2015年1月31日

過剰反応では?

先日、半分冗談で「宝くじBIGだって五島(こっちが正しいのね?)さんと言っているぞ」と書いたら、本当にBIGのCM中止になっちゃいました。同性の主人公に、「締切迫る」が拙いと判断されたようですけど、やっぱり一寸気の回しすぎの気がする。でも、継続したら下でいちゃもん付ける人がいるんだろうな。で、そんなことよりも「官邸前ディスコ化計画」とか言って、脳天気にディスコしていれば開放される、平和が戻るとか考えている人の方がよほど不謹慎じゃないのか? 本当にそう思っているなら、広島・長崎の記念式典とか、戦没者通当集会とか、そう言う場所でも同じ事をやってみなさいよ。それに、のこのこ出かけていく政治家もどうしようも無いけれど、彼女の場合は主宰者の一人が旦那さんだから言ったのか、元々何も考えずに言っているのか、多分両方何だろうけど。国会開催中なんだから、真面目に仕事しろよと小一時間。

ISILが公開した画像をコラージュして配布することに「ふざけている」と批判があったけれど、あれはあれで相手の武器を逆手にとって効力を減少させる事もあるので、やり方とか内容には注意しないといけないけれど、一寸カウンターアタックとして面白いなと思いました。こっちの集会も、静かに無事を祈るとか言うならまだしも、ディスコで激しく楽しく何言うのは、一番イスラム教の教えから反するんじゃないのか? 単に衆目を集めれば良い、自分が良かれと思えば全て正しいと思う、傲慢さすら感じる。CM中止の過剰反応もどうかと思うけれど、こういう身勝手な鈍感さの方が、もっと腹が立ちますね。

NRT-HNL-LAX (4) - HNL-LAXホッピング (1)

36番ゲートに来ると、平日水曜日の出発だからでしょうか、それ程の混雑でもありません。ただシートマップを見ると、GlobalFirst、BusinessFirstは満席、通常のYが90%位埋まっているのに、Y+は20~30%位という変則的な状態。だから何度か機内放送で、Y+は空席があるけど追加料金払わないと座れないよとアナウンスしていましたが。

私の隣には中華系と思われる夫婦が座りました。ただ、話している言葉が中国語とは一寸違う感じで、もしかしたら東南アジア在住の華僑の人かも。私の隣にはご主人が座ったんですが、一寸コロンの匂いがキツくて「をぃをぃ、ここでもかよ」と小一時間。通路を挟んだ反対側には、20代OL風の日本人女性が座っていたんですが、ウェルカムドリンクを零したりと出発前からちょっと大変そう。この二人にはこの後少々悩まされることになります。

定刻通りに出発、食事の時間。最近は短いホノルル線でも、北米大陸線同様主菜の選択肢が四つ(牛、鳥、魚、和食)あり、ちゃんと前菜から食後のチーズに山盛りアイスまで出されてビックリ。以前(3年前)はもう少しコストダウンしていたと記憶しているんですが。で、隣のご主人、このチーズセレクションで臭いチーズをてんこ盛りにもらって食べるんです。コレまでも隣でチーズを食べる人と同席したことはありましたが、これほど匂いがキツいのは初めて。何が違うんだろうか。正直、ハンカチで鼻を押さえたくなるくらい。座席をフラットにして自分の位置を下にしたら、少しは臭いから逃れられるかと思いましたが、それでも暫くは大変でした。

この日は一寸調子が悪かったので、食事も一寸摘まむだけだし、ナイトキャップももらわずに直ぐに座席を倒してうつらうつらし始めます。回りの食事も終わり、機内の照明も消えた頃、突然まばゆい光で目が覚めます。通路を挟んだ隣のOLさんが天井にある座席用の照明を点灯したようで、たまたまなのか寝ている私の顔の所にその照明がほぼダイレクトに当たります。実はこのOLさん、水平飛行に入ると直ぐに寝てしまい、食事の時も最初の前菜のプレートが出たまま手を付けない状態でした。で、回りの食事が終わってから目が覚めて食べ始めたらしくて、それで電気を付けたようなんですが... 仕方が無いので寝返りを打って反対側に向いたけれど、今度はそのうちに自撮りを始めたらしく、何度もシャッター音が。

そんなこんなで何度か少し目が覚めるものの、うつらうつらしているうちに到着壱時間前のリフレッシュメントの時間となり、それで本格的に目を覚ましました。選択肢無しのフルーツプレートで、シリアルの小皿も付いているのに何故か牛乳は無し。隣の中華系ご夫婦は、そのままシリアルをつまんで食べていたけれど、良いのかUA? ちょっと不思議な配膳でした。

Honoluluには定刻より早めに到着。元々早朝の到着便なので、入国審査もガラガラ。今回は、この後LAXへ移動するというので、なんでLAX行くのと審査官に聞かれてしまいました。まさかマイル修行と言うわけにもいかず、「友人に会いに」と答えると、それで納得してくれて入国のスタンプを押してくれました。この後、預けている荷物をピックアップして通関を抜けるわけですが、バゲッジクレームでキャリーバッグをピックアップして通関の係員のいる所に向かおうとすると、目の前に「荷物最預け入れ」と英語、日本語等で書かれたブースがあります。ここで一寸混乱。これまでの経験だと、通関を抜けてから再び荷物を預けるのに、ここではその前に預けるの? でも、その場合は通関の書類はどうなるんだろう? 一寸混乱してその場所でどうしようか考えていたら係員が声を掛けてくれたので、斯く斯く然々でLAXまでこの荷物をスルーチェックインしてあるけれど、ここで最預け入れしていいのと聞いたら、"Yes"と即答。じゃぁに持つもないのにこの通関書類はどうするのかと聞いたら、先の係員に渡せとのこと。正直半信半疑でキャリーバッグを渡して、そのまま係員に書類を渡したら、何の問題も無く通過出来ました。以前、今回の様にHNLで本土便のそのまま乗り継ぐときは機内持ち込み荷物だけだったので今回が初めての経験でしたが、こういうルールの所もあるのかとビックリして感心してしまいました。確かにバゲッジクレームでピックして直ぐに預けられるのは楽で良いけれど、これまでの経験とは逆のプロセスには驚きました。(続く...)

2015年1月30日

スカイマーク

スカイマークが会社更生法を申請して、既存の路線も統廃合するというニュース。A380のキャンセル騒動からおかしくなり始めて、それでもANA/JALとの共同運航が始まれば何とか持ち直すかなと思っていたのでちょっとビックリ。運航はコレまで通り継続するという事だけど、やっぱりANAの系列に入るしかないのかも。しかしANAもいろいろな会社を抱えているなぁ...

まぁ、これも競争社会の定めなので仕方ないけれど、ANA/JALに対抗する第三勢力としてはもう少し頑張って欲しいですよね。ただ、LCCの存在がますます顕著になってくるだけに、スカイマークとしても大手よりも少し安いと言うビジネスモデルだけでは生存は厳しいので、何か別の方策を考えないと。

三店方式

朝鮮総連本部ビル売却の件。まんまパチンコの「三店方式」じゃないですか。これが通るなら、何でもロンダリングし放題じゃないのか? 流石、パチンコだけに朝... (以下自粛)

結果的に、拉致被害者の問題も相手からの進捗がないわけでずっと停滞している以上、それに対しての精彩とは言わないけれど不快感を見せるべきでは。今回の場合も、買収する不動産会社が明らかにされていないけれど(実際には分かっているんだろうけど)、本当に資金があるのか、どう言う資金の流れなのか、ちゃんと明らかにしないと。仮に鵜飼い資金で間接的に元に戻るのであれば、元々の精彩の意味も無くなるわけですし。一兆円以上の税金が朝鮮銀行に投入されていて、その返済すらされていない状況で、多少の出費は発生したかもしれないけれど、一番の原因が正されないのは、その税品の一部を払っている一人として納得できませんね。

NRT-HNL-LAX (3) - Honoluluへ

今回の旅行は珍しく平日水曜日の出発。しかもフライトも夕方遅めの18:50成田発と言う事で、お昼前に自宅から浜松駅にバスで出て、お昼を近くのデパ地下で調達し、ゆったりと品川駅に向かいます。時間はたっぷり有るので、今回もこだま号グリーン車の早割を購入。これ、三日前までの購入とか制限はあるけれど、+300円で利用出来るので、時間に余裕がある時は凄く楽です。

さて、ひかり号を利用すると品川駅でのN'EX接続は17分位の余裕が有るのですが、今回こだま号利用だと接続時間は10分。でも、新幹線ホームを新横浜方面に戻り、南連絡口から出ると、直ぐにN'EXも走る創部快速線ホームなので、全く問題無く接続出来ました。N'EXの前に千葉行きだったかな、快速があったのですが、それにも間に合うくらい。
成田到着は15:30頃。ここで、これから暫く不要となる冬用のアウターをキャリーバッグに移したり、機内持ち込みするデイパックとキャリーバッグで荷物の入替を少ししてからUAのチェックインカウンターへ。キャリーバッグは預け入れてして、HNL経由のLAXまでスルーチェックインするため。

今回、NRT-HNLとHNL-NRTは別チケットだったんですが、同じUA同士だから問題無いだろうと思ったら、カウンターでGSの女性スタッフが何やら端末をチャカチャカ操作しています。他社便とか他社アライアンスだと無理かもしれないけれど、同じ会社同士だから揉んだ無いだろうと思ったら、結構面倒なのかも。しばく端末を操作して、結果的にはLAXまでスルーチェックイン出来たんですが、予想以上に時間が掛かりこちらが恐縮してしまい「お手数お掛けして申し訳ありませんでした」とついお詫びするくらい。もちろんGSの方は、「いぇいぇ、そんなことはありません」と言ってくれましたが。

身軽になったので、そそくさと出国することに。セキュリティゲートの端、搭乗員ゲートの横に、アライアンスの上級会員向けの入口が出来ていたのでそこから入りましたが、この時間帯ガラガラでどこから入っても問題無し。混雑しているときには、多分一つ専用にセキュリティゲートをアサインするんでしょうね。まぁ、次回利用するときはAMC Diamondになっているはずだから...(えっ?)。出国審査場も待ち時間ゼロで抜けられました。

もともと33番ゲートの予定だったのでUnited Clubに入るつもりが、当日の変更で36番ゲートに変わったので、いつものようにANA Loungeに。時間帯的に混雑していましたが、一番奥の仮眠コーナー横の席が空いていたのでそこを確保。でも、食事を取りに行っている間に、手前の席が空いたのでそちらに移動しました。が、この一角、インド系の皆さんで埋まっていて、コロンの匂いがキツい... 失敗しました... まぁ、もう暫くしたらANAのデリー行きが出るから、それまでだろうと思っていたんですが、どうも違うフライト利用のようで結局私の方が先にラウンジは出ることに。

暫くしたら、背中側の反対側の席に日本人ビジネスマン4人が来て座ったんですが、この4人が喋ること五月蠅いこと。一人はずっと仕事関係の携帯を掛けっぱなしで、しかも一寸声が大きいから話している内容が丸聞こえ。さらに私の丁度背面に座った二人は、何か仕事の話をしているんですが、これも声が少し大きいので内容が丸聞こえ。全く異なる業種の私なので、聞いていてもそのまま聞き流していましたが、あれ、たまたま同業者だったら結構不味いんじゃ無いという話だったような気がします。海外展開の内容とかも含まれていたので、同業者以外でももしかしたら「なるほど」と思ったかもしれない。

そんな、ちょっと居心地の悪い状態でもあったので、少し早めにラウンジは出て、本日の搭乗ゲートに向かいました。(続く...)

2015年1月29日

立場が変わると

ISILの人質交渉ですけど、色々なニュースや情報番組を見ていてよく理解出来ないのが、申し訳ないけれど同じくISILの捕虜になっているヨルダンのパイロットよりも優先して後藤さんが開放されると思っているのだろうか。勿論、同じ日本人として後藤さんもそうだし、それ以外のヨルダンや他の国の捕らわれている人達は一刻も早く解放されるべきだけど、当然相手もそれで理を得ようとして色々な宣伝戦をしているわけだから、彼らの中にも優先順位はあるだろうし、お金や武器などの実利も得ないといけないでしょう。

その中で、少なくとも日本人の後藤さんに関しては、何かそう言う実利を得ると言うよりは、世間に対してのデモンストレーション的な意味の方が大きいと思うんですよね。期待していないけれど、例えばそれで対ヨルダンとか対シリアとかの交渉で有利になれば御の字。有利にならなくても、少なくとも世間の注目は集められる。それと、今のヨルダンの立場を日本にして、日本以外の国の人が捕らわれていて、それが日本(=ヨルダン)との交渉でどうにかなるとした場合、日本として、同じく捕らわれている日本人捕虜(=ヨルダン軍パイロット)に優先して取り戻さなければいけない人物って、どれだけの重要度があれば日本人(=ヨルダン人)は納得するのだろう。例えば、それが相手国の首相とか総理大臣クラスの人物なら、日本人捕虜に優先してそちらの人物奪還を実行しても、日本人として納得できるだろうか。多分納得しないんじゃないだろうか。相手がどうあれ、日本が交渉の重要なピース(=ISILの爆弾テロ犯人の女性)を持っているのであれば、それは先ず自国民救出に使うべきと考えるのが普通では。幾ら日本がヨルダンに支援しているからと言って、幾らヨルダンが親日国だとしても、やはり自国の捕虜、それも空軍のエースパイロットとして人気のある人物に優先して奪還することを自国民に納得させるとしたら、多分無理じゃ無いかと思う。

勿論、多くの人もそう言う優先順位は理解しているけれど、まだ状況が膠着している時点ではなかなか表に言えないでしょうね。日本としても、捕虜交換以外の可能性も含めて裏で交渉しているんだろうけど、厳しいでしょうね。殆ど不可能だけど、もし可能性があるとすれば、日本国内でISILの重要人物が幸運にも逮捕されて、その人物との交換というのであれば、他の国に迷惑を掛けずに日本としても有利な交渉が出来るかも。それでも、その重要人物が今度は別の国で何か事件を起こしたら、その時はその時で日本の責任が言われるのだろうけれど。

世界は、そう言う冷たい方程式で成り立っていることを理解しないといけませんね。人命が関わるほどでなくても、国際ビジネスの世界だと、似たような話は幾らでも生まれますし。

AMC Platinumまでの予定

自分の悪いクセで、「やる」となったら一気に予定を立てないと済まない性格。2月中旬までは色々用事があり修行する余裕が無いため、スタートはその後二月下旬からとしました。色々な修行僧の皆さまのログを参考にして自分なりのプランを立てましたが、勿論安く回るのが前提だけど、出来るだけ早くDiamondステータスを取得したいので、今回はコストよりは出来るだけ一度に距離を稼いで行く方針を決定。その為には、プレミアムクラス利用が前提になるので、今回株主優待券を準備しました。路線によって、プレミアム株主優待券よりもプレミアム旅割28の方が安い場合もあるので、その時々で使い分ける予定です。あと、国際線利用の場合のポイント獲得率は良くないので、先ずは国内線だけで修行予定。

二月の予定は、まずは典型的な修行コースである、OKA-CTSを入れた日本一周パターンを導入して回ろうと思ったんですが、OKA-HND(NH1694)を那覇で捕まえるためには、羽田発は08:40位までのフライトを捕まえないといけません。これは浜松から出かけると始発の新幹線を捕まえても厳しい。それならばと、セントレア発のNGO-OKA便(NH301)を見てみると、こちらも出発時刻は羽田発と同じくらいですが、下りのこだま号始発を捕まえると何とか間に合いそう。そこで、NGO-OKA/-CTS/-HNDと言うルーティンが一回目の経路。このルートは木曜日に有休取得をして入れたので、羽田到着後は都内に宿泊して翌日金曜日には出社です。

金曜日に再び都内に宿泊して、翌日土曜日には朝からHND-OKAの往復が二回目の経路。夕方の新幹線で浜松に戻らないといけないので、早朝のフライトでの往復。最初はSPG系列の宿泊カウント稼ぎで横浜Sheratonに予約を入れたんですが、朝早いことと物は試しと金曜日の夜の宿泊は、羽田空港第二ターミナルのエクセル東急に予約を入れてみました。ANAの入っている第二ターミナル直結なので、早いフライトでも便利ですし。

翌週末は、今度はOKA-SDJの往復。金曜日の仕事帰りに都内泊をして、土曜日は朝からHND-OKA/-SDJのフライト。夕方仙台に到着して、この日は仙台泊。丁度SPG系のWestin仙台があるので、ここでSPGのステイカウントも稼げます。でも、ここ高いですねぇ。頻繁には使えないかも。ここまでで2月の修行は終了。ここまでて2月の3回は終了。2万ポイントに一寸足らない状態。

翌日からは3月のルーティングで、まずはSDJ-OKA/-HNDと逆ルートで戻ってきます。その週末には、土曜日に都内で夕方から大学時代の集まりがあるので、その前に朝からHND-OKAの往復修行(5回目)。この旅程完了で、30,000プレミアムポイントを超えるので、まずはAMC Bronze到達。ここからやっとボーナスマイルが付くようになるので、少しモチベーションが上がるかも(笑)。

翌週3月12日の木曜日には、丁度OKA-CTSのプレミアム旅割28が1席残っていたので、速攻で予約を入れて、NGO-OKAとCTS-HNDを別々に発券(6回目)。翌週木曜日にも同じようにNGO-OKA/-CTS/-HNDのフライト(7回目)。翌日金曜日は仕事ですが、夜は羽田のロイヤルパークホテルに宿泊して、早朝のHND-OKA/-HNDの往復修行(8回目)。これで50,000プレミアムポイントを超えるので、取りあえずAMC Platinum達成です。

先日プレミアムクラスの料金システムが変わって値上がりしたので、最初予定していたときよりもコスト(獲得プレミアムポイント÷料金)は、ここまでで11.76円/Pointと少し高め。100,000ポイントで1,107,600円の予想です。3月の最後にもう一回り入れるか、4月に再び集中させるかは未定ですが、可能ならば4月5月で残りのポイントを獲得してAMC Diamondを達成したいもの。と言うのも、7月以降はUAでのMP 1K修行も兼ねてUSに行く予定なので、その時にAMCのステータスを利用したいですし、場合によってはAMCのポイントを利用してANA便のアップグレードも利用したいとも思っているので。自業自得ではあるけれど、忙しい日々が続きそう(笑)。(続く...)

