2014年12月8日

消えるブラウン管TV

読売新聞の記事から、来年中には世界からブラウン管TVの製造が終了するという話し。自分の子供の頃には、地元の名士の一人としては高柳健次郎氏の話しは何度も聞かされるわけで、高柳氏が実験で成功した静岡大学工学部のブラウン管テレビの伝送実験装置(模型)とか、NHK浜松放送局前にある、初めてブラウン管に映し出された「イ」の文字の石碑とか、何度か見に行ったことがあります。まぁ、そのブラウン管から、今の浜松フォトニクスも生まれた訳で、地元から生まれて育った技術革新の一つとして忘れられないものの一つ。でも、もう日本では殆どブラウン管TVなんて見ないし、大体アナログ放送が事実上停止している現在、手元にあっても使えないわけですし。

これまで、色々な技術が登場しては、その使命を全うして消えていったものも多くあるわけで、その中でも一番馴染みの深いブラウン管TVが消えていくというのも、なにか大きな時代の転換期を感じますね。で、今主流のLCDテレビにしても、次は何も無い空間に映像を投影するホログラムテレビが登場したら消えていく運命だろうし。あるいは、実際に目で見るのでは無く、視神経に映像信号を注入して「見えたように感じる」映像装置が将来的には登場したりして。なんか世の中はサイバーパンクの方向に進みつつあるのだろうか(笑)。

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