2014年10月4日

ちょっと無理な理由付け

新Windowsの名前が「Windows 10」になったことで、何で「Windows 9」は無いんだという色々な憶測が出ています。その中で最もらしいと言われているのが、「Windows 95/98と誤解するアプリがあるから」という話。海外のサイトやBlogでも、それっぽいバージョン判定コードを示している所もあります。ただ、個人的にはそれってちょっと無理があるんじゃないかと。

理由は、そうでなくてもWindows8以上の環境にOSをバージョンアップさせたいMicrosoftが、もう10年以上前にサポートが終了しているようなOSについて、そこまで配慮するのかということ。世の中にもう存在していないというわけではないけれど、流石にWindows95とかWindows98を対象にしたサービス・アプリは、もう無視できる範囲でしょう。正直なところ、大手企業は勿論、中小企業でもよほどの所で無い限りは、Windows XP位迄にはアップグレードしていると思うんですよね。

個人的に感じるは、多分に営業的な理由からじゃないかということ。まず、ライバルのMac OS Xが、バージョン番号として「10.xx」を使っていること。コードネームで呼ばれることの多いMac OS Xですから、余りバージョン番号は意識しないだろうけど、それでも数字が低いと何か劣っている印象は受けるかも。もう一つは、仮にWindows9と今回呼んだとして、数年後にはWindows10を出さなきゃ行けないわけで、その時に9→10の移行が印象的には大きなものに感じるけれど、もしそれ程機能とか内容に違いが無ければ「なんだ」と言われてしまいます。先に10に上げておけば、後は19まで行くまでは、ジージョンアップの内容に余り振り回されない、というメリットがあるんじゃ無いかと。

あと、これは邪推も含むけれど、今後Microsoft OSは「Windows」あるいは「The Windows」みたいな名称になって、その後にリリース年をつけるだけになるような気がします。理由は、番号をつけたらどうしたって増えていくのに中途半端な印象を受けます。また、「Windows 13」なんて、欧米じゃ絶対受けそうに無いし。で、今回「Windows 10」にしておいて、今後はリリース年にと言えば、どんなに早くても「Windows '15」からだから、「13」を使わずに済みます。今回プラットフォームを統一したのも、そんな意図がもしかしたらあるのかも。

さらに言えば、Windows7のデスクトップベースのI/FがWindows8ではモダンI/Fになり、結局不評で元に戻すわけですが、その時にWindows9では余りにWindows8が不作だったように感じられてしまいます。一つ飛ばして、Windows10と呼べば、そこに何かあったように印象づけられる、と考えたのかも。いずれにしても、Bugが無く安定していて使いやすいWindowsが一番良いわけで、そう言うものを出して欲しいなぁ。それと、IEを統合したように、Officeの機能もはやくOSに統合してくれないだろうか。(笑)

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