2015年1月28日

変なホテル

ハウステンポスが実験的に開設するという「変なホテル」。チェックインやポーターサービス等を自動化したり、アメニティ等も限定。さらに宿泊料金は、上下限を設定してオークション方式で決めるという仕組み。まだ「実験段階」と言う事で、価格設定も少し高めとのことですが、スペースを究極的に効率化した所謂カプセルホテルと比較して、スペースは出来るだけ維持したまま、ホテル運用業務を徹底的に効率化したこのホテルは受けるだろうか。

私は殆ど宿泊する事は無いけれど、街中のビジネスホテルでも今回の価格設定よりも安いケースが結構あるんじゃ無いだろうか。ハウステンポスに隣接するという立地条件を考えても、もう少し頑張らないと厳しいかも。一方で、折角ハウステンポスに来たからには、勿論安いには越した事は無いけれど、それなりのグレードであって欲しいという顧客の希望もあるだろうし。飛行機のLCCの場合、以下に長く機体を飛ばしているかで収益分岐点が決まりますが、このホテルの場合はどうだろう。ホテル単体で稼働率を上げることは勿論、複数の施設を展開して調達コストとかメンテナンスコストを下げる努力が大変そうですね。

NRT-HNL-LAX (番外編1) - 飛行機は来るのか?

準備を着々と進めて、今日は出発の日。お昼頃の新幹線で成田に向かいますが、心配なのはフライトスケジュール。N.Y.を中心に東部に記録的な大雪が続いていると言う事で、周辺の空港は勿論公共交通機関が軒並み停止中。うちの親などはテレビでN.Y.の不不義の映像を見ながら、「あんたが行くハワイは暖かいから大丈夫だね」と言うものの、そうも行かないかも。今回利用する、UA880(NRT-HNL)は、本日の午後にUSから飛来して、成田で折り返してHonoluluに向かう物。で、この機体がどこから来るかというと、IAD(Washington DC)なんですよね。そのまた前は、中東のDubaiから来る物で、IADには少し遅れた物のちゃんと到着しているので大丈夫だとは思うけれど。

昨日火曜日の成田空港では、NYC行きとORD(Chicago O'Hare)行きがキャンセルになっていました。今朝の時点ではキャンセルにはなっていないようで、今日出発のANAのJFK行きも2便とも今のところ定刻出発になっています。IADはNYCの結構南になるのでそれでも大丈夫かなと思いつつ、今日のフライトがトラブル無く行くことを祈りながらの出発です。やれやれ...

2015年1月27日

量が拡大すれば質が薄まる

今更な話ですが、まぁこういう程度の低い人間が国会議員になれるんだから良い時代です。振り返ってみると、旧社会党の「マドンナ旋風」の頃から、小泉郵政改革に、民主党政権と、大きく国会の構成が変わるときには、どうしても「変な人」が紛れ込んでくるように見られます。大体、twitterとかfacebookとか、使い方を間違っているよね。自分の憂さ晴らしのツールにするなら一人でやってくれと小一時間...

先日も山本太郎議員がtwitterで「2億ドル不払いで人質解放を」と安倍総理宛にtweetしたらしいけれど、それ正しいプロセスを踏んでやれば、その意見には賛成しないけれど、活動としては受け入れられるけれど、tweetするだけ、facebookに書き込むだけで相手に意見したと思っているとしたらとんでもない誤解。宜本喜劇のネタじゃ無いけれど、散々偉そうなことを言って「今日はこの辺で勘弁したる」とやっているような物じゃ無いかと。

どこまで相手のISILが計画していたのかは分からないけれど、今回の事件だって人質事件自体は昨年に発生していることだし、多分その頃から安倍総理の中東訪問の予定は出ていただろうから、それに合わせて一騒ぎ起こすことで衆目を集めることが相手の目的でしょう。だから、直接的には何か金銭的な譲歩とかそれ以外の譲歩があれば御の字だけれど、間接的に自らが世界から注目されて、勝つ日本国内がバラバラになることで今後の活動がやりやすくなれば当初の目的は達したと思っているのでは。だから、政権に対して同行じゃ無くてISILに対して意見するなら、まだSNSの使い方としては分かるけれど、単に自分のはけ口に使うだけではみっともない以前のどうしようも無いと言う感覚しか浮かびません。

ああいう人達は、ある意味「ミニISIL」みたいなもので、無意識に注目を集めたがるし、その為には自分自身を大きくアクティブに見せないといけないと思っているから、そういう部分もtwitterの短い文章の中にも現れますよね。今回は流石に親分からも「静かにしていろ」とお灸を据えられたみたいだけど、こういう性格は止まらない物だから、一寸何か変化が生まれると、また同じような事をこれまで以上の規模でやらかすんじゃ無いだろうか。それはそれで自滅してくれるなら、日本の平和のためには少しだけ役立つのかもしれない。

「格安」の意味

SONYのフラッグシップスマートフォンXperiaを、イオンが自社の「イオンスマホ」で販売するという記事。記事全体を読んで受ける印象だと、業績不振なSONYのスマホ事業がとうとう「格安スマホ」にまで落ちてきた、みたいな感じ何ですが、それは一寸誤解を招くかな、と。

まず、今色々な会社や販売店が販売している所謂「格安スマホ」。確かに、スマホ本体を販売しているケースでは、海外のSIMフリーで価格が安いスマホ本体を使うことが多いわけですが、元もそれらはそう言う値段で販売されているわけで、日本メーカーの高機能高級スマホと比べてセグメントが異なる商品。例えば何千万もするようなスーパーカーや超高級車を「標準」と見てしまうと、レクサスだって「格安乗用車」になってしまいます。さらに、「格安」なのは通信費様なわけです。つまり「格安(通信費用)スマホ」と掛かるのが正解では。

とは言っても、SONYとしてもXperiaの在庫を抱えているだろうから、一気に何万台とはけるだろうこういうビジネス刃渡りに船だろうし。SONYとしては単に本体だけで無くSo-netとの抱き合わせで提案していると言う事なので、ビジネス的には販売後のうま味も期待出来るし。大体、本家の例えばdocomoなんかだって「MNP割引」みたいな感じで、特定機種の価格を0円にしたりもしているわけですから、すでに「格安スマホ」は本家でだって登場しているわけですし。

良くも悪くも市場が混沌としてくると新しい仕組みや製品が生まれる可能性も高くなるわけで、SONYに取っては厳しい状況なんだろうけど、ユーザーにしてみたらここからさらに面白いビジネスモデルが生まれることを期待しています。

2015年1月26日

NRT-HNL-LAX (2) - 準備開始

あっと言う間に、今年最初のフライトが明後日に迫ってきました。前回の渡航は11月のHND-SFOのフライト。本当は12月末にも49ERS観戦に行く予定を都合でキャンセルしたので、約3カ月ぶりのフライトになります。さらに、Hawaiiは3年振りになります。随分行ってないなぁ... 昨年2014年は直前とちょっと都合が悪くなりバタバタしましたが、今年は何とか予定通り出発出来そうです。

今回は今週水曜日に出発して日曜日に帰国という5日間(実質4日)の短い旅行のため、荷物の量はいつもの半分くらい。最初はキャリーバッグにいつものようにパッキングしてみましたが、バッグの半分どころか1/3位。これなら機内持ち込みのバッグにしようかとも思ったんですが、今回NRT-HNLの往復チケットとHNL-LAXの往復チケットを組み合わせて、今月で期限が来るGPU/RPUを少しでも消費するため、往路はHonoluluで乗り換えてNRT-HNL/-LAXと水曜日中に移動します。Honoluluでの待ち時間が6時間以上あるので、機内持ち込みの大きなバッグを持ってウロウロしたくないしということで、当初の方針通りキャリーバッグに入れてチェックインすることに。成田を出てから戻るまで不要となるアウターも、最初は空港で預けることを考えていましたが、今回はスカスカのバッグで移動するので、成田でバッグに入れて移動することにしたので、丁度良いですし。これでLAXまで往路のスルーチェックインすれば、Honoluluでバッグは直ぐに預けられるので、デイパックの手荷物だけでDowntown移動して時間潰しも可能になります。ただ、それだけ軽いキャリーバッグなので、いつものように空港までの宅配サービスで送るのでは無く、当日持って移動することにしました。今回は、いつもの金曜日の出社後に出発するのでは無く、有休取得をして平日の昼間に移動するというのも理由の一つです。

成田発のHonolulu行き(UA880)は夕方の18:30過ぎ発なので、浜松からはお昼過ぎに出て行けば十分間に合います。また今回はキャリーバッグを持っての移動と言う事もあり、EX-ICを使ってこだま号の楽旅IC早特でグリーン車を利用することにしました。お昼過ぎに浜松を出発して、午後14:00過ぎに品川駅に到着。ここで、N'EXに接続して成田に向かう予定。こだま号利用なので品川駅での新幹線-N'EXの接続時間が10分しかありませんが、南乗換口を利用すれば、新幹線の改札を出た直ぐ隣がN'EXが離発着するホームなので多分大丈夫でしょう。これで15:30頃に成田空港に到着する予定で、駅ネットでN'EXのチケットも手配済み。EX-IC/Suicaでそのままスルーできるのがやっぱり大きいですよね。昔のように、券売機でチケット受取とかあると一寸無理かもしれませんね。

空港とホテル間の移動は、現地のシャトルサービスを予約。後はHonoluluでのアクティビティ予定ですけど、ちょっとJTBとかHISの現地オプションを見てみましたが、これという物も無いので、いつものようにノープランで行くことに。まぁ、今回はHilton宿泊でそれなりのプライベートビーチもあるので、のんびりするのも良いかも。今年は、もう一度くらいHawaiiに行ってみたい気もするので、その時用の下調べのつもりで今回は行くことにします。後は、現地で直ぐに使えるように、AT&Tのアカウントにお金を振り込んで置いて、自分の電話番号をActivateしておくこと。前回は羽田で飲んだくれていて忘れてしまい、慌てて現地に到着して直ぐにActiveにしましたが、直ぐにデータ通信は使いたいので成田のラウンジで先ずこの設定をしないと。出発と帰国時の日本の天気は、冷え込みが厳しくなりそうですが、取りあえず雨には遭遇しないようなのでそれも助かります。後は、急にインフルとか拾わないように注意しないと。(続く...)

自粛しないニュース

イスラム国の人事件に関連して、ナイフが登場するアニメが放送中止されたり、事件を連想させそうな歌詞を変更して放送したりという「配慮」が出ています。そう言う気遣いを否定するわけじゃ無いけれど、そんなことで放送を自粛しても、一日中ニュースや情報番組で、イスラム国の画像や動画は流されるわ、拉致された人の話はどんどん登場するは、さらに昨日は湯川氏が殺害されたと言う事で、流石にその映像にはぼかしが入っているけれど、トップニュースとしてこれまで以上に放送されています。偶然ではあるけれど、今宝くじBIGのCMで「10億円が当たったらしい後藤さんシリーズ」を流しているけれど、あれだって自粛しないと。余りに不謹慎じゃ無いか! (マテ)

ニュースや情報番組は、報道することや情報提供するのが目的の番組だから、そのこと自体は問題無いかもしれないけれど、受け取る側からすればそれがそう言う報道番組だから悲惨な内容でも躊躇無く受け入れられるかというとそうじゃない。それが同様の内容であっても、アニメとか歌詞の一部なら、さらっと流れていきますから気がつかないこともあるけれど、ああいう風に集中的に長い時間放送されたら、そりゃぁ色々な想像模してしまうし、印象としても強烈です。食事の時なんかに同様の凄惨な事件の放送があると、直ぐにチャンネルを変えたり消したりしますが、ああいう番組の方がよほど質が悪いと思う。特に、報道各社は視聴者を引きつけるために、あの手この手で情報提供してくるわけですから、場合によっては印象として強烈になる事も。報道機関として伝えないわけには行かないと思うけれど、それならそれで、時間帯を特定して集中的に放送するとかして欲しいですよね。どんどん事態が変化しているような場合には、それはリアルタイムで報道するのは仕方ないと思うけれど、同じような内容を何度も一日中繰り返すのなら、例えば朝と夜のニュースの時だけにするとか、何時から何時の間だけとか決めて欲しいですね。

直接関係しないようなアニメや歌番組の内容まで気にするのであれば、ニュースはニュースとして無駄に放送時間の長さを気にするんじゃ無くて、要点だけ、重要な事だけ伝えて欲しい。進展が無いなら、わざわざ現地から中継なんか入れないで、「昨日の夜21:00から大きな動きはありません」と一言で終わってもよい位。ニュースを「情報」と考えるなら、重複した情報や冗長な情報は「ノイズ」と同じ訳で、そう言うものをそぎ落とした物を「ニュース」として伝えて欲しい。情報番組の変に演出された「報道もどき」は、止めて欲しい。これは、今回の事件についてだけで無く、一般的なニュースに関しても同じ。前日から、朝から、一日中ずっとオウム返しのように繰り返すことが、報道だったりニュースと言って良い物なのか。「いゃ、全員が同じ認知レベルでは無いから、必要最低限の情報は伝える必要がある」と反論されることもあるかもしれないけれど、それを言い出したらどこまで遡れば良いのかという話にもなってしまいます。事件の進展だけで無く、その前の切っ掛けから、あるいは当事者の仕事やら家庭やらさらには生い立ちやら、さらには家族関係まで必要ですか? 報道・ニュースと言えどもビジネスの一部なので、視聴者満足をあげないといけないと思うから、そうなると特売売り場のオマケじゃ無いけれど視聴者に振り向いて貰えるように色々情報をてんこ盛りにしたくなるのは分からないでも無いけれど、だからといって何でもかんでも盛りつければ良いというものでは無いし。

たまにはニュースでも、視聴者のことを考えて自粛したらどうだろうか。そうすれば次の日のニュースは、これまで以上に新鮮な感じに受け取れられるんじゃ無いだろうか。

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Tower

翌日の所用のために今年2回目の滞在。この日は夜も作業しないといけない仕事があったので、ホテルに入る前に駅前のデパ地下で食事を購入してチェックイン。飲み物は部屋の冷蔵庫のビールと酎ハイで済まして、飲み食いしながらずっとパソコンの画面をにらめっこする夜でした。まぁ、こういうこともあるでしょうね。

26Fのラウンジでチェックインの時に、いつものようにレイトチェックアウトを確認されて、お昼頃にはチェックアウトするつもりと答えると、それならツインのお部屋が用意できるとのこと。但し、その場合はフロアーが変わるが、今のシングルならこのフロアーになるというので、移動するのが面倒なのと、ツインの部屋も広くはなるけれどベッドが邪魔で使いにくいので、元々のシングルでお願いしました。結果的にはこれが正解。シングルと言えども、ダブルの設定で、アメニティも二人分あったので、シングルからダブルに変更してくれたんでしょうね。

翌朝は、前回同様に遅めに朝食に出たんですが、今回は結構混雑した状態でした。そんなことも有り、軽く食べて早々に退散。その後、お昼近くまで残っていた作業を進めましだ、なかなか終わらず、結局この後帰宅してからもまだ続くことに。今週水曜日から出かけますので、何とか終わらせないと。

2015年1月25日

和モダンなホテル

SankeiBizの記事から、日本への渡航ブームに合わせてホテル業界が「和風・旅館風」にシフトしているという記事。海外からの旅行客から見ると、利便性の高いホテルで旅館的雰囲気を手軽に味わえたら、それは比重にリーズナブルだと思います。ただ、外国人観光客が旅館に対して感じる「日本的ノスタルジー」をどれだけ訴求できるか、それが課題では。

一方で老舗旅館が経営難から閉店するケースがよく見られますが、そう言う資産を上手く利用して、ホテルチェーンの別邸みたいな感じで協業できない物でしょうかねぇ。それと、付加価値を高くすると言う意味でラグジュアリー路線も良いけれど、気軽に連泊できるくらいのセグメントの旅館ホテルってダメだろうか。都心では無く、郊外で構わない。部屋のサイズやサービスはそこそこだけど、例えば露天風呂だけは豪華とか、あるいは食事は近隣の食堂と契約して好きなものを食べてもらうとか。場合によっては、部屋の「出前」も可能とか。アメリカのInn系列のホテルだと、結構部屋にピザの宅配十勝核のレストランからのデリバリーサービスのチラシが置かれていたりしますけど、ああいう仕組みでも良いんじゃ無いだろうか。

そのうち、SPG系列の神戸ベイシェラトンとか京都にオープンする翠嵐ラグジュアリーコレクション京都に泊まってみよう(笑)。

消耗品ブランド

海外からの観光客による日本製品の爆買いは、もう珍しい事では無くなりました。この種のニュースを見聞きする度に思い出すのが、30年くらい前に海外で話題(顰蹙?)になった「ノーキーツアー(農協ツアー)」。日本人が海外に出かけてブランド品を買い漁り、良くも悪くも話題になった時代。それが、今度は場所を日本に移して、海外特東南アジアからの観光客が、日本の日用品を求めて退去して押し寄せる時代に。昨年度は、円安や10月からの免税対象商品拡大等も有り、2013年度にやっと1000万人の大台に達した渡航客数が、今年は一気に30%近くも増加する結果になり、多分この傾向は今後も続きそう。

以前の日本人ブームの時は、海外のブランド品漁りが主流で、ある意味一過性の感じがしましたが、今回の場合はその購買対象が日用品であることが大いに異なるし、以前のブランド品ブームと事なり、今後も継続する可能性があると思います。その最大の理由が、それら購買対象が日々消費されて消えていく「消耗品」だという事。それまで使っていて無くなれば、当然継続して買い足しする必要があるわけで、そこが購入して所持することで満足感を得られるブランド品と事なる点。仮に免税品で購入した物が無くなっても、現地から購入してくれるわけですから、メーカーとして悪いことでは無い。さらに、日用品の単価は安いけれど、今主流になっているアジアからの旅行客は、自分用意外に家族や親類、さらには友人などへのお土産需要が半端ないですからね。結果的に、高価なブランド品を購入してくれる場合と同等かそれ以上の購買力になります。

訪日客増加のため、例えば情報発信とか簡便なWi-Fi環境整備とか色々言われているけれど、その中でも「日本品質」をちゃんと維持した商品作りという、日本人自身の為にもなる行為が重要な要素になっていることも認識しないと。結局は、日本人気質見たいものをちゃんと維持して洗練していくことが、味日本のビジネスや経済活動にとって一番重要な事なんでしょうね。そう言う点を忘れずに仕事をしないといけませんね。自戒も込めて。

「自己責任」というリスク

まだ確認はされていませんが、イスラム国に人質として拉致されていた湯川氏が殺害されたというニュースが今朝は流れています。理由はどうあれ、本人の意図を無視して行動を制限し、且つ生命まで奪う権利は誰にとっても無いわけで、そのことに関しては強い憤りを感じます。ただ、だからといって自分達が何でも出来る、どこにでも行ける、と言う理由になるわけでは無いわけで、そう言う危険リスクを回避する義務は本人にあるわけですよね。特に今回の場合は、既に紛争がエスカレートしている地域に、その地域で軍事目的のビジネスをしようという、一寸火に油を注ぐような目的で渡航していたわけですから、どれだけ危険度のリスクを認識していたか疑問を感じます。

危険のリスクと言う意味では、普通に日本国内で生活していてもあるわけで、例えば交通事故なんかは車を運転していない区手も外を歩いていて巻き込まれることもあるわけです。完全に交通事故のリスクを回避しようと思ったら、外出しなければ良いかもしれませんが、例えば道路沿いのうちなら外出しなくても車が突っ込んでくるかもしれない。道路から外れたマンション奈良大丈夫かもしれないけれど、今度はそのマンションでの火事に遭遇するリスクとか、別のリスクが生まれてきます。こじつけみたいな理由だけれど、結局は世の中には必ず某かのリスクが存在していて、そう言うリスクと折り合いながら生きていくしか無いわけですよね。

悩ましいのは、そう言うリスクの高低とそれに伴う利益(リターン)の高低が反比例していること。今回の湯川氏の場合も、戦場での軍事ビジネスと言う「ハイリターン」を狙って、あえて「ハイリスク」を犯したと言えるわけですよね。後藤氏にしても、湯川氏救出という「ハイリターン」を得るために、仕方なく「ハイリスク」を取るしか無かった。「ハイリターン」と言っても、物理的な利益というよりは、彼個人のジレンマが突き動かしてしまったという理由でしょうね。

この事件は事件として、何とかして無事に解放して欲しいと思います。一方で、「自己責任」というリスク管理についても考えさせられる事象になりました。日本国内で生活していても、怪しいお店の呼び込みに呼び込まれるのもリスク。海外の観光地に旅行していても、すりや何らかの暴力行為に遭遇するかもしれないのもリスク。さらに、ビジネスあるいは個人的信条で行動することも、何からのリスクを伴うことを再認識しないと。

2015年1月24日

不信感?

