2014年5月28日

天津航空、静岡へ

昨日の川勝知事定例会見で急に発表された、中国・天津航空の静岡空港へのチャーター便運用の話。週五日間(月、火、水、金、土)で、本日28日から5ヶ月間のチャーター運用と言う話。週五日のチャーターって、チャーターなのか(笑)。なんか、いきなりな話で、知事のサイトにもその内容がまだアップされていない位、未だに「本当?」という印象。使用機材は、A320で180人のインバウンドチャーターになるよう。天津を午後にでて、静岡に夕方到着。一時間程度のターンアラウンドで、静岡を離陸して、天津には夜の22:00頃到着と言うスケジュールらしい。ツアーのチャーターと言う事で、中国国内からの参加者を地方から集めて、日本にも目一杯滞在して帰国と言う感じですね。

で、このチャーター便の記事を検索していたら、やはり天津航空が天津と那覇を6月1日から週二便のチャーターで1年間の計画で結ぶという記事もヒット。「へぇー、天津航空、頑張るね」と思ったんですが、よく考えたら静岡へのチャーター便が無い時に沖縄へ飛ぶスケジュールのようですね。また、沖縄は一年間と長く取っているのは、やはり天津市も寒い土地なので、日本の冬の時期は需要が減るという判断なんでしょうか。でも、天津とかあの辺りの冬の寒さに比べたら、静岡はまだ暖かいと思うんだけど。

中国の表玄関、北京首都国際空港は慢性的な混雑で不評なだけに、天津空港を使うと言うのは良い選択肢かも。北京市内への移動も簡単だし、そこから中国国内各地への移動もできますし。もっとも、個人的には利用したいとは思わないけれど。天津航空は、この28日のフライトが日本初就航と言う事で、静岡県もこの初便には空港でイベントを開催するみたいですが、兎に角今は空港を活性化することが最大の課題だから、何とか定期便かさらには就航先の拡大に繋げて欲しいところです。

国内の空港のうち、静岡空港の特徴として国際線の利用者数が突出しているんですよね。昨年度の利用者数だと、総数では46万人余りで、国内84空港中真ん中の40位。ところが国際線利用者数は17万3千人余りと、岡山空港に続いて国内10位。上位の空港は、成田、関空、羽田、中部、福岡、新千歳、那覇、広島、岡山で、9位の岡山空港は約18.4万人で、10位の静岡空港とは約17.3万人と一万人の開き。ただ、今回の天津空港の就航で、凄く単純計算で一回150人の利用者が、週5便で5ヶ月(20週間)と計算すると1万5000人の増加になるので、もしかしたら岡山空港と入れ替わるかも。

ちょっと驚いたのは、名古屋飛行場(小牧)の利用者数が約60万人弱で国内36位なんですが、運航しているのが事実上FDA 1社である事を考えると、結構凄いなと。FDAが拠点を名古屋に移すこともそう遠くないかも。ただ、半分近くを占める東北路線は復興支援と言う名目で認められている物ですし、国の方針としてはセントレアへ集約する方針は変わらないだろうから、今後はどうなるんでしょうか。あと、静岡空港と同時期に開港して、同じようにお荷物と言われた茨城空港が、約39万人と静岡空港に続いて41位と健闘。ここは国内線はスカイマーク、国際線は春秋航空の2社体制で運用されていますが、健闘している方じゃ無いだろうか。最も、スカイマークがいつまで運航するのか個人的には疑問だけど...

楽観はできないけれど、重要なインフラとして空港を維持活用するためにも、こういう努力は継続して欲しいな。ただ、地元利用者としては、場所の移動でできないから我慢するとして、もう少し使い勝手の良いスケジュールで魅力ある行き先が開拓されないと難しいかな。

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