2014年12月24日

「もっとTV」終了

民放と電通がサービスを提供していた、オンデマンド型コンテンツの「もっとTV」が来年3月で終了するという記事。理由は対応端末が普及せず結果としてビジネスモデルとして成長が見込めないと言う事らしいけれど、そんな事始めから分かっていなかったのだろうか。このサービスが始まったときに、私もここで取り上げているんですが(これこれ)、対応端末なんて、つまりテレビやレコーダーの買い換えなんてそう頻繁にあるわけじゃ無いですし、もっと長いスパンで考えないと無理でしょうね。それなりの数の携帯にデフォルトでついていくNOTTVはまだ続くんだろうけど、それでも利用率が低ければコスト削減対象になるかも。

既存のインフラを流用して新しいサービスを始めることが出来れば、それが一番なのは確か。今回の場合も対応端末を新規に購入するというのは、結構高いハードルですよね。以前の記事にも書いたけれど、EPGが結構発達している現在、タイムシフト視聴が出来れば、それが一番楽出し簡単。それを超えるだけの付加価値をこのもっとTVが提供出来るかと言われると、ちょっと疑問。過去のアーカイブをどの様に付加価値をつけて再販していくかというのはテレビ業界にとっても重要な課題だと思うけれど、問題はそれだけ価値のあるソフトが今生まれているのか、と言う事じゃ無いかと。その点をもう一度考えないと、システムだけ作っても魂の入っていないサービスになりそう。

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