2014年3月20日

ネットマッチング

ネットでマッチングしたベビーシッターでの事件。結果的には色々な問題をはらんでいたことが後から分かったわけですが、ネットマッチングと言うシステム自体は、やはり時代の要求かなと個人的には再認識した次第。夜の仕事のために、夜間の保育が必要になったというのは、その商売にも寄るだろうけど、世の中が24時間化し、さらにはこれまでの9-5と言う仕事時間の拘束も無くなりつつある時代に、寄り自由度の高い保育ビジネスが欲しいというのは当然の要求だと思います。また、インターネットと言うツールを使って、仕事とニーズを結びつけると言うのも、ある意味正しい姿だと思うし。問題なのは、相互に相手の信頼性を確認する方法が無かったことじゃ無いかと思うわけです。

今回も犯人の男性は名前を変えたり、架空の保育園の情報を掲載していたりと、言い方は悪いけれど信頼性としてはかなり低いもの。でも、初めての人だったりそう言うことを知らない顧客から見ると、画面に表示されている情報が全てで、そこに表示されたらそれを信じるしか無いのも事実。私は、最終的なは国民番号制のような仕組みで、必要に応じてその人の信頼性とか過去の履歴なんかも把握出来るような事が必要じゃ無いかと思うけれど、現在に於いては何か登録制のような形で、その人の履歴を確認して格付けみたいな事が出来る仕組みが必要じゃ無いだろうか。誰が音頭を取って、どうやるという話はあるんだけど、今回のベビーシッターだけで無く、例えばハウスキーピングサービスとかでも同様だと思うんですよね。

アルバイトさんとお店をマッチングするビジネスは、結構メディアでも何度でも取り上げられていて、その中で成功している事例は、お店側もアルバイトによって評価されるし、アルバイトもお店によって評価され、それぞれの評価の蓄積が運営会社の履歴として蓄積されて、それによって淘汰が生まれるし、評価が高ければ有利な条件を得ることが出来るシステムになっていました。欠点としては、履歴蓄積までの時差が有ることだと思うけれど、異なるビジネスでもそこまでの履歴を持ち歩けるようにすれば、新しいビジネスに入る時でもゼロからと言う事は無いだろうし。

そう言うシステムであっても、悪用する人は居るとは思いますよ。ただ、今のように突然メールで届くDMのようなシステムは、そろそろ改善されないといけないんじゃないかな。時代の流れを考えると、ベビーシッターだけでなく、例えば高齢者の介護ビジネスでも同様のニーズはあるだろうし。おさない命は戻ってこないので、その経験を次にちゃんと生かして安心して使えるシステムにすることがせめてもの供養じゃ無いでしょうか。

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