2015年3月17日

乗客の成りすまし

香港発のアシアナ航空機で、乗客の入れ替わりがあったという記事。国際線の登場直前には、ボーディングパスとパスポートの確認が行われますが、時間も限られていることも有りそんなに正確にチェックしているようには思えないので、よほど名前の綴りなどが違わない限りは、同様の事があってもおかしくないですよね。一寸情けないのは、入れ替わりが発覚したのがLCC側で、アシアナ航空の方は見逃していたこと。LCCだからチェックが甘いとは言わないけれど、大手の方が手続きがおざなりというのは困りますよね。

国際線登場時にはパスポートの確認なんかもあるけれど、国内線なんかはボーディングチケットの正統性をゲートで確認するだけだから、こちらは幾らでも人間の入れ替わりが可能。そう言うことを利用した推理小説なんかもあったような記憶がありますが、登場者確認って今後必要になるんでしょうか。新幹線などでは個人名での特定をするほどでは無いけれど、航空機は何かあったときの被害が大きいから登場者名簿を毎回確認しているわけで、その趣旨から言えば免許証とかパスポートとか、何らかのID確認は国内線と言えども必要なんじゃ無いかと思いますねぇ。USの空港だと、国内国際線に関わらずセキュリティチェックを通過するときに免許証等IDの確認も行われますが、今後は日本でもそう言う手続きが必要になるかも。というか、やっぱり必要だ四なぁ、セキュリティゲートでの確認って。

最も、そこを通過した後でも、制限区域内で待ち合わせをしてボーディングパスを交換することは可能ですからねぇ。考えてみると、本人確認の厳しさと、実際にそれが効力を発揮しているかは、かなり乖離があるように感じます。まぁ、安全確保は最優先だけど、だからといってさらにセキュリティチェックが厳しくなったり、手続きや確認作業が面倒になるのは、今以上になるのは勘弁して欲しいところです。いずれにしても、まぁ余計なことをしてくれたな、と言うところでしょうかねぇ。

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