2014年8月14日

それって、ドラえもんか?

ドラえもんの3D映画が公開されるそうで、その監督の対談が掲載された記事。でも、真ん中くらいの所に、とんでもない話しが。何だよ、その「成し遂げプログラム」って。単なる虐めじゃ無いのか? もしかしたら、西遊記の孫悟空が頭にはめられて、三蔵法師の呪文で締め付けられる輪っかをイメージしたのかもしれないけれど、あれは少なくとも三蔵法師の判断で起動するのに、この「成し遂げプログラム」は問答無用に電流が流れるんだろうか。

ロボット物のSFでは「ロボット三原則」というものが設定されているけれど、それをもじるくらいで良いじゃん。あるいは、同じ罰則を加えるにしても、電流を流すなんて言う方法じゃ無くて、罰としてどら焼き没収とか、逆に旨い方向に進んだらどら焼き増量とか。同じドラえもんをフィーチャーしているトヨタからはクレームがつかないだろうか。電流を流すなんて、「うる星やつら」のラムちゃんじゃあるまいし(マテ)。

穿った見方をすると、これって体罰による躾け、とも見えますよね。あるいは、パワハラとも。監督としては、自分が子供の頃に見たドラえもんに対して、何かオマージュのような物を含ませたかったのかもしれないけれど、何か変な方向に進んでいる気がする。自ら「暗い未来では無く、明るい未来を言いたかった」と言っているのに、未来から来たドラえもんは体罰を受けるんだよ、って、良いのか?

のび太やドラえもんが、何か試練とか問題に遭遇して、そこで苦しみ悩むなら、それは人生だから良いと思うけれど、第三者に入れ込まれたプログラムに操られると言う事では、ロボットにしても迷惑だろうし、ロボット以上のドラえもんにしてみたら、人権侵害とでも言うべき行為じゃ無いだろうか。ロボコップの前半の設定がそんな感じだし。なんか、自分が記憶しているドラえもんとは違うドラえもんのストーリーが進みそう。トヨタのCMのドラえもんやその周りの登場人物は、年齢こそ異なるけれど昔と同じような印象を受けるのにね。

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