2014年3月28日

仮想的に統合されるデバイス

PCWatch山田祥平氏のコラムから、docomoがβテストで提供を始めた、PCからスマホをリモート操作する「Mobizen」について。直感的には逆(スマホから自宅のPCをリモート操作する)じゃ無いかと思うんですが、docomoだからスマホに対しての付加価値というか活用を考えると、こうなるんだろうなという印象。だって、会社にスマホを忘れたときにリモートで着信を確認なんて、一寸無理がある想定じゃないだろうか。

例えば、PCで仕事をしていて、机に自分のスマホや社用のスマホを並べるのはまずから、鞄の中に入れたままでそれらの状況(着信やメッセージの有無)をPC上のステータスとして知ることが出来る、というのは良いかも。あるいは、Windows Tabletだと、タブレット上でスマホのステータスが分かるから、PCで使うときとは一寸違う運用になるかも。それこそ、電車に乗っているようなときでタブレットで電子ブックを読みながら、スマホへのメッセージ着信の管理が出来るとか。

それと、これって一台のPC上で複数のスマホ管理は出来るんだろうか。やろうと思えば、社用スマホの履歴管理とか一管理なんて言うのも可能ですよね。そうなると、外回りなんかしていると、お客さまの所に行かずにどこかで時間潰しをしているなんて言うことも分かったりして。現在はリモートでの音声通話はサポートされていないようだけど、将来的にそれもサポートされたら、複数の携帯デバイスが仮想的に一つの合体デバイスみたいな感じになり、それぞれの機能を一つの仮想デバイスの機能として透過的に利用出来るようにならないだろうか。仮想デバイスだから、将来買い換えたり新規に購入しても、それまでの仮想デバイスとしてユーザーからは同一に見えるだけ。

リモート機能は結構昔から利用していて、ネットワーク越しのパフォーマンスの低さを我慢すれば、結構使えるなと言うのが個人的印象。特に、海外から日本の自分の仕事用PCにアクセスしたり、自宅のPCからデータをどこからでも撮り出せたりという経験を何度もしているので、昔のように鬼のような書類の束とかデータの詰まったメディアを持ち歩かなくて良いのは凄く楽ですし、仕事の効率としてもアップします。これらはデータの仮想化、クラウド化と言って良いんだと思うけれど、これからはここの物理デバイスをどの様にリンクさせて仮想的な多機能で且つ自由度の高い「仮想システム」を構築出来るかが、物理デバイスの付加価値の一つになったりして。

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