2014年9月22日

物言えば唇寒し...

産経新聞が報じた、朴槿恵韓国大統領の「空白の7時間」の記事が、今度はその日本語記事を韓国語に翻訳して転載した人間にまで捜査が及んでいるという記事。個人的には、公人であってもプライバシーは尊重されるべきだと思うし、層であっても今回の産経新聞の記事がその「プライバシーの侵害」や「名誉毀損」に当たるかと言われれば、とてもそんな内容とは言えないと思っているので、それをさらに韓国語に翻訳した人間にまで捜査が及ぶとは。それなら、産経新聞が参照した朝鮮日報のオリジナル記事の記者なり編集者まで遡れよ、と小一時間。

大体、「空白の7時間」ではなく、ちゃんと所在が確認されているならそう言えばそれで終わりの話を、なんか自らその7時間を「無かったこと」にしようとして墓穴を掘っている気がします。日本では分単位で首相などの動向が新聞に掲載されるけれど、韓国ではそうすることは無いのだろうか。大体、有名なお店で食事をすれば「国民の苦しい生活を」とか因縁をつける程の日本のメディアも、今回の件は「そりゃぁ変だろう」と声を揃えるくらいですからね。

ただ、日本国内のメディアだけでなく、「国境なき記者団」とか「日本外国特派員協会」とかも批判の声は上げているけれど、国境なき記者団は「不起訴要請声明」だし、日本外国特派員協会は「懸念の表明」と、なんかやる気の無いレベルの抗議しか上げていない雰囲気。さらには、日本新聞協会編集委員会とか日本ペンクラブも「懸念」とか「憂慮」を表明しているだけ。何で抗議とか言論弾圧に対しての非難をしないんだろうか。特定秘密保護法の時には、あれだけキャンキャン騒いだのに、この程度の事でも懸念表明とかで終わりにするんじゃ、本当に開示すべき秘密の取材何て先ず無理だよね。

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