未だ状況が掴めないイスラム国による日本人人質事件。早く安全に帰国して欲しいとは思うけれど、気になるのがその人質事件に関連してメディアに登場してくる「関係者」の方々。以前も北大生のイスラム国渡航補助で問題になった元大学教授とかの人もそうだけど、人質になっている後藤氏のお母さんという人も、不謹慎勝つ失礼ながらインパクト大。なんかインタビューの途中から、人質になっている我が子の話なのか、反原発なのか、朝鮮問題なのか、子供の心配よりも自分のことを心配しているような感じ。申し訳ないけれど、第一印象で「あっ、もしかして」と思ったら、正解でした(笑)。日本では、表現の自由も、集会の自由もあるから、どう言う信条でどう言う活動をするかは許される範囲でその人の自由ではあるけれど、それでもそう言うことを言うべき時かという事はありますよね。

茶化すわけでは無いけれど、何か大きな事件とか話題に出てくると、必ずその周辺でこういうことが起こるけれど、当事者はどう言う考えでやっているんだろうか。「チャンス」と思って行動しているとしたら、その嗅覚というか感覚は見事としか言いようがありません。日本人の総意としては、特に湯川氏の渡航同期には疑問はある物の、その責任を感じて軽率ではあったかもしれないけれど渡航した後藤氏に関しては特に同情する気持ちが強いと思います。でも、その気持ちを見事に挫くお母様のインタビューだったような。

結局「人の資質」という物は、想定されていないような突発的な事が発生したときに、見事にあらわれるものだなと実感しました。自分も、100%は無理でも可能な限りそうでありたいと再認識させてくれたことは、唯一良かったことかな。

気になる吐息

毎度同じみ「金曜日の新幹線シリーズ」。この日は、前日雨が降り続いたことも有り、朝の天気は良かったけれど、空気は冷たく一寸厚めのアウター着用で正解でした。事前に調べたシートマップでは隣席は空いていたけれど、結構車内は混雑していたので多分静岡で乗ってくるんだろうなと思いつつ浜松駅からいつものように乗車。で、予想通り、静岡から同い年くらいのスーツを着用した一寸朝から疲れているような中年サラリーマン氏が乗車してきました。アウターを脱いで、テーブルを引き出し持っていたコーヒーを置いて、鞄からスマホを取り出すと再びコーヒーを取って座席に座りました。その瞬間、こちらに漂ってくるニコチンの匂い...

普通に呼吸しているだけでこれだけ臭うので、多分それなりのヘビースモーカー何だろうなぁ。まぁ、乗車していきなり喫煙ルームに移動してたっぷり煙り補給してから座席に戻ってくるよりはまだましだけど、タバコを吸わない人にとっては迷惑なのは事実。

このサラリーマン氏、通路側に斜めに座席に寄りかかって座っているので、どうしても左足がこちら側にはみ出してきて、座席に真っ直ぐ座っている自分の右足に車両がカーブで揺れると当たって気になる。さらに、スマホをかざすように持って、右人差し指で左から右にフリックしているけれど、何してんだろう。何かドキュメントでも読んでいるのか。

新横浜駅で下車するときにちらっと車両内を見てみたら、ほぼ100%近く座席が埋まっていました。これから年度末になると、ますます混雑具合が大きくなるんだろうなぁ。早め早めに予約は入れておかないと。

2015年1月23日

スマホの携帯化

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、先日auが発表した「ガラスマ」について。動いているプラットフォームはAndroidだけど、形状や機能は「ケータイ」というSHARPの「AQUAS K」。Softbankは知らないけれど、docomoもまだガラケーをスマホと一緒に発表しているから不思議は無いのだけれど、Androidベースということと、auと言う事で注目を集めたのかな、という印象。

所謂「ガラケー」タイプの携帯が未だに支持される理由は幾つかあると思いますが、1つは片手で操作出来ることと、もう一つは利用料金の安さじゃ無いかと思います。スマホ利用だと、月額6000~7000円掛かるところ、携帯だと3000円前後で維持できて、しかも無料通話もついているし。MVNOのSIMでこの点は解決されるけれど、もう一つの片手で使える手軽さというのは、スマホで訴求できていないところですよね。iPhoneとか、4インチクラスならまだ片手操作も可能だけれど、最近の大型化や、あと高解像度になって以前よりも正確なタッチ操作が要求されるようになったのも、スマホ移行を躊躇させる理由じゃ無いかと。

私は携帯にしてもスマホ(iPhone4s)にしても、左手で操作するんですが、その時に左手の人差し指がかかる本体右上辺りにポインター操作できるような「ボタン」みたいな物があると嬉しいなと思うんですよね。それだけでも、結構間に合うことは多いので、イライラ感は減るんじゃ無いかと。あと、文字入力にしても、無理にSWキーボードを表示させるよりは、携帯でお馴染みの十字キー入力とか、フリック入力でも間に合うんですよね。個人的に欲しいのは、スマホの裏にカバーのようにぴったりついて、必要な時にはフリック入力とポインター操作ができるようなパッドが下にスライドしてくるようなもの。本体だけで全て出来るというのが理想だけど、TPOに合わせて必要な物を組み合わせたり組み込んだりして、最適化できるのが一番メリットが有るんじゃ無いかと。スマホを二つ折り携帯のように使えるカバーなんて、どこかにありそうなんだけど。

これはTabletも同じで、Tablet単体で出来る事も多いけれど、外付けキーボードが必須な場合も有るわけだし、後個人的には画面をどの方向にローテーションしても、ちゃんとステレオサウンドが変わること無く聞こえるようなスピーカーとか。スマホをひっくり返して使うことは殆ど無いだろうけど、Tabletは横にも縦にも逆向きにも360度ぐるぐる回して使いますからね。そう言う使い方を想定した機能の作り込みは、まだまだ足りないと思う。スマホと携帯が統合されるのは、その次の世代のデバイス、例えばウェアラブルデバイス見たいな新しい形にならないと、ユーザーはステップアップしてくれないんじゃ無いかな。まだまだ、道のりは長いと思いますねぇ、個人的には。

クロネコメール便、廃止

ヤマト運輸のクロネコメール便が、3月一杯で廃止という記事。親書(手紙)は、日本郵便しか扱えないから、という理由何だけど、これって納得できない。例えば、実家から送られてきた宅配便に、家族からの手紙が添えられていた、何て言うことはよくあるじゃ無いですか。それもダメなはずなのに、今回はメール便なんですよね。これって、日本郵便が郵便局時代だった頃からの悪しき流れですよね。今では「民間企業」になったはずなのに、何でいつまでもそんな縛りが存在しているのだろうか。

郵便でしか送ることが出来ないと面倒なのが、投函作業。郵便局はもとより、郵便ポストも昔と比べると減っているじゃ無いですか。代わりに、宅配便なら殆どのコンビニで扱っているから、遥かに便利。受け取るときはどちらも配達してくれるからまぁ良いけれど、それだって宅配業者の方が時間指定とか色々便利なのは確か。そう言う意味で、クロネコメール便みたいなサービスは、まさにユーザーが必要としていた物なんですよね。こういう世の中の流れに逆行する央子とは、これ以外にも沢山あるけれど、そういう部分は時代の流れと共に確認して、不要な物、独占的な物はどんどん修正するようにしないとなぁ。

敵に塩をお願いする

イスラム国による日本人人質事件に関して、色々な意見や情報がタイムラインを流れていくわけですが、その中でもやはり「アッチ系」の方々は期待を裏切らないわけで、不謹慎ながらも笑ってしまいます。中でも、やれ要求通り身代金を用意しろだの、辞任して変わりに自分の首を差し出して救出しろだの、日頃批判している政府に対して助けを請うような事って、矛盾していないかい? 政府を批判するのは自由だし、それが役目ではあるけれど、だからこそ足りない部分を自分達の出来る事でどう埋めるかと言う事を言わないといけないんじゃないのか?

要求されている2億ドルは論外としても、ある程度のお金で解決出来るならそう言う手段も取るだろうし、交渉で糸口を掴む必要があるのなら、そう言うコンタクトも探して助力を依頼することもあるだろうし。ただ、この人なんかは一寸胡散臭いけれど...

不思議なことに、アッチ系の人に限って今回の人質事件では相手の言うことを聞いて救出しろという意見が多いように感じます。でもそれって、アッチ系の人が日頃批判している事では? つまり、力の大きさや数の多さを盾に自らのいう事を聞かせようとする、のと同じ事ですよね。大体、ルールを破って対峙している相手が、何で相手の決めたルールをこちらが守れば相手もそのルールを守ると思っているのか分からない。日頃から自分達の考え意見が正しいのであり、それが通じないのは相手が悪いからと言う認識で居るから、そう言うことを平然というのだろうなぁ。相手が塩を送ってくれることは当然だと思っていて、あまつさえそれを要求しちゃうことの恥ずかしさ、図々しさ、場違いさなんて感じないんでしょうね。そう言う規準で、全てのことを評価しようとするから、同じようなアッチ系の人以外からの理解を得られないわけですよね。

今回の事件関しての対応については、東京大学の池内恵氏の意見が一番正論だと思います。そこで起こっている事象に関して、自分で考えるのでは無く、他社(特に、大手メディア)の情報を鵜呑みにして「考えることを止める」のが一番怖いし一番拙い。リンク先のコラム最後に書かれている分析内容は、自分が感じることと一致するわけで、要するにどこかの国が日本にやっていることと同じなんですよね。もしかすると、あの様子を眺めていて「これは、棚ぼたになるかも」と計画して実行したのかも。テロの本当の目的は、その行動・行為によって発生した物理的な損害(人命や物理的な破壊)を大きくすることでは無く、その行動・行為によって人々の心の中に残った記憶が、その後の社会活動を制限することなんですよね。そう言う理解・認識を持って、これからの推移も見ていかないといけませんね。


2015年1月22日

Windows10へ無償更新

ちらほらと出始めた、Windows10情報。その中でも昨日発表された、Windows10発売一年間は、Windows7/8.1からの無償アップデートを提供するという話。まぁ、Microsoftとしては、これまで何度も試みて成功しているとは言いがたい、旧OSから新OSへの移行により旧OSをクローズする作業を、何とかして進めたいんでしょうね。一つ前のWindows8.1からの無償アップデートと言うなら、今年後半と言われているWindows10搭載機種登場までの買い控え対策とも思えるけれど、Windows7までとなると、MicrosoftにとってもPCメーカーにとっても大変そう。でも、何でWindowsXPは含まないのだろうか。いゃ、技術的に難しいのはよく分かるし、サポートも終了しているOSでもあるけれど、まだまだ多くの企業ユーザーが潜在的に使用しているOSですしね。まぁ、でもXP環境をいきなりWindows10環境に更新したら、動かないソフトがぞろぞろ出そうだけど。

もう一つ障害になりそうなのが、OSネイティブのブラウザーが、IEから「Spartan」と呼ばれる新しいブラウザーに変わるかもという事。特に企業ユーザーでは、IEに依存したサービスやアプリが多く残っていて、未だにIE8とか使っている環境は幾らでもありますからね。そういう所では、幾ら無償アップグレードとは言いながらも、簡単には乗れないだろうなぁ。

Windows8が2012年10月に登場し、Windows8.1となったのが2013年10月で、さらに昨年にもWindows8.1 Updateと呼ばれている大きな修正版がリリースされているわけで、毎年更新されているんですよね。ユーザーとしては、問題修正の提供は嬉しい物の、それによってそれまで無かったトラブルが発生する事もあるわけで、この辺りのジレンマはなかなか解決しません。Mac OSも同様にアップデートされていきますが、彼らの上手いところは、H/Wも自分達で作っているから、OSとH/Wの世代管理を同時にして、トラブル回避をしているところじゃ無いでしょうか。MicrosoftもPCメーカーには色々言っているとは思うけれど、Apple程ユーザー層が収斂していないし、全体の管理としてはかなり大変なのは認めるんですが。

今年は、自分のPC環境もそろそろ更新しないといけないと思うし、そのタイミングとしてはWindows10に移行するときかなとは思っているけれど。アプリ的には、Adobe系ソフトだけかな、対応が心配なのは。今はCS6を使用していますが、その他タイミングCreative Cloudにしないと駄目かなぁ... これも面倒。今年はアップグレード作業で、時間もお金も消耗しそう...

新浜松球場?

地元紙の記事から、浜松に新しい野球場建設をするという話。四ツ池公園にある浜松球場も結構古いけれど、新しい球場建設予定地が、篠原というのはなんとも。確かに土地(タマネギ畑)はありそうだけど。予想される東海地震での津波発生時の避難施設としての機能も期待していると言う事で、そう言う意味では意味ある設備になりそうですけど、建設場所がねぇ... 今の水泳場「トビオ」の付近との事ですが、平坦な地域だから、一旦大きな津波が侵入したらかなり影響が出そうな地域ですよね。

で、球技場設備としてもう一つ気になるのが「風」。北側の浜松バイパスを超えては作らないと思うから、結局は今の「トビオ」の横とか、精々その奥(北側)位だと思うけれど、いずれにしてもかなり遠州灘の風の影響を受けそう。そう、千葉のマリンスタジアムみたいな立地になりそうなんですよね。あのスタジアム、盾に細長い円柱みたいな構造になっていて、海風を防ぐような形状。ただ、その形状が災いして、グランドレベルでは風が無くても少し上空にボールが上がると風で巻かれてしまうんですよね。フットボールでも影響を受けるくらいだから、野球じゃさらに影響しそう。津波被害対策としての意義は認めるけれど、本来の運動施設しての適切さも考慮して欲しい所です。

15年夏スケジュール

航空各社から15年夏スケジュールが発表されました。ANAの国際線スケジュールでは、成田発のシンガポール線が増便されたので、これは今後利用する機会があるかも。既に発表されている成田発のヒューストン線は、ちょっと東海岸放免に行く予定が今のところ立たないので保留中。路線開始直後は結構混雑している雰囲気なので、夏以降の落ち着いてからが良さそうだけど、どう言うルーティングにするかが問題。国内線で関係ありそうなのは、羽田-沖縄線の増便くらいでしょうか。

また地元のFDAも夏スケジュールを発表して、好調な静岡-福岡便のスケジュールを調整して午前に静岡発2便となるように変更。さらに空港運用時間が延長されることを条件に、現在の3便/日から4便/日への増便も予定しているとのこと。静岡からは、福岡線以外の増便予定は無さそうですが、小牧発は北九州線と出雲線を増便する予定で、ちょっと羨ましい。3月から新しい機体も届く予定なので、まだ静岡中心の増便をして欲しいなぁ。あっ、その前に地元の一人として一度くらいは利用してあげないと。LCCとの競争もどんどん厳しくなると思うけれど、リージョナルジェットとして頑張って欲しいなぁ。

さて、夏の予定もそろそろ考えないと...

