2014年12月18日

ナッツと財閥

どんどん騒ぎが大きくなる韓国の「ナッツリターン事件」。一般の報道では、財閥の支配的地位に対しての不満が一気に爆発した感じで、どんどん騒ぎが大きくなっていますが、個人的に感じるのは財閥だからという点よりも、やっぱりあの国の国民性にもよるんじゃ無いかという気がします。

日本でも創業者一族による同族経営の会社は多いし、その中には規模の大きな会社もあると思うけれど、韓国の財閥グループのような、国のGDPを左右するような規模の会社でその様な昔の仕組みが残っているのは希だと思う。日本なら、株主総会なり、社会的な声で批判されると思うのだけれど、あの国ではそう言うことは言わないというか言えないんですよね。財閥は目指すものであって、批判するものじゃ無いから。不満があるなら、そのグループに入り、のし上がり、自分がその立場になれば良いという雰囲気を感じます。

もう一つは、元副社長の態度が最初悪かったと言う事で批判されているんですが、それはそれとして拙い対応だったとは思うけれど、針小棒大にそう言う部分を大きく広げて騒ぎ立てる彼の国の国民性もあると思うんですよね。これまでの財閥への鬱積があったとは言え、自分達がその飛行機に乗っていたわけでは無いし、航空法違反容疑とは言え、ほぼ定刻通りに到着しているわけで、まぁ時々私も見る「我が儘な客の横暴」くらいですまされても不思議は無いような感じ。それが、その客が同社の最高幹部の一人で、且つ理由がしょうも無いものだったからおもしろおかしく取り上げられ、さらにあの国の国民性からどんどん輪を掛けて広がっていき、とうとう二進も三進も行かなくなったような気がします。

それって、実は日本に対しての態度、姿勢、考え、全てに当てはまることで、一度火がつくとどうしようも無く類焼していくわけで、さらに自らでもガソリンを供給して火勢を上げることに喜びを感じるようになってしまう。ナッツ事件と言う単純な構図じゃ無くて、あの国のDNAがなせる技と思った方が良いのかも。

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