時代だったし、そう言う事でもして家族なり子供なりを養うしか無い時代だったわけですし。時代は少し違うけれど、日本のみならず世界中でブームになった「おしん」にしたって、番組自体は感動的だけれど、ちょっと見方を変えれば「児童虐待」「人身売買」とも言えるわけですから、一つの見方で全て説明解決出来るわけでもない。残念ながら、過ぎ去った過去をもう一度やり直すことは出来ない訳で、今を生きる自分達が出来るのは、そう言う過去に学んで今をさらには未来をより良くしていくしか無いわけですよね。

韓国国内や米国などに「慰安婦像」を立てている韓国の団体に置かれましては、是非このベトナム人女性の事も、その像の中に含めて欲しいところです。絶対やらないだろうけど(をぃ)。

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