2014年10月8日

科学の誉れ

昨日は理系小僧にとって嬉しいニュースが二つ。まずは昼間打ち上げられた、ひまわり8号の軌道投入成功。丁度点けていたテレビの報道で、打ち上げ前の噴射からカウントダウン、打ち上げからブースター分離までずっと中継していて、天気も良く青空をバックに綺麗な映像に感動しました。日本の衛星打ち上げも安定してきましたね。また、今回のひまわり8号では、これまでよりも高解像で撮影頻度も高いカラー映像が撮影可能という事で、日本だけで無く東南アジア諸国や太平洋地域の気象予報にさらに役立ちそうですね。お金や技術だけでなく「情報」というものも重要な国際貢献だと本当に思います。

そして夜になって飛び込んできたビッグニュースが、赤崎氏、天野氏、中村氏による、ノーベル物理学賞受賞のニュース。青色LEDの開発、量産化に対しての功績が評価されてのことですが、個人的には色々特許騒動を起こして有名になった中村氏が一番印象深いけれど(笑)。一番若い天野氏は、地元浜松出身なんですね。中村氏は四国徳島だし、赤崎氏も鹿児島のご出身と、地方の活力もまだまだ捨てたもんじゃないというエールにも感じられます。

今回の受賞対象件である「青色LED」については、電子製品デジタル製品にとって不可欠と言っても良い物で、最近ではそれだけでなく白熱灯や旧来の照明器具を置き換える照明装置の元になっています。1番大きな貢献は、やはり消費電力の少なさと長寿命化でしょうね。今回の受賞理由にも、そのエコロジー性も言われているようですけど、地球規模から見たら確かに大きな成果と言って間違いないですよね。

これまでだと、こういう技術革新や先端技術の開発や発明に日本人の貢献が大きかったわけですけど、これからはそれらを利用した、実用品や新しいデバイスみたいなものの開発に日本人が絡んでいく必要がありますよね。そういう部分を、他の国に奪われて日本も苦しんできたのが、ここ20年30年の日本だったわけですから。いずれにしても、これが色々な意味で色々な分野で良い刺激になって、日本の元気の素になって欲しいです。

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