2014年3月16日

不明機の軌跡

未だ不明なままのマレーシア航空機の事件。これまでのトラブルによる墜落説から、誰かによるハイジャック説がクローズアップされてきました。交信が途絶えたのが、離陸から1時間程の時点ですが、それか7時間位飛行していた可能性があるという情報にはビックリしました。期待からの通信や信号は遮断されていたけれど、エンジンのモニター信号がどうも生きていたようで、それを前提にするとカザフスタンかインド洋のいずれかの地域に到達していた可能性があるとのことです。でも、かなり両地域は離れているんですよね。

テクノスリラーの舞台であれば、ハイジャックされたB777は内陸部のどこかの空港に秘密裏に着陸して居ることになるんだろうけど、仮にどこかに着陸したとしても、200名以上の乗客・乗員の対応はどうするんだろう。不吉な事を考えれば、その場で処置されてしまうことが一番犯人側にとっては簡単だけど、それにしたってそれなりの労力が必要で簡単にはできないでしょう。後、幾ら広い地球の上とはいえ、B777位大きな機体が、飛行中もそうだし着陸している場所も特定できなことがあるのか一寸不思議。勿論、探索する場所が絞れていないこともあるんだけど、エンジンの信号がある程度トラック出来れば、地域も絞れるんじゃ無いかと思うのだけれど。

今回の事件で不思議に思ったのが、航空機なんて自動的に位置情報を常に発信していると思っていたんですが、そうでは無かったこと。建設機械のコマツでは、盗難防止や不払い対策で、世界中の自社建機に信号装置が入っていて、世界何処の地域でも一台一台の様子がモニターでき、もし不審な状況が見つかると、その場でシステムをシャットダウン出来るとのこと。飛行機のフライトコントロール迄は無理だとしても、攻めてフライトレコーダーの情報を定期的にアップ出来るような仕組みって今後は必要じゃないだろうか。例えば尾翼の先端あたりに発信装置とバッテリーを組み合わせた信号装置を常備するようにして、何らかの異常が検知されたらバッテリーを使って一定時間信号を発信する、特定の相手に送信する等今の技術なら十分実現可能だと思うんですけどね。

もう一つは、仮にハイジャックされたとしたら、これまでの経験からかなり最近の機内ではセキュリティ対策されていたのに、それが破られた・裏をかかれたと言う事になります。それに対しての対策も必要でしょうね。UA機に乗っていると、機長がトイレに出てくるときやコックピットに飲み物なんかを持ち込むときには、がっちりと手前でガードされています。あれで十分かどうかは分からないけれど、第三者がコックピットに入り込むのは難しいだろうなと思います。そうなると、今回機長の自宅が家宅捜査されたという報道もあるけれど、内部犯行ということになるわけで、それに対しての対策はなかなか厳しいかも。いずれにしても、早い事件の解決を望むだけです。

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