2014年9月9日

msn産経が終了

長いことMSNと産経新聞が提携して運営していた、msn産経サイトが、10月1日から提携を解消して、それぞれ独立したサイトに移行するという記事。産経のサイトは、他の新聞サイトと違って有料記事も無いし変にページを分割して読み肉なってもクリック数を稼ぐような構成にもしていないので、参照情報としてのリンク先として重宝していたんですが、唯一困ったのがmsnとの連携サイトということ。知らないうちに産経のサイトからmsnに遷移していることがあるんですよね。ちょっと気分が悪い。

以前はmsnと毎日新聞が提携していて同じような事をやっていたんですが、2007年10月1日を境に突然毎日新聞から産経新聞にmsnの提携先が変わってビックリしました。当時の毎日新聞との解消は、記事の最後に、「毎日新聞は紙媒体中心にしたかったから」と書かれているけれど、今回の解消理由は何なんでしょうね。産経新聞も、朝日新聞とか読売新聞のように、有料化への道に進むのだろうか。個人的には無料サービスが一番良いわけですが、ビジネスとして考えると何らかの収益構造を考えないといけないのも事実で、各新聞社サイトで工夫するのは当然のこと。例えば有料化する部分をTVのCM挿入だと思うと、幾らスポンサーの都合だからと言って、その番組の何処にでもCMを挿入して良いとは言えませんよね。例えばドラマだったら、話の切れ目切れ目に入れないと、いきなり山場の途中でCMとか入って中断したら、どんなに良い作品でも視聴者は怒りますから。サイトの記事にしても、全体の最初の部分だけを無料公開して、残りは有料サイトでというスタイルの所が多いけれど、それって無料部分だけでは伝えるべき情報が不明瞭なままな訳で、メディアという立場上良いのかといつも感じます。理想を言えば、要約記事みたいなものを無料公開して、そこには一応ちゃんとTPOは膨れているようにする。優良株分には、さらに詳しい情報とか色々な角度からの批評記事なんかも含まれる、みたいな事が理想。

問題なのは、そうなると紙の新聞記事と書き方も構成も異なってしまうので、それぞれで別記事を書く労力が増えてしまうこと。発想を逆転して、Web記事の無料版・有料版を最初に作り、その有料版を構成して紙記事にするとか。あるいは、紙媒体に印刷した記事は半日後とか一日後に公開するけれど、新聞発行以降に出てきた事件とか話題は無料でサイトでどんどんフォローするとか。結局、サイトのビジネスモデルとしては、よほど優秀で付加価値の高い情報を提供して、それなりのアクセス料金を徴収出来るか、兎に角アクセス数を増やして、広告収入等で利益を上げるか、その二択しか無いと思うんですよね。で、個人的推測だけど、前者の場合はある程度限界があるように感じるんですが、後者の場合はやりようによって可能性はかなり高いんじゃ無いかと。まぁ、メディアという情報を商材にしたビジネス何だから、どちらのケースでもちゃんと仕事になるような力は持っていて貰わないと困るんだけど。

いずれにしても、煩わしいmsnにアクセスしなくても良くなることが一番の朗報だったりして(笑)。

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