2014年5月1日

System/360 50周年

IBMのメインフレーム「System/360」が誕生してから、50周年。記事にも書かれているように、世界初の「汎用コンピューター」なんですよね、このメインフレームは。それまでのコンピューターは、多少のプログラミング機能もあったけれど、基本的に使用目的に合わせて設計・製造されていたもの。そこに目的ごとにプログラムをロードして自由に切り替えて利用できる「汎用コンピューター」というマーケットを作ったのが、この「S/360」。記事にも書かれているように、技術的にも現在のコンピューターの基本となっている技術が、この頃に発明されて実用化されているんですよね。サイズや速度や機能は大きく変わったけれど、基本的な部分は変わっていないのは凄いと思いますね。

1990年代には「メインフレームは終わった、IBMは終わった」と言われたものだけど、結局メインフレームはまだ残っているし、IBMも残っている。それって、技術的なことは別にして、メインフレーム自身がその利用目的とか機能において変化してきたからだと思うし、IBMにしても大胆な組織改革をして変化することで生き残る術を見つけてきたからで、その点は元々は肉秤機械から始まったこの会社にしては当然のことなのかも。

50年後のコンピューターって、どんな方になっているのか、どんな形で身の回りに存在しているのか、出来る事ならその様子を見てみたいと思います。

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