2015年1月21日

第五回ワールドカップ

紆余曲折して一時は開催が危ぶまれた第五回ワールドカップ(シニア世界選手権)。やっと、アメリカはフットボールの殿堂が有る、オハイオ州カントンでの開催が決まりました。日本を含む、七カ国(アメリカ、カナダ、メキシコ、韓国、オーストラリア、フランス)が参加表明し、ブラジルもパナマとの予選開催の結果次第で参加するとのこと。ヨーロッパの強豪、ドイツ、オーストリアは資金などの理由で不参加らしいのですが、カントンとは別の場所に開催地を移すことも含めて、今後も参加国を誘致する方針とのこと。

2月初旬には詳細が確定するらしいけれど、今のところ開催予定の7月は、USに行く準備を進めないと(笑)。

春の新製品、テーマは「家庭」

昨日相次いで2015年春モデルを発表したNECPC富士通。どちらのメーカーも、訴求するテーマは「家庭」という事で、これまでの「一家に一台」、「一人に一台」から、「一間に一台」とさらに細分化された使い方を目指して居るみたい。それはそれで「有り」だと思うけれど、それならそれでもっと簡単に家庭内のパソコンやタブレットにさらにはスマホなんかのデバイスをワンタッチでセキュアネットワーク参加出来るような仕組みとか、個人単位でのデータ共有と自動保存とか、あるいは外部からの安全なアクセス方法提供とか、もっと使い勝手を考えた提案もして欲しいところ。

一寸寂しいなと感じるのは、数年前ならこの2社に続いて、SONY、東芝辺りの新製品発表あったはずだけど、SONYはまだそこまで体力が無い様子だし、東芝は企業向けにシフトしてしまったし。ただ、SONYは先日発表されたb-mobileとのスマホ関連での発表が近々あるかもしれませんね。その時には、VAIOとの何らかの連携とかのアナウンスもあるかも。

今回は、NECPC、富士通、両社共に面白い形状のパソコンを発表しているけれど、今年の本命は夏頃とか秋頃と言われているWindows10が入ったPCですからね。それまでは、話題にはなるかもしれないけれど、需要喚起するまでには至らないだろうなぁ。なかなか、メーカーも厳しいかも。

イスラム国

昨晩の重要ニュース、イスラム国に拉致された日本人二人の身代金要求事件。最初に映像を見たときに、跪かされている二人の顔が妙にのっぺりしているなと違和感を感じたんですね。で、その違和感のまま映像を見ていたら、右側に座っている湯川氏と左側の後藤氏の顎の辺りの陰の具合が逆になっていることに気がつきます。それでよく見ると、後ろに伸びる陰の向きが、左の後藤氏と中央の犯人は右側に伸びているのに、右側の湯川氏の影は左方向に伸びている。さらによく見ると、風になびく衣服の動きも、湯川氏だけは他の二人と異なっているように見えます。

その後の情報を見ていると、どうやら右端の湯川氏の映像は後の二人とは別に撮影されて合成されたらしいこと。さらに外で撮影しているように見えるけれど、どうも背景はクロマキー合成らしいということが流れて言います。そう言われると、自分が感じた違和感も納得できるんですが、逆にそれだけの技術を持っていることに一寸驚き。勿論、最近の映像機器は進化しているし、価格的にも個人レベルで趣味として楽しめるくらいに下がっているので、多少はそう言うことに興味が有れば可能だと思うけれど、これだけ映像メディアを武器として使うテロ組織というのは初めてじゃ無いだろうか。

そう言う意味では、先日の爪楊枝小僧事件にも繋がる気がするんですよね。これまでだと大手メディアを相手にしないと、一般に自分達の情報を流すなんて言うことは無理だったのが、今では携帯電話の動画機能さえあれば、世界中に自分の主張を流すことが出来る。良い方向で使われれば、非常にビジネスチャンスになりますが、今回の様に悪用されると防ぎようのない武器にもなる。ただ、これまでも民生用品だけどその性能品質の良さから争いの武器に使われる物も多かったわけで、今回はたまたま一般的なメディアツールがそれに当たったと言う事なんですよね。そう言う時代の流れを先ずは理解しないと、単に混乱して終わるだけになりそう。

湯川氏は昨年に拉致されたというニュースが広まっていましたが、その湯川氏から渡航の相談を受けていたという後藤氏はいつどの様な目的で渡ったのだろうか。湯川氏拉致の時には、テレビのインタビュー等で渡航を止めなかったことを悔やんでいたけれど、その為に自ら出向いたのだろうか。何となく、ミイラ取りがミイラになってしまったという印象ですね。一刻も早い救出を願いたいけれど、道のりは厳しそうですね...

2015年1月20日

AMC Diamondを目指してみる

何が切っ掛けかというと、今年のお正月、会社の知り合いが元旦から、羽田-沖縄-新千歳-羽田の周遊フライトをしたんですね。私もUAのマイル稼ぎのために調べたことが有り、スケジュール的には可能なんだけど、早朝の羽田発のフライトに自宅から出ると間に合わないので、まぁ絵に描いた餅だなと思っていたルート。で、そんなことがあったので、ANAのサイトでいろいろなルート検索をして、半分気を紛らわせていたんですが、だんだんと本気になってきてしまって(笑)。

ANAのFFP、ANAマイレージクラブ(AMC)の場合、UAのMPのようにフライトしたマイル数で会員ランクが決まるのでは無く、フライトマイルに対して国内線なら×2倍、アジア路線なら×1.5倍、それ以外の国際線は×1倍という路線別の倍率と、さらにチケットのクラスで+400/200ポイントが追加されて、それらの合計ポイントで会員クラスが決まります。すでに多くのマイラーが色々な情報を公開しているので、そう言うサイトなんかも見ていると、多頻度であちこちまとめてフライトする方法の人が多そう。さらに、C/Pの良い、例えば羽田-沖縄線とか、沖縄-新千歳線等を往復するという方法も。

で、自分にとって一番メインであるUA MP 1Kですが、これは日本-USを年間4往復位すれば、あと少しで到達しそう。今年は、既に来週ハワイへ行きますが、その後のHNL-LAX往復と合わせて12,000PQM位をまずゲット。今年は諦めたけれど、年末のUS滞在と、7月にはOhioのCantonでフットボールの世界選手権があるので、この2回はほぼ確定。また、49ERSの観戦も今年も行くことを考えると、取りあえず4回位は渡米できそう。安心は出来ないけれど、何とかUA MP 1Kは今年も達成できそう。

そうなると、どれだけANAで国内修行出来るかと調べてみると、例えばHND-OKA往復でプレミアムクラス(株主優待とか28日前割引とか利用)を利用すると、5720ポイントになるので、訳18往復でAMC Diamond達成。HND-OKA/-CTS/-HNDのルーティンだと、1日で回れて8428ポイントになり、12回程でDiamond達成。ただOKA-CTSは修行ルートとして競争が厳しそうなんですが、OKA-SDJだとチケットも取りやすそうで、仙台で一泊するとして、HND-OKA-SDJ/-OKA-HNDという2日がかりのルートだと、1回の往復で12,170ポイントになり、これだと8回往復すれば目処が付きます。毎回このルートと言うわけにはいかないけれど、チケットなんかも上手く株主優待券等とも組み合わせれば、大体1ポイント10円少し位で回れるので、取りあえず予算的な目処も付きます。

そんなわけで、今年はAMCの修行をしてみることに(笑)。基本は、金曜日に横浜に出社するので、その後の土日利用して回るか、木曜日に有休を取って、比較的取りやすい平日のフライトで周遊して最後は東京に戻り、翌日金曜日に出社するというパターンを組み合わせれば、一月に10,000ポイント平均で10ヶ月で達成は、それ程スケジュール的には無理では無いと言う判断に。と言うか、そうと決めて予約を入れだしたら、2月、3月分だけですでに30,000ポイント超えてしまい、夏までには達成しそうな勢い。AMC Diamondの最大のメリットは、日本国内のANA Suite Loungeが利用出来ることですから、そう言う意味ではUSに行く機会が増える夏前には資格を確定させたいなと言う欲望も。いずれにしても、また病気が悪化したと言うことですね(自爆)(続く...)。

お灸を据える

爪楊枝小僧のニュースを見ていたら、この19歳の少年、生活保護を受けていたっていうんですが本当? 逃走中の動画で、父親からメールが来たとか言っていたから、家族はいるわけで、それなら未成年者保護の義務は親にあるのでは? 例えば、両親と死別したりとか、親族が居ない孤児のような立場なら、それなら未成年者でも生活保護を受けることもあるだろうけど、今回の犯人の少年はそんな様子には見えないし。

この少年の例だけで無く、色々なケースで生活保護の不正受給の問題が出ているけれど、消費税とかアップして支給枠を広げると共に、給付に関しても厳格な適用をしないと。特に、まずは海外から不正受給目的で来ている外国人に対しての受給審査はもっと厳しくしないと。勿論、苦労して必要な人も多く居るので有れば、例えば毎月生活状況の報告を義務づけて、それが無い場合には強制的に支給停止にするとか。裁判では、憲法的には日本国籍の国民に対してのみ義務があるとされて、実際に支給しているのは個別の自治体の判断という事なので、国から提供される予算にしても、その部分は減らすとかしても良いのでは。

さらに、仮に日本国民であっても、就労意欲が無いような場合には支給額を減らして、代わりに何か仕事をしたら対価として削減分を支給する、あるいは場合によってはそのまま就職斡旋するとか、そう言う前向きな方向性を示せることも必要では。医療費とか生保関連は、どうしても弱者救済と言う意識が大きくなる余り、支出に合わせた収入確保をしようとするけれど、その支出の的確さを厳しく精査して支出を押さえることももっと考えないと。少なくとも、今回の事件を犯して余り反省していないような未成年者に払う必要性は少しも感じない。

今回の犯罪に関して、執行猶予が付くという話もあるみたいだけど、それって本人には何の反省も生まないのでは。我々の子供頃には何か悪戯をすると「お灸を据える」事をやられましたが、そう言うことも必要では。海外だと、社会奉仕をするとかいうペナルティーもあるけれど、そう言うこととか、あるいは無人島のような場所で一年間生活させて、YouTubeやネットアクセスから一切遮断させるとか。当然、その間の生活保護や医療費補助は無しにして、自分で稼がないと何もサービスを受けることは出来ないようなハンディを与えてもいいかも。今回の場合は、世間からの注目を集めることを喜びとしていた訳なので、世間から無視するような事を与えるのが彼にとって最大の罰になるかも。

企業スポーツ

ここの所下り坂にある韓国の経済状況。それは少ない財閥企業に国内産業が依存している仕組み上、財閥企業の景気が芳しくないことでも有り、その為韓国トップ財閥のSamsungすら企業スポーツ部の廃部に向かっていると言う記事。日本でも20年くらい前までは企業スポーツ、あるいはノンプロとして色々な種目で活発でしたけど、最近ではかなり限定されてきました。企業の倒産などは仕方ないとしても、選択と集中の結果廃部になるチーム、運営継続できずにクラブ毎他企業に移籍するチーム、さらには企業支援から独立して独自運営=クラブ化に向かうチーム等今でも模索が続いています。フットボール自体、Xリーグ18チーム中企業チームは、富士通、パナソニック、そして今年再昇格予定の警視庁だけですからね。ただ、記事を読む限りでは、韓国の企業スポーツ環境ってやっぱり極端だと思う。

もっとも、日本ではマイナースポーツでも結構熱心に取り組む場合もありますが、韓国の場合は完全にオリンピックとか国際大会で優勝を狙えるスポーツに支援も選手層も集中している「歪み」がありますからねぇ。でも、韓国の国技テコンドーまで対象になるというのは、Samsungとしても本気という事?

この記事の肝は、最後に書かれている日本での対応についてだと思います。例えばテニス器具のメーカーがテニス選手をスポンサーするとか、そのメーカーの商品に直結するような場合を除いて、今後は昔のような「企業スポーツ」ってなかなか難しいと思います。ただ一方で、違う形のスポンサー支援は可能だと思います。例えばフットボールではビデオや記録データでのスカウティングは非常に重要ですが、そういったデータマイニングを得意とする企業とか、それこそ富士通やIBMのようなデータ処理関連技術を持っている企業がそう言うサポートを提供するとか。また、ユニクロは錦織選手や多くの選手にウェア提供しているけれど、あれだって直接は関係していないけれど、間接的に双方にWin-Winの関係が生まれています。

個人的に感じるのは、なんだかんだ言ってもサッカーの「Jリーグ」は、上手く地方へのフランチャイズとチームのスポンサー支援、さらにはチーム同士の競争原理を取り入れて、スポーツ団体として成功しているんじゃ無いかと思います。勿論、山あり谷ありではあるけれど、米国のメジャースポーツのようにな仕組みが日本でも定着する切っ掛けになるんじゃ無いかと思います。Xリーグもマイナーながら、フランチャイズとか色々な地域支援を模索していますけれど、やはり支援企業、関係者、そして地元に愛されないチーム・スポーツの将来は無いな、と実感しますね。韓国のスポーツ界が今後どうなるか分からないけれど、誰がとかどこがとか変なこだわりは捨てて、良い物は良いと認めて真摯に受け入れる心根が生まれないと、道は険しいというよりは閉ざされているんでしょうね。

2015年1月19日

爪楊枝小僧

世間的には何という呼称を使っているのか分からないけれど、個人的に「爪楊枝小僧」と呼んでいる三鷹市の19歳の少年。この週末に米原で逮捕されて、取りあえずこの愉快犯に振り回されることが無くなりホッと一安心。この事件の課題の一つに、20歳未満に適用される少年法に関してのことが有り、この犯人も未成年だからと盛んに主張している様子がYouTubeにもアップされています。個人的に思うのは、憲法改正の投票年齢も18歳に下げようと言っている位なんだから、今の「未成年=20歳未満」という括りを、「未成年=18歳未満」とすれば良いのに。今では少なくなっているのかもしれないけれど、中卒や高卒で社会人として仕事をしているこの年代の人も多いわけだし、現実問題として18歳から20歳までの2年間を「少年」というカテゴリーに入れることには違和感を感じます。

今回の事件は、余り熱心に情報を追いかけていなかったので、実は地元の浜松駅からの画像投稿があったなんて言うのも暫くしてから知ってビックリしたんですが、この犯人、自分の携帯からアップしてたんですね。なんか、最初から逮捕されることを目的に騒動を起こしていたんだろうか。本当に逃亡したいと思うなら、もっと頭を使わないと。さらに、「万引き」「異物混入」行為として撮影していた映像には、実は自分で商品を持ち込み、あたかもその行為のような感じで撮影していた所もあるようですね。店内の防犯カメラの映像を確認したと言う事なので、それは確実何だろうけど、そうなると万引き・異物混入と言う犯罪行為よりも、自分に注目して欲しい、構って欲しいみたいなことが原因なんだろうか。いずれにしても、大いに迷惑なわけですが。ただ、外から自分で持ち込んで棚におき、それに万引きしたような行為で撮影するにしても、お店側としても不審な行動として分からなかったんだろうか。これ、逆に見れば、外部から異物混入したものを知らない間に商品棚に置かれてそれでトラブルが発生したら、お店に対しての妨害行為になるわけですし。本当に店舗側の商品を万引き・異物混入したとしても、自分で商品を持ち込んで自作自演したとしても、お店側の対応というか、ある意味セキュリティ問題でもあるように感じます。

ところで、米原で逮捕されて東京に輸送される途中、報道各社が取材のために群がるわけですが、未成年と言う事で顔などは放送できないわけですし、さらには「どう言う気持ちですか」みたいな事を声がけしている記者(?)もいたけれど、あれで何か答えたとして放送できるのか? さらには、同級生男女から中学時代の様子などインタビューしていたけれど、あれ、例えば中学生とか小学生なんかにも「xxちゃん、どうだった」みたいな事を聞くけれど、それって良いのか? まずは、本来非公開とされるべき未成年者の情報を広める行為ですよね。さらには、今回は19歳だけど、小学生なんかに凄惨な事件の事を聞くのは、幼児虐待行為にもなるだろうし。特に今回の行為は、YouTubeに映像がアップされて回りに騒がれることが目的の一つと思えば、メディアとしてはもっと冷静に取り上げるべきだったのでは。最も、米原で逮捕される切っ掛けが、犯人らしい少年がいるという通報からだという事なので、それは色々と報道された結果かも知れません。でも、人を殺したりという事件でも無かったことを思うと、一寸報道のあり方も考えないといけないんじゃないかとも感じます。

一昔前、今のようにネットワークや画像配信サービスが一般的で無い時代には考えられなかった、現代だから生まれた劇場型犯罪と言っても良いでしょうね。ただ、観客となる我々はその映像に振り回されること無く、冷静に演者=犯人を見つめる冷静さが要求されるんでしょう。それってそのまま、ネットワークリテラシーにも繋がることだと思うけれど、なかなか普通の人には分からないことですよね。

民主党党首戦の投票率

昨日開催された民主党の党首戦。岡田、細野、我妻、三氏での一回目の投票では、細野氏がリードし、岡田氏、我妻氏の順。過半数が居なかったので、上位二人での決選投票では我妻氏の票が岡田氏に流れて、岡田氏が民主党党首に決定。不謹慎ながら笑ってしまったのが、地方議員、党員、サポーターの投票率が46.21%(登録226,148人のうち104,513人)ということ。先日の衆議院議員選挙の投票率が50%強で「国民不在の選挙」と言われたのに、さらにそれよりも低い投票率って、「党員不在の党首選挙」と言われそう(をぃ)。党員、サポーターという、その政党にある程度コミットしているだろう人達からの参加が、半数も超えないって言うところに、この政党の現状が現れているような。

で、地方議員、党員、サポーター票では細野さんが上回ったのに、国会議員票で岡田さんが逆転下というのは、何か数年前の安倍 vs 石破対決を思い出させます。安倍首相にしても岡田代表にしても、ある部分で「頑固」という点では似ている気がしますし、「再登板」というのも同じ。唯一の違いは、安倍首相は二回の首相経験があるけれど、岡田氏は党首経験のみ。民主党政権時代も、確か副総理が最高だったような。

代表選に出馬した三氏を見ても、その回りの議員の名前が出てくる新聞記事を見ても、なんかどこかで聞いたような名前ばかりで新鮮味がありませんね。最も、まだそれだけの人数が出てくるだけの陣容があるだけましなわけで、それ以外の政党なんかはどうやって党内政務を回しているのか、他人事ながら心配になるくらいの陣容ですから。

国会が始まってどう言う形になるのか分からないけれど、どこの政党がどうなっても今一番必要なのは「経済」。回りで騒がしい国もあるし、年金や生保など難しい課題も山積みだけど、先ずは何が無くても財政が整わなければ何も出来ないわけで、その為にも経済が順調に回復して拡大しないといけない。経済が快調になれば、中国、韓国に対しても色々な意味でプレッシャーになるわけで、それは一番の懸念事項である防衛問題にも影響するわけですからね。それこそ、一番平和的手段で相手を牽制することが出来る。今年年末の株価予想は、2万円と言うのが大方の予想ですが、是非2万5千円、あるいは3万円位を目指して経済政策を進めて欲しいなぁ。その為に必要なサポートは、民主党としても是々非々で構わないからして欲しいですよね。岡田代表関連のイオンだってそれが一番ありがたいだろうし(マテ)。

2015年1月18日

何かあるとヒットラー

一寸古い記事ですが、Business Media誠の窪田順生氏のコラムから、TBSサンデーモーニングを元にしたメディアの責任について。私は、当日の番組はもとより、もう随分長いことこのサンモニは見ていないのでその内容に関してはあれこれ言えないけれど、この番組で使用したという「ヒットラー」に関しては、最近色々登場しますよね。一番記憶に残っているのは、サザンオールスターズの桑田氏が、ちょび髭を付けて政権批判と思われるような替え歌を歌ったと言う事で話題になったけれど、それに関しては「ヒットラーでは無く、単なるギャグ」みたいな事を言っています。本当に本人の意図に反して世間で話題なったことを謝罪したのか、色々と取り上げられて本来の目的は達したと判断して頃合いと思って謝罪したのか分からないけれど、自分の主張が通用しないというのは、何れしても演者側の失敗ですよね。

メディアの傾向として、何か悪いことの例えに良くこのヒットラーを取り上げることが多いように感じます。確かに、多くの戦争犯罪をしてきた戦争犯罪人であることは確かだと思うけれど、以前麻生副総理だったかな、憲法改正に関してナチスの例を出したところ、各メディアはこぞって「ナチスのような独裁を求めている」的論調を展開したけれど、実際に話した内容を見ると、言葉の足り無さは感じるけれど、正しい手順で進めたとしても根幹の国民の意識が衝動的になれば間違った結論(=ナチス)が導かれる、と言う例で言っていることが分かります。「あの手口に学んだら」というのが、やっぱり不味いですよね。「あの歴史に学んだら」とか「あの手口を教訓すべき」とか言えば、かなり印象も違ったと思うけれど。結局は、メディア・マスコミとしては、悪者としてヒットラーを出せば誰もが納得して誰もがその対象者に期待通りの「悪役」という印象が適用されると考えていることが問題のように思います。

