2014年10月28日

日豪米共同開発

日豪で話し合いが進んでいた、オーストラリア用通常動力潜水艦の開発に、アメリカも加わるという話。日本の三菱重工や川崎重工で製造するのは、オーストラリア国内の雇用なども含めて反対が多いけれど、製造技術もオーストラリア国内に無いと言うジレンマもあります。日豪だけの話だと、どうしても技術や製造施設のある日本で多く作業するしか無いんだろうけど、そこにアメリカも加わり、船内システムや武器システムは米国製とするならば、日本からは船体だけ作ってオーストラリアへ輸出し、オーストラリア国内で船体の最終仕上げと、船内の艤装作業をすれば、キーテクノロジーはそれぞれの国に残されて、オーストラリア国内の雇用も何とか確保され、言ってみれば「三方一両損」みたいな話になりそう。

三菱重工や川崎重工にしても、現在の2年に1隻の製造リズムに、さらに1隻ずつ毎年追加するとなると、結構大変そうな。基本的に本体の製造だけなら、その負担も少なくなるだろうし。問題は、もしかすると推進能力の無い4000t級の潜水艦をどう運ぶかですが、タンカーなどを加工して積めるようにならないだろうか。あるいは海上に浮かべて曳航していくとか。これは大変そうだなぁ。まだまだ紆余曲折が伺える、この共同開発話だけど、何となく方向性が見えてきた気がする。

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