2014年8月24日

代ゼミ

予備校大手の代ゼミ(代々木ゼミナール)が、7割もの拠点を来春閉鎖するという記事。受験生時代からもう30年以上過ぎているけれど、びっくりしました。自分の時代だと駿台予備校が少し頭の良い子が行く予備校で医科歯科系予備校以外ではトップクラス。そして河合塾と代ゼミがその次位で、後は地域予備校とかが群雄割拠していた時代。まぁ浪人時代であっても、それなりに有名予備校に行くのがトレンドだった時代でしたね。

特に河合塾と代ゼミはそれぞの拠点地域から全国展開を始めた頃で、勢い的には東京から全国に出て行った代ゼミの方があったかなぁ。記事では「少子化による受験生減少が背景か」と書かれているけれど、はっきり言って予備校競争の中で魅力あるシステムや講師が準備出来ない事が理由では。と言うか、もっと言えば東進ハイスクールに侵食された、というのが理由では。少子化が理由なら、大手予備校も同様に規模縮小に進むはずで、代ゼミだけ7割もの削減というのは、やっぱり代ゼミ本体に何か原因が有ったと思うべきでは。

しかし閉鎖対象の場所に、横浜とか教徒とか神戸とか、それなりの規模の都市の教室も含まれるというのはビックリ。逆に言えば、都内とか大阪とか、より大きな拠点へ通学可能と言う場所でもあるので、生徒を集めにくいのかもしれないけれど。でも、物理的な箱(=教室)が減れば、それだけ収容出来る予備校生の数も減るわけで、経営的にはどうなんだろうか。そのうちどこかに吸収されて「東進代々木ゼミナール」なんていう名前に替わったりして(これこれ)。まぁ、肝心要の大学が、やれ法人化だ独立採算だと苦労しているわけですから、そこに直結している予備校ビジネスが影響なしと言うわけにはいかないでしょうね。大体、さらにその前の高校、中学、等も影響を受けている訳ですから。少子化対策ビジネスって、結構波及効果が大きそうですね。

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