でも、それってメディアが一番やっちゃ系無いレッテル貼り、印象操作ですよね。ただ、昔と異なるのは、仮に大手メディアがそう言う行為をしたとしても、今は個人一人一人が色々な情報に瞬時に接することが出来るので、大手メディアが配信する情報は、その内容よりも、その話題に対してのトリガーにしかなっていないこと。今回の件も、サンモニとしては現政府に対しての批判をするつもりが、逆にメディアとしての態度に疑問を投げかけられる事になって、自ら投げたブーメランが見事に自分に戻ってきてしまいました。でも、問題なのは、ブーメランが戻ってきたことに、彼ら自身は分かっていない、認識していない、理解していない事。だから、同じような事を何度も繰り返して、それ故に自分達は正しいと言う御山の大将化現象が進んでいることに気づかないわけです。それって、結局はメディア自身が「ナチスの手口を学んでいる」事にならないのだろうか。窪田氏も指摘するように、メディアとしての責任と義務なるものをもう一度考え直して欲しいですね。

面子を守るだけの裁判

韓国で進められている、産経新聞元支局長の裁判。この関連記事を読む度に思うのが、「何で日本の新聞社が日本の読者に対して日本語で配信下記事が、韓国国内で問題になり韓国で裁判になるのか」ということ。例えば、日本国内の韓国代表なり、韓国の利益団体が、日本国内で裁判を起こすならまだ分かるけれど、公式には韓国では配信されていない内容について、何で韓国国内において争うことが出来るのか理解出来ない。それが出来るのであれば、日本国内において日本語で日本に対して誤解や不適切な内容の記事を配信している韓国のメディアに対して、日本人が訴訟を起こすことだって可能なわけですよね。「言論の自由」が尊重される日本では、仮にそう言うことがあっても棄却されると思うけれど、それにしても後半となる事が理解出来ないし、その為に延々と拘束されていることも、単に日本なり当人に対しての嫌がられ年か思えない。

結局、韓国内で理解されている記事の内容は、日本語の記事では無く「ニュースプロ」なる不明な団体がかなり意訳(異訳?)した記事を元にしているのも変な話で、当然日本の弁護側としてはオリジナルの記事の表記と翻訳された記事の表記との整合性を追求しているようですが、結局は問題となる部分は全てニュースプロが独自に追加・記載した部分だけになるんじゃ無いだろうか。

一連の流れを見ていて感じるのは、結局は大統領の名誉を守るためと言うよりは、体面を維持するため、面子を守るために反論したいのだけれど、本元のニュースプロが所在不明な団体のため、あえて加藤元支局長がスケープゴートにされた、と言う事。韓国、また中国もそうだけど、彼らにとって「面子」というのは日本人が考える以上に重要な要素で、その為には論理も曲げるし、他人の面子を潰すのもいとわない部分があります。彼らがしきりに「日本に植民地化されて酷い目に遭った」と主張するのも、ある意味自らの面子を守るための行為で有り、だから日本や日本人は常に敵役で無いと行けないわけです。でないと、自らの正当性、正統性が矛盾するから。昔はこういう話が出てくる度に、腹立たしかったり苛立ったりしたもんですが、いつの頃からかそう言う気持ち以上に、彼らが可哀想だなと思うようになってきて、その理由がそういった虚構の上でしか自らの「存在意義(raison d'etre)」を見いだせない人達なんだと感じるようになってきたから。だから取って不愉快な気持ちが解消されるわけでは無いですけど。

そういった行為を、不愉快ではあるけれど、直接日本に対してぶつけるなら、まだ許せます。当事者同士の話であるわけですし、そこから妥協点を見いだすことも不可能じゃ無いわけだから。でも、第三者の威光を利用して、自分達の手は汚さずに利益だけ得ようとする行為は、許容範囲を超える話です。結局面子を守る行為が、いつかしか守るべき面子波動でも良くなって、その行為自体が目的になってきているから、こちらも受け入れられないし理解も出来ない。仮に、世界中で彼らが展開している反日活動を全て政府の責任で停止、撤去するから、日本も直接誠意ある対応をして欲しいと言う話に持っていけば、それでも日本にとっては不愉快な事ですがまぁ何か前進する事もあるでしょうけど、結局彼らの目的は今は話をすることでは無く、現状を維持・拡大しつつ日本に対して嫌がらせをすることが目的になってしまっているから、元々の「所謂慰安婦救済」という事なんかどうでも良くなってきているんですよね。それが腹立たしいし、可哀想な人達なんだなといつも感じる事が、これからも続くのでしょうね。まるで無限の蟻地獄に嵌まったように。

2015年1月17日

阪神淡路大震災

今年は阪神淡路大震災が発生して20年目。地震があった1995年1月17日は火曜日だったんですが、前日の16日は「成人の日(当時は15日固定)」が日曜日と重なったため、翌日月曜日の16日が振替休日でした。その為、16日の夜当時付き合っていた女性と飲んで帰ってきたとき、この子が一寸変わった子で酔っ払いながら夜空を見て、「あっ、虹がでている。綺麗だねぇ」と言っていたのが妙に記憶に残っています。で、翌日、目が覚めると世間は朝から震災のニュース一色。多分、この日は有休を取っていたんじゃ無いだろうか、ずっと1日震災のニュースを見ていた記憶があります。

この10年前に就職していて、その直後に現場実習で神戸に配属されていたので、震災で倒壊した駅前のビルとか回りの住宅街とか見ていると、涙も出ないくらい悲しかった。その後、やはり10年位してからかな。再び神戸に行って、その頃は殆どの地域の復興が完了していて、震災の記憶は殆ど感じられませんでした。復興も必要だけれど、だから取って震災の後が無くなってしまうと、どんどんその記憶が風化していくのも事実。どちらも大切で、どちらだけ残すというわけにも行かないだろうけど、やはり日々の生活を考えると復興やその後の「普通の生活」が中心になってしまいますよね。

震災当時の映像を見ると、まだ今のようにスマホや高画質のデジカメ等普及していなかったので、画質も粗いし、もしかしたらアナログビデオで撮影したような映像が多いけれど、それでも当時の被害の大きさや状況の厳しさは十分に感じられますね。直接的では無いけれど、当時その瞬間に生きていた自分は、まだそう言う映像などを見れば当時の記憶が蘇るけれど、震災以降に生まれて成長してきた人にとっては、単なる記憶映像にしかならないんでしょうね。でも、少しだけでも、すこしずつでも、そう言う記録や記憶を残していくことで、将来怒るかもしれない更なる災害に対して少しでも安全係数が大きくなるなら、それが重要な仕事だと思わないと。そう再認識した朝です。

新幹線乗り継ぎでの食事

毎度お馴染み「金曜日の新幹線シリーズ」なんですが、話題的には番外編的な内容。この日は往路も復路もほぼ満席に近い感じの混雑。復路も事前に調べたシートマップでは、社内ほぼ全席が埋まっていたのと、在来線から新幹線の乗り継ぎ時間に少し余裕があったので、夕食は駅弁では無く新横浜駅の駅ビル内のCoCo壱番屋で摂ることに。週明け早々に検診があるので、お酒は飲まないのと、ある程度時間が読めるお店というと限られてしまいますからね。

CoCo壱でも、揚げ物系が入っていると時間が掛かるのは経験値として分かっているので、それ以外で何かと思いメニューを捲って発見したのが、この「季節限定・豚肉と3種のキムチカレー」。辛い物は得意では無いけれど、そこそこの刺激程度なら嫌いじゃ無いし、豚キムチなんかは好きな部類なのでこれを注文しました。

で、5分も立たないうちにサーブされてきました。揚げ物が無いと早い! 早速一口食べてみると... 不味い。少し発酵が進んだキムチ汁を飲んでいる感じ。酸味が少し強いみたいで、それがカレーの匂いと混ざって逆に変な匂いになっている。ご飯に添えられた赤い物を、最初福神漬けと思って食べたら、これも変な味。実は後から調べて気がついたんですが、これらっきょうキムチ何ですねぇ... 私、らっきょう大嫌い。だから少し舐めてみて、体の拒否反応が出たんだ(納得)。ここのカレーは、ご飯普通でも自分には多い位なので、いつも「ご飯少なめ」でお願いするんですが、それでも半分くらい残すくらいに駄目駄目な味でして。ルーも臭い匂いと味が気になって、具材も含めて半分くらい残してしまった。

このお店の作り方だから仕方ないんでしょうけど、デフォルトのカレールーに豚肉とキムチを投入して一煮立ちさせただけなんでしょうね。豚肉も、実は折り重なったところは一寸生っぽかった。新しいつけたてのキムチならそれでも良いと思うけれど、ある程度発行が進んで酸味とうま味が出たキムチなら、一度豚肉とキムチを炒めて酸味を飛ばして、それを投入して欲しかったなぁ。それなら、多分鯵も食べた感想も180度違ったと思う。手軽さは良いんだけど、他のメニューも含めてここは一寸相性が悪いみたい。

2015年1月16日

割り切りの美学

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、スマホ・タブレット全盛の時代なれど、PCへの回帰がやはり必要と言う話。iPadの登場以来、PCを置き換えるデバイスとして世の中に広まっているTabletですけど、その使用目的・範囲や操作性を考えると、Tabletとしての割り切りというか適材適所があるという話だと理解したのですが。

コラム中WALKMANの話が登場しますが、個人的にWALKMANの成功理由は「いつでもどこでも自分の好きな音楽が聴きたい」という、凄く新ブルなんだけど凄く訴求力のある欲求に見事に嵌まったからだと思うんですよね。コラムにもあるように、WALKMANは基本的に「音楽再生専用機」なんですよね。何故かというと、音楽を録音するのは1回でも、再生する回数はその何百倍、何千倍、いゃ何万倍もあるから。多分当時の技術的に、WALKMANで視聴して満足できるほどの高音質録音の機能が、あのサイズに入れるのにはまだ難しかったこともあると思いますが、それでもその後技術が進んでそう言うことも可能になってからも、決して録再WALKMANが主流にならなかったのも、ユーザーニーズとして圧倒的に「良い音で自分の好きな音楽を聴きたい」という欲求が殆どだったからだと思います。

で、山田氏はTabletというのはビューワーだと言われていて、これは凄く自分にとっても納得のいく話。特にWindows Tabletは、デスクトップと同じWindowsが入っていて、同じ操作が可能になっているから、どうしても同じ事をしたいという気持ちになるし、メーカーもその部分を訴求していると思うけれど、その為にはキーボードとポインティングデバイスが必須。一番の開発元のMicrosoft自身がSurface Proという「2-in-1タイプPC」を出しているのが、その最大の証拠ですよね。WALKMANになぞらえれば、キーボード入力が必要な作業はPCでやれば良いわけだし、あるいはSurfaceのような形、あるいはUSB経由でも良いから外付けのデバイスを接続して作業すれば良い。WALKMANだって、ラジカセと言う存在が有ったからいきた部分もありますしね。そう言う視点から今のTabletデバイスを見ていると、また新しいアイデアが生まれてきそうな気がします。

楽天と日本郵便

楽天が日本郵便のゆうパック用ロッカーを利用して商品受取サービスを始めるという記事。この記事を見て最初に感じたのが、「郵便局での受取で間に合うのか」ということ。まだスタート段階だから仕方ないと思うけれど、多分対応可能なのは集配局とか本局とか大きな局だけでは? 身近にあるような委託局等では対応出来ないですよね。規模も小さいし、大体平日は15:00に閉まるし、週末も開いていないし。それと、ライバルサービスとして、Amazonなんかはコンビニ(ローソンとかファミリーマート)での受付が可能になっていて、こっちの方が24時間対応かつ身近な場所に複数箇所あるから、ユーザーとしても便利。組合せとしては面白いし画期的かもしれないけれど、実際の所はどうなんだろうか。

2015年1月15日

これってヘイトアクション?

韓国で公判中の産経新聞元支局長の裁判。逃亡、捏造の可能性有りという事で、さらに出国停止期限が3カ月も延ばされてしまい、ますます韓国の異常性が際立つことに。国内でヘイトスピーチが問題として取り上げられていますが、こういう国際的なヘイトアクションに関しては、ヘイトスピーチに対して声を上げている人達って、決して声を上げないのね。ふと思うのは、もし当時者が産経新聞の支局長では無く、朝日新聞の支局長だったら、彼らの態度は変わるのだろうか(をぃ)。

裁判的には、最終的には三方一両損みたいな形で、記事の内容は事実無根で有り、だから記者は無実と言うような落としどころに落ちるというのが大方の判断らしいけれど、それならそれで無実が確定した後に無意味に長期間拘束された損害賠償は請求できるのだろうか。まぁ、こういう異常性を世界に広めていくことも、日本の情報戦略としては重要なのでは。

情報戦

どんどん激しくなる、中国、韓国の国際情報戦に対して、日本もやっと思い腰を上げ始めるという記事。「国際放送」となっているけれど、放送だけで無く、出版などの活字メディアや、インターネット経由のデジタルメディアも含めて、総合的にやらないと。放送というのは、その瞬間瞬間のものでもあるから、ずっと後に残ってエビデンスとして使えるものを重視する必要があるんじゃ無いだろうか。

先ずは韓国対策ですけど、こっちは大変だけどまだ先が見えるから良いんですよね。本当に日本がその気なら、規模にしても内容にしても相手を圧倒することが出来るし、韓国自体が対日本以外の部分でも過激で特異な点を世界中に自ら見せているから、上手く転換点を設定してひっくり返せれば、これまで彼らが日本に対して積み上げてきた虚像が、そのまま180度反転して彼らの異常さの証拠になる可能性もあるから。

問題なのは中国。なんせ、政府自らが政策として日本以上の規模としつこさで世界中に発信しているし、韓国と違って経済的な理由もあって余り世界からの反応も期待出来ない。特に、アルジャジーラみたいな中国の立場を英語などの各国語で世界配信するメディアを作ってしまうくらいですからね。普通に対応するだけでは、最初の力勝負で負けてしまう。じゃ、どうしたらよいかと考えると、そこは彼らの弱みをジワジワと突くのが良いんじゃ無いかと。例えば、彼らは抗日の成果を盛んに共産党の成果と喧伝するけれど、実はそれは国民党がやったことで有り、共産党はその後の内戦でかっただけであることや、終戦時には中国共産党は中国を代表する政府組織では無かったこととか、毛沢東時代、どれだけの国内混乱が発生していて、数千万人もの人民が亡くなっていることとか、色々ネタはありそう。

こう言うのは得意そうなメディアの専門家の専門チームを作って、先ずはアメリカ、ヨーロッパ中心に、「日本が正しい」という意識では無く、「中国・韓国が間違っている」というトーンで意識を変えることを考えるのが良いんじゃ無いだろうか。こちらの意識を第三者に押しつけるのでは無く、第三者に判断させる情報を与え続けて彼ら自身で考え方を変えて貰うことが、地道だけど一番確実な方法だと思う。

2015年1月14日

ヘイトスピーチではなく核心を

在特会の抗議活動から始まった「ヘイトスピーチ」問題。彼らの活動に関しても、言っていることに関しても、またそれらに対して「カウンター」と称して逆ヘイトスピーチをしている集団にも、何の賛意も感じない。例えば朝鮮学校が公共施設の公園を不正に利用していたのなら、その手続きなり利用規程なりを追求すれば良いわけで、それが在日韓国人だからダメと言う事は全く関係無い話。日本人だろうが、アメリカ人だろうが、同様の事をやれば同じですからね。群馬だったか、公園内の石碑に書かれた内容が事前の合意から逸脱しているという話も、その内容や合意との整合性で論争すれば良いだけで、それがどこの国の人かどうかは関係無い話。

最近「言論の自由」という話題が良く登場して、それはそれで重要な権利ではあるけれど、色々な意味で「行きすぎ」も生まれていることも事実。それを、「言論の自由」の是非と単純に割り切れる話ばかりでは無いはずです、ここの事案に関して是非を判断していくしか無いわけですよね。そう言う細かな努力の積み重ねで、これはOK、これはダメというボーダーがだんだんとはっきりしてくるんじゃ無いかと思う。

パスポートデザイン

地味な(?)日本のパスポートデザインを変更するかもと言う記事。別に、バッグや服装じゃ無いのだから、派手だろうと地味だろうと関係無いと思うのだけれど。デザイン変更よりは、「分身パスポート」みたいなもの作ってくれないだろうか。クレジットカードサイズで、国籍、氏名、生年月日、その他情報がICチップと一部はカード面に印刷されていて、それで全てでなくても良いから(出入国とか)、身分証明目的などに使えるような。言ってみれば、運転免許証のパスポート版みたいなもの。これがあると、海外で出かけるときにいちいちパスポートを持ち歩かなくても、そのカードで代用出来るようにならないだろうか。仮に紛失したら、リモートでそのカードをInactiveに出来るようにして、使え無くすれば単なるプラスチックカードになってしまう用な仕組み込みで。

私なんかは、パスポートの記載面をコピーにとって、これを海外では持ち歩いていて、それで結構年齢確認とか目的では通用するんですが、たまにそれでもダメな場合があって、そんなときにはパスポート本体敷かないんですよね、身分証明目的には。ただ、昔に比べて小型になったとは言え、パスポート本体を持ち歩くのはリスクもある仕入れる場所も考えるけれど、カードサイズになってくれれば財布に他のカードと一緒に入れて持ち歩けるし。

パスポートの原本をクラウドにおいて、そのコピーと言うかオブジェクトを手元に持てるようにしたら解決するのか? ただ、本来その本人の認証機能の核になるべきものの認証確認はどうすれば良いのか? 卵と鶏の話になりそうだなぁ...

