2014年8月9日

無いものを出す

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、Tabletデバイスの操作性についての話題。コラムの中でも触れられているけれど、Tabletの場合縦向き横向き場合によっては斜めにしても使うから、これまでのPC系デバイスで蓄積されたUIがそのままでは通用しません。同じTablet系デバイスでも、スマートフォンだとほぼ縦位置で保持して使うので、こちらは余り悩むことは無いだろうけど、7インチくらいが境界線でしょうか、縦横で使い出すのは。

何処にどんなボタンを配置するかは、それぞれメーカーでも悩むところだとは思いますが、あればあったで便利だし、でもローテーションすると逆に不便になるというジレンマが。個人的には、電源ボタン一つあれば、後は画面上に任意にボタン画面を出して(まさにWindowsのチャームなわけですが)、それで操作出来れば良いんじゃ無いかとは思うんですよね。その部分のカスタマイズが出来るようにしておけば、必要な人は自分の使いやすい配置やデザインにするだろうし。その電源ボタンにしても、テレビのリモコンじゃ無いけれど、手元のスマホで電源ON/OFF出来るようにしちゃうとか。まぁかった直後はどうすると言う課題はあるけれど(笑)。あるいは音声操作はどうなんだろうか。自宅とか一人で使う場合には自由に喋って使っても良いんじゃ無いだろうか。

これまでのデバイスは、必要な物を最初から準備して、それに合わせてユーザーが使用しなきゃいけなかったけれど、これからのデバイスは、無いものは後から追加するとか、舞いように見えても実はどこかにあるみたいな、必要な時に必要な物が出てくる「玉手箱」的仕込みが必要じゃないでしょうかね。Windows8のチャームにしても、あれだって右側とか固定せずに左にしたり上にしたり、ツールバーが移動出来るようにそう言う操作にしてもカスタマイズ出来るようにしないと、なかなか難しいんじゃないかな。iPad/iOSが一つの規準になっているけれど、それを超える物を作らないと、Androidは勿論、Windows Tabletも尻すぼみになりそう。

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