2014年7月8日

NRT-MCO-ORD-NRT (6) - ORDでのイミグレ通過

成田空港を離陸して30分位過ぎ、水平飛行に入ったところで機長からのアナウンス。この日は上空も気流が悪いらしく、気流の安定しない場所を通過するのでシートベルトは忘れずにとのこと。その為さらに暫くは、シートベルトサインが消えないまま、最初のドリンクサービスがいつものように始まります。

ここ最近はシャンパンとオレンジジュース両方を貰って、途中からミモザにしたりしますが、この日は炭酸系は何となく遠慮して最初から白ワインでスタート。ローストナッツが、少し湿気ったような感じだったのが残念でした。食事のサービスが始まると、以前は別々に提供されていた、前菜(大概はお寿司と枝豆)とサラダが一緒にサーブされてきました。まぁ、これはこれで摘まみにするにはいいかも。で、ちょっとびっくりしたのが、メインの選択。ポークチョップ、チキン、和食は以前と同じですが、魚料理は和風の味噌のソースとメニューに書いてあります。怖い物見たさに、この魚をリクエストしました。出てきた物は、これまでの魚のグリルに白いソースが掛かった物。付け合わせが、ちょっとスパイシーな丸い焼きお握りみたいなものと、空心菜を炒めた物。この白いソースが、西京味噌でも入れているのか、甘みが強いソースでしたけど、悪くは無かったです。付け合わせのライスとか空心菜も、味付けが濃かったけれど、これも悪くなかったです。量的に多くて半分くらい残しましたが、骨付きで食べきれないポークチョップや、パサパサのチキンと比べたら、和食かこれか、と言う選択肢にはなれそうです。

既にお腹が一杯なので、この後のチーズとアイスクリームは断り、暫く映画(キャプテンアメリカとロボコップ)を見て時間調整をして、日本時間で21:00頃になったところでシートをフラットにして到着直前までコールドスリープに入ります(笑)。フラットシートの機材には、ANA/TG/SQ/旧CO/等の航空会社での体験がありますが、今のところ旧UAのフラットシートが一番体に馴染んで寝やすい印象。その為、途中2回ほど隣の席の女性が外に出るときに私の足を蹴飛ばして目が覚めたことを除けば、きっちり到着2時間前までぐっすり寝ることが出来ました。ただ、眠りが浅かったのか、何か変な夢を見たような記憶が...

到着前のミールも、オムレツ、シリアルに和食の設定があるのはびっくり。旧COのEWR-NRTに搭乗した時にも、2回目の食事選択で和食が有り、結構内容が良かったので一瞬これを選ぼうかと思ったんですが、それ程食欲があるわけでもなかったので無難な(慣れた)オムレツにしました。到着前のミールにも和食が提供されるようになったことは、日本人乗客としては前向きにとらえたいですね。本当、旧COの和食の内容は、味付け良かったし盛りつけも綺麗で、凄く感心した記憶があります。今の新UAは実質旧COなわけだから、あのレベルのミールをもう一度再現して欲しいなぁ。そうしたら、文字通り「肴」としてリクエストしますから(笑)。

オヘア空港周辺も天候不良で揺れましたが、ほぼ定刻通りに到着。次が難関の入国審査です。乗り継ぎ時間が2時間でORD通過というのは、私の経験上結構リスキーなわけで、その予想が半分当たりました。ORD国際戦ターミナルの右側コンコース一番端にゲートインして長い距離を中央部分の入国審査場へ。途中、機内持ち込みだけの乗客用の「1STEP」という入国審査ブースが有り、こっちにすれば良かったと一寸悔やむことに。その先の入国審査ブースが並ぶ場所に行き、ESTA登録者用のKIOSKを使う予定が、TSAの係員に誘導されて普通のブースの方に行かされます。ところが10分位したら、こっちの審査ブースは閉じるから反対側のブースへ移動しろと言われて、左側のコンコース用の入国審査ブースに移動させられます。ここでもどう言う誘導をしているのか分からないけれど、後から来た乗客がどんどん開いているブースに誘導させられたり、でもこっちはずっと長い待ち行列の中で辛抱していたりといつものORDの状況です。不思議なのは、何で入国審査の手続きにあんなに時間が掛かるのか。一人に5分以上掛かる場合モアって、なかなか待ち行列が前進しません。1時間近く待って、やっと自分の番になり、滞在期間、同行者の有無を聞かれただけで、直ぐに指紋のスキャンと顔写真の撮影で完了。多分1分掛からずに通過しました。何なんだろう、このギャップ。とはいえ、接続時間がありませんから、直ぐに荷物をピックアップして税関審査を通り、その先のUAのカウンターでバッグをリチェックイン。ここから、空港内接続のSkytrainに乗って、国際戦ターミナルから反対側終点の第一ターミナルへ移動です。

助かったのは、UA MPの1Kなので「TSA Pre✔」の対象者であったこと。誰も居ないTSA Pre✔のスキャンを抜けて、出発ゲートに到着した時には搭乗開始時刻を少し過ぎた頃でしたが、ゲート前の椅子には乗客と思われる人達が座ったまま。ゲートを見るとと、中から出てくる人が続いているので、到着したばかりだと分かります。実は、入国審査で待っているときとかUAのiPhoneアプリで乗り継ぎ便のフライト状況を確認していましたが、遅延情報は無かったので結構焦っていました。結果的には15分遅れ位になり、乗り継ぎできましたが、もう少し早く分かると精神的にも助かるのですが。もしかしたら、ゲートが開かずに待機していてゲートインが遅れたのかもしれませんけど。次回フライト予定のNRT-ORD-BOSでは、乗り継ぎに4時間あるから問題無いけれど、やっぱりORDで一般的な2時間の接続をするときには、機内持ち込みだけの「1STEP」を利用するのがベターですね。今回ESTA登録者用KIOSKが何故か利用出来なかったけれど、こちらの方も効率よく流れていたとは言えず、結構混雑していました。それでも、一時間は掛からなかったとは思いますが。事前に、日本人も利用してとか告知していたのに、ちょっと不親切な誘導だったなという印象です。(続く...)

0 件のコメント:

コメントを投稿