閑話休題。パスポートと言えば、ここ何回かの渡航で自動化ゲートを利用していますが、その場合手元には渡航履歴が残らない(スタンプが無い)訳です。自動化ゲートでも、係員の居るブースでスタンプを押してもらうことも可能ですが、時間の関係とかで出来ない場合も有るし、たまたま無人ブースの所に入ってしまうと、もう一度入り直すことも出来ないし。で、スタンプが無くても、後から自分の渡航履歴が簡単に参照できるような仕組みを作って欲しいですよね。手元にも、渡航のために色々準備したファイルとかあるから、それでも分かるわけですが、やっぱり何年のいつにどこに行ったかという記録は、ビジブルな形で残して欲しい。デザインを変更するよりは、そっちの改善を優先して欲しいところです。

なだ万厨房

高級老舗料亭の「なだ万」が、アサヒビール傘下に入ったことの記事。本店には入った事は無いけれど、横浜のインターコンチ内の支店とか、それ以外のお店には何度か入ったことがあるし、実は記事にも書かれている「なだ万厨房」のお弁当類は、よく利用していたものの一つ。残念ながら新横浜駅には無いのだけれど、品川駅とか東京駅、あと浜松駅横の遠鉄百貨店に入っているので、浜松と都内を行き来するようなときでお昼時夕食時の時には良く買っていました。確かにお値段は一般のお弁当の2~3倍以上しますが、味付けは流石にそれなりであるし、おかずの種類も多いので、特にお酒のつまみにするには丁度良い感じでしたから。ただ、足かけ7年以上利用してきて、色々な種類のお弁当が月毎にとか季節毎に登場するんですが、そのおかずの組合せ・内容がほぼずーーーっと変わらない。正直、最初の一年くらいで飽きちゃいました。その後も時々購入してはいるけれど、自分の印象としては「××弁当」と名前が変わっても、変わっているのはご飯の種類、白米だったり、炊き込みご飯だったり、とかが違うだけで、おかずの部分って殆ど同じ印象。例えば、品川駅のエキュートには、10件くらいのお店が入っているのですが、正直これと言ったお店が無くて、ここ数年は駅のコンコースに出店している「アールF1」のお総菜詰め合わせを買っています。こっちの方がバリエーションもあるし、内容もその時々で変わるから。総菜の種類が違うので、なだ万厨房と比較するのは難しいけれど、アールF1の方が変化があるのが個人的に買いの理由です。

老舗料亭なら、そのお店の昔からの得意料理、例えば炊き合わせとか焼き魚とかあるだろうし、それをデフオルトで入れるのは良いと思うけれど、それ以外の部分のバリエーションをもっと考えないと。なだ万厨房のサイトを見ると、地域によって違いがあるみたいですけど、例えばそう言うものを時々地方限定品として取り入れるとか、食材を持ってくるとか、もっと工夫が無いと、一年二年毎週新幹線で通っていると飽きてしまいます。そういう部分も多分に原因としてあるのでは無いだろうか。

東京駅大丸地下には、一万円近い焼肉弁当のお店なんかもありますが、そこまで行く必要は無いけれど、なだ万ならなだ万らしい「ハレ」のお弁当ってあって良いと思うし、そう言う「特別の日」という気持ちを感じさせてくれるものでは無いのが、残念かな。逆に、余りに特別になりすぎてしまい、接待とかの特殊なお客様以外は訪れない孤高のお店になってしまったのが、本家の「なだ万」なのかも。ビジネスの為には数を売ることも大事だけれど、本来の価値・品質がそれによって薄まることの方が大きな問題ですからね。今後、ますます薄まらないように祈るばかりです。

2015年1月13日

情報戦略

日中の合意文書で、英語版の公開が中国側の方が数時間早いので、国際的に引用されるのは中国側のものという話。外交文書だけに正確性は必要だけど、外務省が間違っているのは、情報には同時に速報性も要求されると言う事を理解していないこと。それが、翻訳スキルの問題なのか、外務省内の手続きの問題なのか分からないけれど、一旦世の中に出た情報を訂正・修正することは非常に難しく、また先に出た情報が優先して拡散されるという原則を理解していない。

こういう場合は、まずサマリーで良いから日本側として譲れない部分、肝となる部分、最重要な部分を複数の言語で配信すべき。本当ならば、日本語・中国語でオリジナルを作成しているときに、平行して英語版とかフランス語版とかも作るべきですよね。で、先ずはサマリーを公開して、その後その補足として完全版を公開すれば、少なくとも相手に全て持って行かれることも無いはず。

さらには、出来るだけ多言語での公開もするべき。英語が事実上世界の標準語ではあるけれど、母国語の同じ内容の情報があれば、それを使うのが人の常。ある意味、量で相手を抑える戦略ですよね。情報の要素としては、「速さ(鮮度)」、「正確さ」「量」の3つがあると思うけれど、その順番で重要度が決まると思います。日本人の性格からすると、どうしても「正確さ」を重視しがちだけど、それは間違い。少なくとも、世界を相手に仕事をするなら、ある程度の内容を包含した情報を出来るだけ早く相手に届けるのが情報戦・情報ビジネスツールとしての鉄則。言ってみれば、まずはインデックス、あるいはアブストラクトを兎に角直ぐに配信して、相手の中にその情報をこちらに導くアンカーを設定し、後はそのアンカー経由で流れてくるユーザーに必要な情報を提供すれば良いわけですから。

で、「速さ・正確さ・量」に続いて重要なのが「保守」。いゃ、保守主義の意味じゃ無くて、メンテナンスの「保守」。例えば、検索システムに引っかかるようにタグを設定するとか、独自のDBなりを持っているならアクセスしやすさを追求するとか、同士も情報の場合は発信したらそれまでと言う事が多いけれど、必要な時に必要な情報にアクセス出来る事で、地道ではあるけれど将来的には相手の情報が希薄した後もこちらの情報が残っていれば、今度はこちらが有利になります。日本の場合、古くからの書き物とか書籍が多く残っていて、それは日本の「和紙」であったり「墨」という情報ツールが優れていたからだと思うんですよね。現在の場合はデジタル化されていて、そのデジタル上での環境整備も重要だけど、そう言うものを整理して書籍化するとか、あるいは一箇所だけで無く、例えば新聞記事にしてメディア各社のDBの中にも残していくとか、大学などのDBに残していくとか、やり用は色々あるはず。ある意味「量」の戦略に近い部分もありますが、そちらは広く広げていく二次元的な要素に対して、「保守」というのは時間や種類を増やしていくような三次元的な広がりになるんじゃないでしょうか。

最近の「物作り」って言うのも、そういう部分も考慮して行かないと、結局は口コミ時代の日本の家電が衰退したように、どんなに良い商品を作ってもこれからは生き残れないと思う。AppleのiPad/iPhoneが成功したのも、iTunesという情報ツールを上手く利用したからだと私は思います。日本という素材をどう上手く伝えていくのか、これまでに無いような情報ツールを考えないと、圧倒的な量で押してくる中国とか韓国には、いつまでたっても後塵を拝するだけで終わりそう。

フランス人と韓国人

フランスの新聞社襲撃事件で、何百万人という人がテロ反対の行進をして、その様子が世界中に配信されています。ただ、少なくとも国内のメディアの報道を見ていると、あるメディアは「新聞社襲撃」ということから報道の自由を訴えるし、またあるメディアは対テロ対策を訴えています。聞くところによると、今回襲撃された新聞社は、風刺漫画で有名なところらしいけれど、少なくとも今回の原因の一つであるイスラム教に対してはかなり辛辣な内容を何度も掲載していたらしい。フランス人と言うと、「エスプリ」なる、一寸毒の入ったブラックユーモアーと言うか、結構辛辣な皮肉が得意なわけで、以前は日本もやり玉に挙がったことがあって、一般的な日本人と思っている自分が聞いても、それは著つと言いすぎじゃ無いのか、フランス人にとってはエスプリかもしれないけれど、日本人にとっては侮辱的な印象になるんじゃ無いのかと思ったこともあります。その国民性や文化背景によって、かなり受け止め方が違うのが普通なわけです。そう言う意味で、確かに言論の自由は重要だけど、それに行きすぎは無かったのかなと言う素朴な疑問も生まれます。

フランスの事件を見聞きしていて、ふと感じたのが隣国の事。フランスの「エスプリ」なんて言う高尚なものでは無いけれど、自分達は絶対真実・世界の中心・最高権威と言う意識を常に持っている人達だけに、特に日本に対しては聞く耳持たないという時間がずっと続いています。正確に言えば、多分国民一人一人はそれ程では無いけれど、国民のあるいは国の声を代表しているメディアが「我は正義なり、ペンは真実なり」みたいな態度で結構飛ばした記事を書いているから、それが最近の反発を生み出していることは事実。その様子は今に始まったことでは無いけれど、これまでの日本はまぁそのうちに飽きて終わるだろうと思ったら、どんどん激しく大きくなり、正直ウンザリして堪忍袋の緒が切れかかっているのが、最近の日本の雰囲気・気分だと思う。

「ジャイアンの心理」とでも言うべきか、人間は相手が嫌がっていることが分かると、何となくそれを続けてさらに相手を困らせて喜ぶという、一寸残酷な心理があると思うんですよね。子供頃は、まだ精神発達も途中だからそう言うことに歯止めが掛からず、限度が過ぎると喧嘩になったりするわけですが、そう言うことを繰り返して、する側・される側それぞれの気持ちが分かり「ここまでは許されるけれど、これを超えたらダメ」という按配みたいなものを身につけて行くんだと思います。それが良いか悪いか一概には言えないけれど、でも社会人なり仕事をするようになればそう言う場面は日々生まれていくわけで、そう言う体勢というか経験の無い人は暴発しがち。相手の限度も考えずに、自分達本位でエスプリを過激化させていったフランス人にしても、思い込みと猪突猛進の性格で一度思うとそれしか見えなくなる韓国人にしても、何か根っこは同じような気がする。

そういゃ、どっちも「面倒くさい奴ら」というのも似ているかも(をぃ)。

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Tower

翌日都内で所用があったため、今年のホテル、初宿泊。お正月の喧噪もダイブ納まったかなと言う雰囲気でしたけど、それでもいつもの週末で横浜の駅周辺はなかなかの混雑。この日は疲れていたのか、余り食欲も無く、さて夕食はどうしようと考え、館内のレストラン類も混雑していそうだったので、多分まだ早い時間なら空いているだろうと3Fのバーへ。予想通り入ったときはガラガラでしたが、程なくして座っていたカウンターも埋まり、さらにタイミングの悪いことに葉巻を吸い出す人も居て、一寸花粉症のアレルギーでいつも以上に敏感になっていたので、ちゃっちゃと軽く食べて飲んで部屋に戻ってきました。ただ、この時食べたスモークサーモンと相性が悪かったのか、翌日は朝から下痢になり散々。その為か、朝の目覚めもいつもよりかなり遅く、朝食にでたのはもう9時近くになってから。でも、そのお陰か2Fのビュッフェはそこそこ空いていて助かりました。ただ、お腹の調子が余り良くなかったので、食事もそこそこで部屋に戻り、その後この日の用事に出かけました。年明け最初のスタートにしては、ちょっとむむむな宿泊でした。さて、残り24滞在(笑)。

2015年1月11日

因果応報、と言ったら言いすぎ?

朝日新聞の元記者で、所謂慰安婦問題の記事を書いた植村氏が、名誉毀損の訴えをし外国特派員協会で会見を行った様子。明らかに行きすぎたパッシングもあるし、そう言うことは対象が誰であっても許されることでは無いけれど、ただだからといって植村氏に同情できない気持ちもあるわけです。その理由は、彼も含めたメディアがこれまで様々な報道をしてきた中には、同様に誤報や虚報に踊らされて、でもそのまま消えてしまった人も多く居るわけです。個人的に一番記憶に残るのは、松本のサリン事件で日が似合った河野さんが、当初は色々な状況証拠から犯人に近い扱われ方をして、最終的にオウム真理教が犯人と特定されるまで、色々な報道があったわけです。これまでは何も言わなかったのに、立場が逆転したら文句を言うというのも、一寸感情的には受け入れられないかな、と。

それと、この人は現役は退いたとは言え、メディアの社会に長く居た人で有り、確か大学でもメデイア論を教えているはず。それなら、そのメディアで対応・対決すれば良いのに、結局は身内の朝日新聞と、韓国のメディアにしか対応していないのは、厳しい言い方をすれば「逃げている」様に見えます。

仮にこの裁判で植村氏側が勝訴した場合、今後何かの事件でメディアが誤報をして、そこから不利益を受けた当事者は同様の損害賠償を要求することが出来るようになるんでしょうか。しかし、弁護士が170人って、どれだけ経費やら手間を掛けるつもりなんだろうか。これも、個人の力では無理だろうからやはりバックについている団体なりが居るんだろうけど、それだけの人を動かせるのも、単に個人の名誉毀損だけでは無い何かがあるような気がする。

フットボールデータマン

昨晩、というか今朝というのか、NHK BS1で放送されたデータマンはフットボール特集。番組序盤で、防具を着用したデータマンがGoProを付けてハンドオフを受ける場面があったけれど、タックルを受けてそのGoProが吹っ飛んでいたけれどあのカメラは大丈夫だろうか。と言うか、タックルする方の選手も怖いんじゃ無いだろうか。フェイス越しにカメラが飛び込んできそうで。

内容的には、どちらかというとフットボール観戦の一寸マニアック版みたいな感じでしたが、個人的に驚いたのが、昨年のSuper Bowlでのシアトルとデンバーの試合での、実際のプレー時間はそれぞれ数分なんですね。確かに1Q=15分で60分の試合時間がありますが、インプレーの時間(ボールスナップからボールデッドまで)は、数秒から長くても10数秒位なのに対して、ボールデッドから次のスナップまでは最大で40秒流れるわけですからね。一試合のオフェンスプレー数は、大体60~80プレー位。1プレー平均5秒として、60プレーで5分、80プレーで6分40秒ですか。両チームのオフェンス時間を合計しても1Qに満たないわけですよね。だからといって、休みの多い楽なスポーツでは絶対無いわけですし。

今回はオフェンスに焦点を当てていましたが、ディフェンスは勿論、出来ればポジション毎にこれからシリーズ化してくれないだろうか(笑)。

2015年1月10日

初富士

毎度お馴染み「金曜日の新幹線シリーズ」2015年初出社です。年初の新幹線、成人の日を含めた三連休前の金曜日と言う事で混雑を予想していましたが、それ程混雑もせず、私の隣席も空席のままだったので、ゆっくり初出社出来ました。

で、一番嬉しかったのが今年の「初富士」。浜松を出るときも雲一つ無い快晴で、その後静岡に到着しても快晴のままだったので期待はしていたのですが、新富士駅に近づき富士山が見えてくると予想以上。本当に雲一つ無い青空の中、丁度良い按配に白い頂が見えてきました。いつものようにiPhone4sを窓に近づけて、ひたすらシャッターボタンをタップして10枚位写真を撮影しましたが、半分くらいは鉄橋が被ってしまい残念没写真。でも、残った写真の中には、こんな良い感じのものもありました。手前味噌ですが、なかなか良いんじゃ無いかと。こんな感じで今年は良い事があれば良いなと思う次第です。個人的にも、仕事的にも。

2015年1月9日

キュウリはどうだろう(マテ)

現在開催中のCESでの一コマ。Lenovoが発表した新しいYogaは、専用のタッチペンだけじゃ無くて、鉛筆とかさらにはニンジンでも使えるらしい(笑)。これ、キッチンコンピューターとして最適じゃ無いだろうか(マテ)。

まぁ、ニンジンは極端としても、ペンインターフェースを使うのに、専用のタッチペンで無くても、普通の鉛筆とかポールペンでも使えたら利便性は凄く向上しますよね。爪楊枝の先とかでも使えたら、最近の高解像度パネルで凄く緻密なグラフィックも描けそう。

所で、写真では結構大きなニンジンを使っているけれど、USだとベビーキャロットは親代わりにそのままポリポリ食べていたりします。本当なら、そっちの方が分かりやすかったりして(そう言う問題じゃ無い)。

テフレーヌ

たまたま新聞の商品記事で見つけた、KING JIMのバインダーノート「テフレーヌ」。バインダーノートは、自由に紙数を増減できるので便利な半面、その金属リングが邪魔で、閉じたまま書こうとすると、特に左ページへの書込が邪魔になります。それを、真ん中のリング部分を抜いてしまうと言うコロンブスの卵的発想で解決した商品。実物にはまだ触れませんが(2月発売予定)、イメージするだけでも便利さを感じられる商品。最近個人的に嵌まっている「引き算の美学」を具現化したような商品ですね。今のバインダーノート製品との互換性を維持するために、オプションで真ん中部分にリングをはめられるような器具なんかもあると良いかも。上下のリング部分を利用して固定するような感じで、全体のリング穴を使えるようなオプション。

よくよく考えると、何で最初にこんなに穴を開けたんでしょうね。日本だと2穴バインダー、USだと3穴バインダーがかなり普及していて、ソナに穴の数を増やさなくても良いと思うのだけれど。針金をコイル状にして閉じているバインダーノートの紙との整合性なんだろうか。いずれにしても、コストダウンにもなるだろうし、使い勝手も良さそうだし、既存製品(追加の用紙)との互換性もあるし、目から鱗の商品です。

獺祭の科学

日経ビジネスに掲載されている、山口は旭酒造の名酒「獺祭」の誕生秘話。色々なメディアに何度も取り上げられているので、真新しい話ではないけれど、古い日本酒の世界に、今の技術を取り入れて、新しい日本酒を作るというのは、最近個人的に嵌まっている「積み上げの美学」みたいなものを感じます。単純に足し算していくんじゃ無くて、古いものの上に新しい物を、崩れないように積み上げて新しい「形」を作るという意味で「積み上げの美学」。複雑・多機能化していく製品から、不要なもの邪魔なものを抜いてシンプル且つヘルシーな製品にしていくのが「引き算の美学」なら、それとは一寸異なる方向性の製品作り。複合商品というのが「足し算の美学」で生まれるけれど、それとは一寸違うわけです。

日本酒離れとか日本酒の低迷が言われているけれど、それってやはり「時の流れ」を取り込む、あるいはその流れに乗ると言う事も重要だと思うんですよね。音楽の世界で「クラッシック」と言われている分野は、もう何百年前の曲でも現在でも受け入れられているものなわけですが、それって元々の音楽が素晴らしいと言う事もあるけれど、その時代時代でのアレンジ、あるいは演奏者の解釈を受け入れていってその時代を生き延びる「余裕」があったからとも言えるのでは。

ただ、だからといって最新技術を取り込むだけで上手く行くわけでは無くて、取り入れどころもあるだろうし、逆に昔からの方法を残さなきゃいけない部分もあるだろうし、そういう所を見つけていく努力が一番難しいでしょうね。

今回富士通と製造以前の米栽培にITを導入するわけですが、それがさらに進めば天候管理とか水管理に、もしかしたら作業する人の健康管理何て言うところまで遡るのかも。作る人だけで無く、美味しくお酒を飲むためにユーザーに対しても健康管理を要求する時代にもなったりして。まぁ、そこまでは半分冗談ですが、でもその時の体調をモニターして、一番あったお酒や料理を提案してくれるような「科学的食べログ」みたいな機能は生まれるかも。そうなるとお酒の見方も、今のように一升瓶から継いで飲むのでは無く、複数のボトルから自動的に調合して飲むようなスタイルになったりして。

