2014年10月24日

後付けの批判

大臣が替わっても、相変わらずお金の問題が出てくる今日この頃。確かに、ルールから外れた使用目的や、社会通念上それはどうかという支出目的には疑問が大いに残りますが、それとともに大臣になると叩いて埃を出してこういうことを毎回繰り返すのもどうかと。大臣だから名前入り扇子を作ったら駄目とか、大臣だからSMバーの代金を付けたら駄目とか、そう言う話じゃ無いわけで、議員全員が同じ立場のはず。今回のSMバーの代金も4年前の話らしいけれど、なんで4年間も誰も指摘せずに今回指摘したのか、それが大きな問題のような気がする。

結局毎年報告書を出させて入るけれど、それって単にペーパーワークになっているだけで、形骸化しているという証明でもあるわけですよね。そう言う役に立たないシステムならば、もっとちゃんと実態把握にしても可否の判断にしても、毎年確認できるような方法なりシステムにしないと、意味ないんじゃ無い。今の申請方式じゃ無くて、ちゃんと審査して査定して、おかしければそこで指摘するような。NPOとして、「議員支出監視委員会」みたいな物を作ったらどうだろう。国会議員だけじゃ無くて、結構いい加減な地方議員も含めて。作業としては膨大になるけれど、それこそオプティカルスキャンで申請書を読み込み、それで比較するくらいなら結構簡単にできそう。

本来なら、メディア等がそういう部分を監視すると言う役割もあるはずですよね。それが後から探して見つけるというのは、それだけがメディアの仕事では無いにしてもちょっと後付け過ぎる気がする。マイナンバー制が導入されたり、あるいは政治資金専用のクレジットカードを作るなどして支出をいつでも明らかに出来るような仕組みを作らないと駄目なのかもしれない。

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