2014年8月29日

視点の違い

日韓の外交活動を再開するために、来月9月初めに日韓の次官級戦略対話を日本で開催する予定という時事通信の記事。日本側の要請を受けて、韓国側が9月の開催を打診してきた、という内容。ところが韓国のメディアの記事を見てみると、まるでこれまで日本側が対話を拒否していたところに、やっと韓国の要求が通って開催されるようなニュアンスになっています。しかも、上から下を見るような言い方もしているし。

国と国との関係で、険悪になるよりは良好な方が良いわけで、そう言う意味では常日頃のコミュニケーションが存在する方が、国単位出なくても、会社単位、組織単位、グループ単位、個人単位(上司と部下とか同僚同士とか)の場合でも同様。ただこれまで「お前らの態度が悪いから話をしない」と言っていた相手が、だんだん自分達の立場が悪くなってきて都合が悪くなってきたので、「まぁ話位してやろう。でも、悪い態度は直せよ」と上から目線で行ってきている感じ。こういう時は、一度「それではもう少し時間をおいてからにしましょう」と一度お断りするのが一番効果的かと。

大体、言いたいことがあるのならば直接日本、政府、外交担当者で話をすれば良いのに、あちこちで余計なことばかりやって騒ぎ回っている。最近でこそ批判が大きくなったからか「告げ口外交」は少し鳴りを潜めたけれど、未だにアメリカでは好き勝手やっているし、欧州などでも騒いでいるし。日本からは逆に、いゃに本の臨んでいるのは前提条件無しの首脳会談だ、と突っぱねたらどうだろうか。面白い結果になったりして。

で、相手側が「譲れない」と言っている「いわゆる慰安婦問題」ですけど、集中砲火を受けている朝日新聞は性懲りも無くこんな言い訳記事を掲載している。「核心は変わらない」とたいそうなタイトルを付けているけれど、河野談話は日韓両国による政治的文書だったことは明らかになっているわけだし、その前提になっているのは吉田証言だったことも確か。さらに「元慰安婦証言」と言うけれど、その証言内容も不確かだし、逆に言えばそれだけしか無いわけで、それって一般的な裁判で証拠となるようなものじゃ無いでしょう。例えば、「私は朝日新聞に名誉毀損されました」と訴えたら、それは真実ですと言っているようなもの。朝日新聞がそこまで擁護するのであれば、得意の取材能力を存分に使って確固たる証拠記事を掲載すれば良いのに、書いていることはいつも同じで「本質は違う」とか「核心は別にある」みたいな抽象的な内容ばかり。それなら是非、同じ韓国の「いわゆる慰安婦」の方々がその後被害に遭われたという、米軍慰安婦とかも同等に扱って欲しいですよね。本質は変わらない、のですから。

昔から「嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる」と言われてきたけれど、メディアの「舌」とは何だろうか。やはり「記事」であり「情報」なんだろうな。それが抜かれると言う事は、彼らの記事や情報が信用されなくなる、扱われなくなるということだろうか。まぁ、その前に先に30年間も付いていた「嘘」に関して、まずは心からのお詫びを表明しないと。それが大人の態度ですよね。

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