2015年1月8日

赤い○○

赤い貴族」なんて行っても、今の若い人は分からないでしょうね。「あぁ、マルちゃんでしょ」と言われるのが関の山。それは「赤いきつね」だってば(笑)。

今世界に残っている共産主義国って、幾つあるんだろうか。正直、中国以外には浮かばないけれど、その中国がとんでもない格差社会になっていることを、この日本共産党の人達はどう考えているのか。この人達は、与えることは言うけれど、徴収することは何も言わないんですよね。良く「富裕層から税金を取り、貧しい人に配分する」と言っているけれど、結局この人達の施策を実行すると今の「富裕層」は存在しなくなり、結果的に再配分する「富」も無くなるという矛盾をいつも感じるんだけど。中国だって、国営企業だけの時には決して豊では無いけれど、全員が等しく貧しい暮らしだったから、まだ我慢できていたわけですよね。それが、名目共産主義で自由競争のシステムを入れたものだから、元々権力があった所にますます権力が集中して、赤い貴族ならぬ、赤い成金がどんどん登場してきたわけで、結局色々問題はあるけれど、国民全員で政治を回す自由主義は、ぶれるときもあるけれどその反動で元に戻る可能性も大きいのに対して、少数の幹部が運用する共産主義では、その幹部が紙のごとく清廉潔白スーパースターであれば理想的だけど、そうで無い場合にはそこに術で集中する故に、とんでもない世界になるのは、これまでの世界史が証明していると思う。

この政党が、もっと清貧な感じならまだ理解出来るけれど、年間の活動費のほとんど200億円も収拾できる能力って、一体何をやっているのか不思議です。

国旗が嫌なら

国旗に関しても、色々な主義主張があっても良いと思うけれど、現在の国旗が「戦前の皇国思想や軍国主義思想の精神的支柱」と思うのであれば、オリンピックとか国体とか大きなスポーツ祭典での掲揚にも反対すべきだし、その他少なくとも公共的行事での使用に関して、同様に反対すべきだけれど、そう言う話は聞きませんよね。で、こういう人達は「反対」とは言うけれど、じゃぁどういう旗ならいいのか、どう言う形にすれば良いのかと言う事は言わない。単に気にくわないからダメだ嫌だと言うなら、子供の駄々と同じだと思うんだけど。まぁ、その際足るものが隣国の言いがかりに近いものですけどね。

グループ、集団、組織の連帯醸造のために何らかのシンボルを作るというのは効果的な方法の一つだと思うし、その最たるものが「国旗」であるとは思います。そのシンボルに対して反対、批判が有るなら、それを主張するのは自由だし、納得できる理由があるなら賛意も広がるでしょう。ただ、今回の理由は理由にならないと私でも感じるのは、「日の丸」の制定が記事にも書かれているように明治時代の黒船襲来に対しての日本のシンボルと言う事から生まれたものであると思うから。菊のご紋をして「皇国思想」というならまだしも、日の丸をそれに当てはめるのはかなり無理があるのでは。

でも、こういう人がひとたび代案として新しいデザインとか出してくると、意味不明なハートマークとか、いかにも平和そうな色合いのハトのマークとか、そんなものを提案してくるんだろうなぁ。個人的には、デザインとして最もシンプルで分かりやすいという意味で、日の丸という意匠は悪くないと言うか、結構いいと思うんだけど。それにどう言う意味づけ、動機付けをするかは、結局その旗の下に生活する人の問題だと思うんですけどね。旗を変えたから、その下の人が変わるわけじゃ無い。それを勘違いしている気がする。

異物混入問題

何か悪魔に取り憑かれたように次々と公表されるマクドナルドの異物混入問題。昨年やはり大きな騒動になった、チキンナゲットの製造問題と並べて批評されるのは、同じ企業で発生した食品に関しての問題だからある程度仕方ないとは思うけれど、それぞれ問題の根幹は大きく異なりますよね。

上海でのチキンナゲット問題は、これは原材料から期限切れや不衛生なものを使うと言う根本的な問題。こちらは食品業としてあってはならない問題。方や異物混入問題のうち、青いビニールや透明なビニール片の混入については、製造上のプロセスの問題。ソフトクリームへのプラスチック片混入は、機会内部の部品の欠損と分かっているようなので、これもある意味不可抗力と言うか防ぐには難しい話。唯一よく分からないのが、人の歯が混入していたというポテトの問題で、これはまた別の問題のような気がします。

青いビニール破片に関しては、元々そう言う異物混入を発見しやすくするために青色のビニールを使用していたはずで、それが功を奏しなかったというのはプロセスの問題だと思うので、工場での改善が必要でしょう。混入していたビニールが工場内で使用していたものと同じものと分かれば、後は工場内のプロセス見直しで対応可能だから、これは対応可能。問題なのは透明なビニールの混入では、これは既にビニール片が無くなっているので混入経路の探索も出来ない。これは拙いですよね。もしかしたら店頭で混入したのかもしれないから、対策としては想定される原因を虱潰しに潰しておく敷かないでしょうね。ソフトクリームの混入問題は、多分その瞬間に発見することは難しいでしょう。ただ、マクドナルドって昔は毎日深夜に全ての機器を一度分解清掃して居たはずで、その時に駆けた部品なども分かるはずだけど、そう言うことはやっていなかったのだろうか。あるいは、ソフトクリームだから、その前に問題が顕在化したのかな。これも、その破損した原因をまず特定して、それが経年変化なら定期メンテナンスの頻度を増やすとか、パーツ交換の間隔を短くするとか、完全に問題を解決する方法は難しいけれど対策は可能ですよね。

よく分からないのが人の歯の混入問題。途中で意図的に入れたので無ければ、普通は考えられないトラブルです。一寸気になっているのが、テレビなどで映し出されるその混入していた歯が、綺麗に四角にカットされているように見えるんですね。仮に、ポテトがスティック状に加工されるときに既にポテト内部にその歯が含まれていたとしたら、そのまま検品でも分からずに店頭にまで並んだ原因も分かるんだけど、マクドナルドの会見では脂分は付着していなかったと言う事で、店頭でフライした後に混入したという判断のようですね。となると、歯が亡くなっている店員が居なければ、後は販売後の話と言う事になるわけで、暗に顧客の自作自演を疑っているのだろうか。その混入していた歯のDNA検査とかして、少なくとも人種位は特定できないのだろうか。今回の一連の混入問題で、この話が一番不思議で一番気持ちが悪い気がします。

しかし、マクドナルドは受難の時ですね。最も、マクドナルドだけで無く、ベビーフードにコオロギとか、あるいはゴキブリの混入もあったりして、一寸大丈夫なのか気になります。これまで、こういう問題って殆ど聞いた記憶が無いんですが、何かあるのだろうか。例えば施設が老朽化してきていて、そう言う異物混入の可能性が高くなっているとか。もっとも、昆虫なんかの混入と言う意味では、昔は結構そう言うことはありましたね。葉っぱの裏に芋虫とかついていて、そのまま知らずに調理したりとか。まぁ、田舎の一般家庭での混入と、本来そう言うことを排除している設備で製造されている食品への混入は、全く異なる問題ではあるけれど。いずれにしても、食品業界だけで無く、色々な企業で一度自らのプロセスを見直してみるのが良いのかも。デフレが続いていて、コスト的に厳しい状況が続いていて、色々な部分で簡略化、簡素化されてきたことが、原因の一つでは無いかと個人的には思っているので。

2015年1月7日

国内回帰

ここ数日、色々な企業がこれまでの海外での生産を国内に切り替えるニュースが流れています。これまで、安い労働力を求めて中国からさらに東南アジアに進出していたものの、その中国ですらレイバーコストが大幅に上がり、さらに最近の円安でかい害精算のメリットも減ってきたため、国内生産に変更しているとのこと。私が中国などのベンダーさんと仕事をしていた10年くらい前だと、日本で言う派遣・契約社員の半分以下、30~40%位でしたね。当時は日本語の能力がまだ不足していたので、日本語能力保持者と言うと一気に上がっていたけれど、ある程度英語が出来れば良かったので、そういう人は結構多く居て、だからコストも安い方でした。その分、技術能力のある人に発注出来たので、確かに日本国内の同業の人にとっては大変な時代になるなと、当時から感じたものです。その当時30%強のレイバーコストは、今では日本の70~80%位にまでアップしているんじゃ無いだろうか。現地のエージェント経由でそんな感じなので、仮に直接現地採用とかしたら、もっと安いのかもしれないけれど。感覚的には10年前の倍という感じですよね。

まだまだレイバーだけ見たら現地の方が安いけれど、結局物理的な距離を埋める物流だとか、自由度など総合的なことを考えると、流石に倍近いレイバーコストを継続するメリットも薄れてきます。一つは、日本の商品が薄利多売のコスト重視の製品群から、それなりの品質が要求される高付加価値製品に移ってきているから、バブルの頃ほどじゃ無いけれどある程度国内でお金を掛けても作り込む方向性が回復してきたのも理由としてあると思います。また、今回国内生産に戻す企業の話や記事を見ていると、これまでも別目的で国内生産拠点を維持していて、そこに海外の生産をシフトする形で戻しているので、新規の投資も少なくて済むと言う事もあるんでしょうね。折角海外に準備した拠点を捨てるわけにも行かないし、逆に国内に新規に拠点を準備するコストなんていうのもでないだろうし。

国内回帰してきても、今は国内の労働力不足という事もあるんだそうですね。作業の内容によっては、誰でも良いというわけにも行かないだろうし、以前仕事をしていた人も生活のために別の仕事を始めていたら、なかなかそれを辞めて元の仕事にと言うわけにもいかないだろうし。それでも、国内に仕事が戻ってくると言うのは、まだまだ小さな規模ではあるんだろうけど良い話しです。でも、再び円高になれば企業は外に出ていくだろうし、その時にはさらに安い地域を目指すだろうから、国内の競争はさらに厳しくなることが考えられます。だから、戻ってきたから良かったでは無く、戻ってきた事をチャンスとみて、それを定着させる何か、例えば国内の技術でしか出来ない付加価値の高い製品とか、あるいは国内に製造拠点があるから出来る最短の出荷とか、単に戻ってきたものを作り直すのでは無い何かを考えて実現しないと、もしかすると来年とか再来年には再び空洞化が始まるでしょうね。そう言うことも肝に銘じないと。

ThinkPad Tablet 8 (22) - 回転利用を考慮して

前回はいつだったか忘れてしまうくらいの久しぶりのTabletネタ(苦笑)。この一月、年末年始で移動することも減ってきたことも有り、実はTabletの利用頻度は低めでした。実は、尾籠な話で恐縮ですが、トイレに入って居る間に新聞社のサイトやメールチェックするために利用するのが、最近では一番多かったりします。昔だと、雑誌とか新聞とかを持ち込んだわけですが、その代わりみたいな感じ。正直、ついつい長居したりして(笑)。で、時々YouTubeなんかも再生するんですが、この時に困るのが「音」。音量とか音質とか以前に、スピーカーの位置が悪いんです。

今使っているThinkPad Tablet 8の場合、縦長の位置に持つと、そこの部分左右にスピーカーがついています。この状態では、右側の上の部分に電源ボタン(スリープボタン)やボリュームボタンが来るので、多分この位置がThinkPad Tablet 8の通常利用を想定した位置だと思うんですよね。で、この位置で利用するのは問題無い。唯一困るのが、このTablet 8の画面は縦長なので、この状態でWebサイトを閲覧すると、横が切れてしまう。最初は「あぁ、縦長だからなぁ」と思っていたんですが、そのうちに気がつきました。Tablet 8の解像度は1200×1920。自宅デスクトップで使用している20インチのディスプレーは1600×1200。横の解像度は1200と1600と400dotsの差はありますが、その差分を考慮してもデスクトップ機ではちゃんと全画面表示されるサイトが、何故かTablet 8では横が切れてしまう。なんか変です。試しに、Tablet 8上で画面をキャプチャーして比較してみたら、900ちょっとしか無い。ここで気がつきました。「画面の物理サイズが小さいのに高解像度だから、dpiを上げている?」。で、確認して見たら、やっぱりデフォルトが変更されていて、通常の100%(1:1)にしてみたら、確かに高解像度で表示されました。でも、凄くちっちゃい(涙)。

閑話休題。で、小さくなりすぎるのも老眼に悪いので元に戻すんですが、結局1200×1920の解像度が960×1536位になるので、縦長では切れてしまうので横長で最近は見ています。で問題は、横長に持つとスピーカーが右側か左側に寄ってしまうので、ステレオ効果は無くなるし、音像位置は定まらないし、凄く違和感のある状態で音が聞こえてくる。Tabletデバイスなんて、縦位置横位置クルクル回しながら使うことも多いはずで、その位置によって音の出方が違うというのは、物理的には理解出来ますが、ユーザー的には納得できない。四隅にスピーカーを付けて動的に切り替えてくれるとか、パスレフみたいな構造を裏に作って、音が回りから流れるようにするとか、これ改善が必要なんじゃ無いかと感じた次第です。例えば、イヤホンが接続出来れば、それはそれで問題解決になりますが、このTablet 8君はそれも無い。Bluetoothを使うと言う方法もあるけれど、それでも単体でそれなりの品質で提供して欲しいんですよね。

さらに言うと、やっぱり物理サイズと解像度はバランスがあると思います。元々の解像度を生かせずに低解像度で使うと言うのは、何か本末転倒のような気がする。大人の事情はあるんだろうけど、闇雲に高解像度を追求するのではなく、このサイズならこれくらいの解像度と言うこだわりはあっても良いのでは。それって、最近のスマホにも言えることなんだと思います。

BABYMETAL (5)

BABYMETAL中心に生活が回っている今日この頃先日購入した2枚のBlu-rayに続いて、今日発売予定の昨年3月の武道館ライブのBlu-rayが、一足早くAmazonから昨日届きました。勿論、早速2日間のライブを鑑賞。内容的には、これまでの2枚よりも充実していますが、気になることも。
  1. 1枚目、2枚目と比べると、流石に武道館でのライブなので映像的には綺麗だし、これまで気になっていたAFのぶれは少ない(無い、わけでは無い)。カメラ30台入ったそうですけど、それならもっと言い映像にして欲しいなあ...
  2. 1日目の最後から2曲目(ヘドバン)の途中にYUIMETALが消えて、最後はSU-METALとMOAMETAL二人になり、「えっ?」とビックリ。続く最後の曲になるI.D.Z.では3人になり、何か演出かなと思ったら、ステージからYUIMETAL落ちたんですね。大丈夫なのか。よく見ると、最後のI.D.Z.の時にMOAMETALの表情が凄く不安そうなのも納得。
  3. で、一日目の落下事故のためか、2日目の魔方陣をイメージしたステージの通路全てに、足場材で手すりが作られて通路を保護していました。まぁ、当然だとは思うけれど、良く間に合ったなぁと感心。ただ、やっぱり「足場」ですから、そのポールとか交差金具とかが映り込むと一寸興ざめ。あれは、最初から安全策を意識すべきでしたね。
  4. 1日目は落下トラブル、2日目はその対策で急遽設置した手すりで、これライブ映像としては落第というか、もしかしたら世の中に出せなかったかも、と言う印象。勿論、内容的には限られた楽曲を上手く組み合わせて、2日間それぞれ異なるテイストにしているわけですが、それ以外の部分で残念だったというか。それで、発売にライブから一年近く掛かったのだろうか。
  5. 全体的に、1枚目のデビュー当時のライブは素人のビデオ映像みたいな感じ、2枚目はプロだろうけど駆けだしビギナーが撮影した感じ、で3枚目の今回はちょっと慣れた人が撮影・編集したかなと言う感じたけど、かなり減ったとは言えAFの行ってこいがまだあるし、クレーンカメラからの映像と思われるもの何かの振動でぶれているんだよねぇ。何で? 3枚目でも、ちょっとイライラと不信感が残る作品です。残念だけど。
まぁ、でも、ますます中毒症状が進んだことは確かです(笑)。

2015年1月6日

歴史の視点

元日に発表された、天皇陛下の年初のご感想で「満州事変」に触れられているというので話題になっていました。それにより、国内外で色々な解釈が生まれて、特に海外メディア、特に特に中国・韓国メディアはこれ幸いとこれまで以上に政治問題化させて、「安倍政権の右翼化」を声高に言い立てるわけですが、一寸考えてみるとそれはどうかと思うわけです。

この記事でも触れられていますが、毎年のご感想の中で、太平洋戦争に関してはこれまでも触れられているんですよね。そう言う意味では、あのような争いを繰り返してはならないという趣旨に変わりは無いわけで、特に新しい内容が含まれているわけでは無い。

逆に私が感じたのは、これまでのお言葉では太平洋戦争全般を何となく網羅した感じの印象だったのが、今年のお言葉では満州事変から終戦までと明確にされたことで、逆に、ではそれまでの日本の統治政策や其れ以前の戦争に関してはどうなんだろうと思うわけです。

人間一人の人生を振り返るときですら、あれは○でこれは×と単純に白黒割り切れるわけでは無いのに、それが一つの国の話になれば、ますます難しくなります。そう言う色々な綾が折り重なって生まれてきた現在とそこから先の未来をどうするかが一番大切なわけで、そこから幾ら過去を振り返ってみても結論が変わるわけでは無く、単にその人の考え方一つで良くも悪くもなるのが「歴史」というもの。例えば韓国のメデイアでは今回の発言で、天皇陛下(韓国では「日王」ですが)が一歩踏み込んだみたいな事を言っているけれど、逆に言えばその当時まだに本に併合されていた韓国や台湾のことは何も触れていないわけです。また、満州事変以前にも中国に日本は進駐していたわけですが、それにも触れていないわけです。また、戦争という意味では、日清、日露と、其れ以前にも戦いがあったけれど、それらにも触れていないわけです。あくまで直近の戦争に関して、繰り返してはいけないと言う事を言われているのが、今年も其れ以前でもご感想だと思うわけです。

今年は終戦70年という事で、中国辺りでは大々的にお祝いするようですが、当時戦っていたのは現在の共産党組織では無く台湾に逃げた国民党だったと思うのだけれど、その矛盾はいいのだろうか。それに、戦勝国は「勝利」を祝い、敗戦国は「反省」するのは良いけれど、どこの国も「70年間争いが無かった」事はお祝いしないんですよね。アメリカ、イギリス、ロシア、中国等はその間にも戦争をしているわけで、方やドイツ、フランス、イタリア、日本等は所謂紛争行動には荷担していないはずで、その70年間を祝い事をどこの国でもやらないのが個人的には一番の不思議です。そう言う視点が存在してもいいはずなのに。単に、勝者と敗者を確定させようとすることが、平和に対しての冒涜のような気がします。そう言う視点でこれまでのご感想を見ていると、少なくとも天皇陛下は平和が続くことを一番に臨まれているのであり、殆どの国民や他国の人もそうであるのだろうと感じるわけです。

