2014年12月15日

現状肯定選挙

突然の選挙。途中与党圧勝の報道が流れたためか、最後は揺り戻して少し与党が表を取りこぼして競り合いに負けたところがあったけれど、基本的に与党は現状維持。対する野党第一党の民主党は、議席は増やしたけれど党首は落選するし、試合に勝って勝負に負けた感じだろうか。それでも、あのすっから菅氏が最後の最後で復活当選したのは、なんというか執念というかゾンビみたいな感じ。ほんと、落ちれば良かったのに。彼が落選するなら、海江田さんが復活してもまだ許せる。意外だったのは、直前までのごたごたで大きく後退すると思われた維新の党が、ほぼ現状維持出来たこと。その分、「第三極」と呼ばれていた中小政党が割を食った感じで、結局コップの中の争いならぬ、野党の仲の争いで終わった選挙でしたよね。その中で唯一健闘したのが共産党で、倍増以上の議席を確保したけれど、これでなにか勘違いしなきゃ良いんだけど... まぁ、共産党は政党助成金を受け取っていないから、その分政治関係のお金が節約できると思えばいいのか(マテ)。

これで、よほどのことが無い限り最長であと四年、まぁ常識的なところでは三年少しは現在の体制が続くわけで、問題は色々あるかもしれないけれど、やっと日本経済が上向きになりつつあることも事実なので、なんとかこれを堅調なところまで持ち上げて欲しい。税金も2年後には10%に上がるわけだから、それまでに目処をつけないとダメという課題を与党はもらったことにもなりますよね。

もう一つ、今回は一票の格差解消のために、前回の480議席から5議席減少して475議席になっての選挙でしたが、これでもまだ足りない。今のシステムでさらに選挙区を統合して議席を減らすのか、以前から言われている中選挙区等別のシステムに移行するのか、それもこれからの課題。これは、与党と言うよりも国会議員全員の課題。自らの首を絞める決定をしなきゃいけないので、これまで遅々として改革が進まなかったけれど、裁判でも違憲という判断がで居るんだから、これも次の選挙までに解決しないと。それと共に投票率に関して今回も問題になっていて、流石に今回の52%というのは、半数の50%切りも見えてきた拙い状況。選挙自体が、多くの有権者が必要かどうか疑問に感じていたこともあるので、個人的には結構健闘した数字だと思うけれど。それと、報道各紙では投票に行かないことに対して意見を言っているけれど、投票率に関係無くその選挙結果が確定している、つまり投票していない有権者の票も白紙委任というか、デフォルトで組み込まれているわけですよね。だから、その部分を改めないと単に数字だけ言っても仕方ないような。例えば、その選挙区の有権者数に対して選挙区の投票率が55%を切ったら、その選挙区の投票無効にして保険選挙をするとか上位二人の決選投票にするとか。ただ、今回の低投票率に関しては、野党の準備不足、ふがいなさが最大の原因だと思うけれど。抜き打ち選挙と言うけれど、「いつでも解散してくれ」と息巻いていた幹事長も居たわけだし、当然前回ぼろ負けした民主党としては、早くから支部長なり候補者なりを準備して、それぞれの地元で地道に準備してなきゃいけないはずが、全然候補が揃わない体たらく。結局は、油断していた側が泣き言を言って負け惜しみしているだけだなぁ...

この結果を受けて、今日の株価はどう動くのか。年末までになんとか1万8000円台を確保して欲しいのだけれど...

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