素直で無い人間だけが、良くも悪くも我田引水するんだろうな。

宗教法人

産経新聞に掲載された、幸福の科学大学(未定)建設の記事。最近思うんですけど、宗教法人って信教の自由のために免税されているわけですが、そろそろそれも考え直して、一定以上の規模の宗教団体とか、布教活動とは異なると考えられるビジネスに関しては、課税しても良いんじゃ無いだろうか。この大学施設にしても、例えばその宗教団体が自らの寺社仏閣の中で「修行する」ならまだ分かるけれど、それとは別に大々的に大規模な施設を新規に建設して、さらに新規ビジネスとも思われるような新規に大学を始めるなんて言うのは、一寸宗教活動との関連性がよく分からない。仏教系の大学とかあるけれど、ああいう大学も税金とか補助とかどうなっているんだろうか。

以前何かの特集番組で、全国で宗教法人格が裏で売買されていて、本来の宗教活動とは全く別に単にその「名前」だけで法人格を取得して、それによって免税されながらビジネスをしているケースが多々あるという内容でしたが、ああ言うのって「信教の自由」という微妙な問題にもかかわるからなかなか難しいとは思うけれど、何とかしないととは思うけれど。税収増加にも役立ちそうな気がする。一種の既得権益となるんだろうけど、そういう部分をちゃんと精査して、本当に必要な法人には補助をすべきだし、そうで無い場合には厳しく対応すべきでは。そうで無いと、いつまでたってもサラリーマンの源泉徴収が減らない(そこかい)。

足りないアクションプラン

朝日新聞が「信頼回復と再生のための行動計画」を発表しましたが、これ、肝心なところが含まれていませんよね。つまり、これまで虚報・誤報を放置していたために発生した、誤解・捏造・更なる虚報に対しての対応が。今後の報道姿勢・体勢に関して、これまでの反省点を入れて構成に実行するのは当然として、色々な検証機関を設置したりすることは、全て「これからの活動」に対しての対応。「これまでの行動」に対しての対応・対策は何なんだろう。

例えば東京電力が原発事故を起こし、その対策や今後の検証システムを整備したとして、でも事故に対して発生した風評被害に関して一切対策を明示しなかったら、世間はどう感じるだろうか。

例えばエアバッグのタカタがエアバッグの不良品での事故をおこし、その対策や改修した製品を提供することで対策したとして、エアバッグで負傷したユーザーに対して、あるいは既に市場に出ている同社の製品に対してのリコールをしなかったら、世間はどう感じるだろうか。

勿論、指数級数的以上のスピードで世界中に拡散している情報全てを修正することは出来ないけれど、朝日新聞としては例えば自社が取り消した記事やその理由などを多言語で説明したものを一年間くらいは自社のサイトのトップの見やすい場所に掲載し、さらには世界のメジャーなメディアに対して説明する広告記事を出すくらいのことは最低でもしていいんじゃないのか。

それに今回の発表資料等をPDFで掲載しているけれど、これじゃぁ検索エンジンに引っかからないし、翻訳システムにもかけられない。正直なところ、単に「反省を示すプロセス」を淡々と進めているだけで、本当に自分達のやって来たことの重大性を認識しているのか、甚だ疑問な対応だなと感じます。まぁ、朝日新聞だから、と言われてしまえばそれまでですけど。

2015年1月5日

謎のCM

年末年始に盛んに流れるトークアプリ「755」のCMですが、最初はなんだろうと思っていたけれど、この記事を読んでやっと内容が分かりました。LINEのようなメッセージ交換アプリだというのは何となく分かるんだけど、盛んに有名人が直ぐに返信するようなイメージのCMを流しているわけで、ステージ直前のAKBが返信するとか、ちょっと有り得ないようなシチュエーションで盛んに訴求しているのが「何か胡散臭いなぁ」と思っていました。そしたら、案の定(笑)。そう言うアプリなのね。言ってみたら、アメブロのアプリ版ということなんだろうな。

で、意味がよく分からない「755」というアプリ名だけど、これはホリエモンの囚人番号という事らしい。これも、なんか楽屋落ちの雰囲気でつまらない設定だなぁ。SNSの利点として、距離感が縮まるというのはあると思うし、有名な人が不特定多数の人とより身近にコミュニケーションすることも良いことだとは思うけれど、それがビジネスになった途端に何か嘘くささを感じてしまうのは、私が汚れているからだろうか(笑)。

予約受難の時期

この1月から3月にかけて、幾つかホテル予約を入れようとしているんですが、なかなか空いていない。空いていても、いつも取れるような安い料金では無く、一寸お高いレートしか取れません。都内のホテルなので、特に1月2月は受験生需要で一杯になるのだと思うけれど、こちらも必要だから予約を入れるわけで、一寸困ってしまいます。試しに日付をづらして検索してみると、4月上旬くらいまでは結構一杯で、これは受験、下見、入学式、と言うタイミングなのかなと思うのですが、まぁ自分も受験の時は大変でしたから分からないでも無い。もしかしたら、代理店が先に押さえているのかもしれないけれど、毎年早めに押さえようと思いつつ、やはり新年早々の予定ってなかなか決まらない部分もあるので、どうしても後手に回ってしまいます。直前になると放出される場合もあるので、気長にこまめに探すしかないのですが、今日から仕事始めと言いつつ、その最初の仕事が宿探しというのも何だかなぁな年始めです。

FSPを利用しないのならば、例えばExpediaとか一休とか、総合サイト経由で探すと、結構同等クラスのホテルとか見つかりますから、それが最大の理由・原因なのかも。今は仕事での必要性と、自分の趣味(笑)が釣り合っているからいいんですが、生涯優待を受けられるほどは、これから頑張っても無理だろうから、どこかで切らないといけないのも事実。今現在は、年間で40滞在少し、宿泊日数だと50~60泊位している計算になります。ほぼ、毎週1泊している計算になるわけで、流石にそろそろそれは無理な数字になりつつありますから。そう言う意味でも、予約することがだんだん厳しい時期になってきました。

水素ビジネス

読売新聞の記事から、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの選手村を「水素タウン」にするという話。丁度昨晩放送さたれTBS系列の「夢の扉+」でもこの話題を取り上げていて、九州大学ではキャンパス単位で実証実兼をやっているんですね。自分などは昔の理科実験から、水素爆発が先ず頭に思い浮かぶ「危ない気体」というイメージがどうしても強いのですが、最近の技術ではより安全に扱えるんでしょうね。

水素を生成するためには、一番手軽なのは「電気分解」で、水を電気分解して水素と酸素に分離することで簡単に手に入ります。少し前に個人的に思ったのは、今流行の太陽光発電システムと組み合わせて、湖とか沼地に太陽電池パネルを設置して、自動的に毎日水素を生成するシステムをつくったらどうだろうかということ。電気の欠点はためておくことが難しいことですが、それを水素にして蓄積しておいて、それを使うことでエネルギーの蓄積と利用が可能になります。勿論効率的には決して高くは無いとは思うけれど、太陽光と言う無料のエネルギーを使って自動的に水素生成出来れば、一度作っておけば後はメンテナンスだけで利用出来る分、ランニングコストは安くなりそうだけど。

もう一つ気がついたのが、水素を用いた燃料電池車の場合、水素を燃やして見ずになるので、そのまま地面に流しても構わないわけで、それって元々空気中にあったものを戻すだけ。つまり、自然界の中でエネルギーが循環していると思えば、これほど環境に優しいエネルギーは無いように思います。確か原子力潜水艦などでは、電気は豊富にあるので海水を電気分解して、酸素と真水を得ているのでは無かっただろうか。あのような循環システムを太陽光発電と組み合わせて循環型のシステムが出来れば、そっちの方が今の太陽光発電を無理矢理既存の電力配電システムに入れるよりも無理が無い気がします。

2015年1月4日

ワークロード変化

「朝生」で竹中平蔵氏がこんな事を言っていたという記事。番組は見ていないので意図は分からないけれど、これからの社会を考えると、特定の会社や組織に属さずに自分のスキルや労働力を切り売りする、分割して提供することで効率よくビジネスするスタイルは生まれてくるかもしれませんね。今でも、契約社員になるのかな、複数の会社や組織と契約して、成果物をちゃんと提供すれば平行して色々な仕事をしてもいいはずですが、そう言う形態が今後主流になるかも。但し、かなりのスキルが無いと無理ですけどね。それに、今はそう言う形態でも数ヶ月単位の契約になりますが、それが週間単位とか日数単位、さらには時間単位の契約なんていう事も生まれてくるかも。

さらに突き詰めると、例えば定年退職後の仕事で、別にお金はいらないけれどボランティアで何か社会に還元したいという人も多いはずで、そう言う人達が無報酬で何か提供し始めたら、既存の企業なんかはかなり痛手になるかも。時分割的にリソースを活用出来る可能性もあるけれど、もしかしたらスタートレックの世界みたいにお金か無い世界が生まれるかも。あるいは、定年退職後にそう言うボランティア的な労働力提供をしていると、税金とか保険とかが減額されるみたいなことを出来るようになると、さらに加速するかも。

結局「正社員」というのは、必要でも不要でもそのリソースを自ら抱えてコストを払うという事ですから、起業にとっても負担になるわけですよね。だから100%正社員にする余裕が無くなった時代では、どんどん外注できるところは外注するし、非正規社員に分担できることは分担してもらう。問題なのは、本来正社員が責任もって仕事しなきゃいけないところも、コスト重視でどんどん外に出してしまうこと。労働力に関しての議論では、どうしてもコスト重視の話しになって、確かにそれは重要な事だけど、それだけでは無いこともちゃんと認識して判断しないと、結局本体に残るのは昔の残骸だけで必要な記述もスキルも全部外に出てしまい、だから契約が終わるとその会社のメリットも全て消えてしまうなんて言うことが今は生まれるんですよね。だから逆に大変な時代になっていると言うことも認識しないと。

RICE BOWL (2)

2014年シーズンの締めくくり、RICE BOWLが昨日開催され、富士通が最後は地力の強さでで関学を振り切り初優勝。今シーズンの強さを身に染みて体験した(見た?)一人としては、納得の結果です。ただ、流石に関西学院大学FIGHTERS、この短い時間でしっかりアジャストして対応していました。富士通のQBキャメロンは出場していなかったけれど、RBのゴードンを結構止めていましたからね。あと、DLのフリンが出場していなかったのは何故だろうか。サイドラインでスタイルしていたけど、この年末に風邪でもひいたのだろうか。結果、関学としてはかなり有利な状況での対戦となったはずだけど、どちらも一歩も譲らないGood Gameでした。最後は、関学がちょっと息切れというか、スタミナ切れみたいな感じだけど、学生って12分Qなんですね。これはちょっと驚き。社会人は、1stステージは12分Qだけど、2ndステージからは15分正式計時になりますから、富士通はここまで4試合経験しているのに対して、関学は、確か大学選手権のトーナメントは12分Qで、甲子園ボウルが最初の15分計時のはず。結構スタミナ配分にしても、試合の流れにしても慣れない部分があったかなと思います。

関学のディフェンスを見ていると、サイズも重要だけどやっぱりスピード(Quickness)が一番だなと感じましたね。今のフットボールは、ある程度点が取れられるのは仕方ないけれど、競り合って最後に相手をリードして終わるのが一つのスタイルのような気がします。それが良い・悪いは別にして、計算出来るディフェンスユニット作りが、2015シーズンの一つのテーマになるんじゃ無いだろうか。素人の勝手な予想ですけど。さて、もう2015シーズンは始まっています。

2015年1月3日

RICE BOWL

今日はシーズンの締めくくり、RICE BOWLの日。正直なところ、富士通の力の方が圧倒していると思うけれど、そこを関学がどう工夫してくるかが最大の見所かも。一つ心配なのは天気。去年は大雪で新幹線のダイヤが乱れて、当日状況してくる予定だったスタッフや一部選手が試合に間に合わなかったけれど、今年も昨日からの雪の影響で新幹線のダイヤが乱れているようなので心配。昨年よりも影響は少ないだろうし、もしかしたら今年は去年の教訓から前泊しているのかもしれないけれど、やはり学生にとっても最後の試合、ベストな状態で試合に臨んで欲しいですよね。

これまでも、社会人と学生の対戦に意味があるのかと言う話がでていました。特に今年はJapan X Bowlでの両チームの外国人選手の活躍が顕著で、さらに外国人選手の意味まで問われるようなシーズンになっています。昨年も関学は、社会人チャンピオンのOBICと対戦し、ディフェンスの両外国人DEに手こずったけれど、今年はオフェンスのQB/RB、ディフェンスのDE/DBと、4選手にさらに苦しめられそう。ただ、それだけ高い壁は、イコール高い目標でもあるわけで、学生にとっては破り甲斐のある目標とは言えないだろうか。学生チームには、社会人のように優秀な人材をリクルートしてくると言う自由度は無いけれど、社会人が選手登録60名という枠があるのに対して、毎年入れ替わるとは言え4学年の中から優秀な選手を選ぶことが出来る幅広さはあります。また、社会人は幾ら頑張っても週末を中心に、1~2回程度の平日練習が精々だけれど、学生はそれよりも自由度はあります。どちらも有利な点が有り、不利な点もあるわけで、そのトータルでは、どちらも五分五分と言っても良いかも。アメリカで、カレッジの優勝チームとSuper Bowlの優勝チームが対戦することは考えられないけれど、日本の場合社会人のレベルがNFL程ではないという幸いも有り、まだ学生との対戦が可能な事は、ある意味幸いと思っても良いのでは。ラグビーにしても、サッカーにしても、学生・社会人混在しての大会がありますしね。日本には日本の対戦システムがあっても良いと思う。それで、学生も社会人も色々な刺激を受けて、より強いチーム作りに結びつけば。

今日の14:00キックオフを楽しみにしたいですね。

FSPステータス

昨日のUA MPステータスに続いて、FSP(Frequent Stay Program)ステータスを確認。SPGは昨年25滞在完了して、その時点で2015年のSPG Platinum達成と言うメッセージが表示されているので、これは確実。問題なのが、Hilton系のHHORNORS。

通常の滞在数でのステータス獲得ならほぼリアルタイムに自分のアカウントに反映されて分かるんだけど、VISA HHORNORS Platinum Cardの特典(10滞在)でのステータス維持なので、アカウントに直ぐに反映されない。アカウントを表示すると、滞在数に応じてステータスが表示されるプログレスバーがあるんですが、昨年10滞在を超えてもそのステータスは実滞在数に合わせたもので、したがって本来なら2015年度のDiamond達成後もSilverのまま。時々加算ミスしていることもあるので、問合せした方が良いかなとやきもきしていたんですが、2015年になりアカウントデータもリセットされた時点で再度確認。今日時点では、通常表示されるアカウントの内容でははっきりとは確認できなかったんだけど、たまたまオンラインで表示される自分のカードを見てみたら、右下の「有効期限」の表示が、これまでの「03/2015」から「03/2016」と更新されていたので、多分大丈夫なんでしょう。今年もHiltonのDiamond特典を受けることが確認できて、ちょっとホットしています。

今年も10滞在達成して来年度に向けて更新する予定で居ますが、もしかするとUSで週間単位で滞在するかもしれないので、それならEmbassy SuiteとかDouble Treeとかに滞在するかもしれないので、その場合には20宿泊を狙う方が有利かも。SPGの25滞在は退罪数が多い分優先しないといけないので、その様子を見ながら今年のHHORNORS対策を考えないと。HHORNORSの滞在ポイントを、私はUAのマイルにも付けているので、ここでの宿泊はそのままUA MPアカウントの更新になり、その分マイルの有効期間を延命してくれるので、そう言う意味でもある程度は利用しないといけない関係になっています。取りあえず今年の1滞在目は、1月最後に行く予定のHonoluluでの滞在です。

2015年1月2日

ビジネス客の囲い込み

SankeiBizの記事から、関西空港が法人会員向けサービスをスタートさせるという記事。自分のような個人利用者には関係無い話だけれど、こういうアイデアは必要ですよね。で、ちょっとビックリしたのが3ページ目に書かれている、当初9都市あった北米路線が、今はSFOの1路線だけということ。これって、UAのKIX-SFO線だけと驚いて関空のサイトでスケジュールを調べてみたら、本当に北米路線はUAのKIX-SFOだけ。ホノルル線も、Delta/Hawaiian/JALの3便だけ。ここまで寂しくなってしまったんですねぇ。でも、やはり記事に寄れば、JALがKIX-LAX線を、Air CanadaがKIX-YVR線を再開するらしい。関空は、LCCの取り込みと近隣国際線の取り込みで復活しつつあるけれど、もっと盛り返して欲しいですよねぇ。成田、羽田の利便性向上は勿論必要だけれど、その為にも関空とか福岡とか新千歳とか、他所の空港も伸びていかないと寡占状態になってしまいますから。

2020年までに訪日旅行者の2000万人突破のためには、成田、羽田以外の空港が伸びないと無理なわけで、その中核空港として関空の役割は重要だと思うんですよね。その為には、成田や羽田と同じ事をやっていてもダメなわけで、PeachをメインにLCCの取り込みを先駆けたのは凄くビジネスモデルとして良いんじゃ無いかと。一方で、利益率を上げるためにはビジネス需要を取り込まないといけないわけで、空港会社側としてはも着陸料は下げて便数を増加させた分、それ以外で収益を上げられるビジネスモデルを考えないといけないわけで、その為にもっとアイデアを出してもらわないと。それが利用者の利益にもなるわけですからね。

United Airlines MileagePlus 2015

毎年、お正月のお昼過ぎにリセットされるUA MP (や、その他のFFP/FSPの)アカウントレコード。UA MPのPQM/PQSも、しっかりと"0"リセットされました。RPU/GPUも、今月一杯で4/6に減りますが、やっぱりマイルがゼロになるのが一番寂しいかも(笑)。

去年の特典チケットマイルの改悪前に駆け込みで特典チケット発券したり、その後も幾つか発券して、マイル残高は一時数万マイルまで減ったんですが、結局その殆どが諸般の事情でキャンセルしたため、再び70万マイル強まで戻ってしまいました。PQMが貯まらない特典チケットって、私は殆ど利用しないのですが、もう少しマイルアップグレードとかで今年は有効活用したいですね。

2015年は、今月末にすでにHawaii行きのチケットを手配済み。年末には、今年はキャンセルしたけれど、いつものように有休消化も含めて少し長めにどこか旅行したいですね。7月には、どうやらフットボールのワールドカップがOhioのCanton-「フットボールの殿堂」でどうやら開催されるようなので、いつもの夏の旅行をここにするのも良いかも。後は、近場と国内旅行でなんとかPQMを獲得して、来年もUA MP 1Kを維持したいところですが。今年も安全に、そして充実したフライトが出来る事を祈りつつ新年を迎えました。