2014年2月25日

$25スマホ

MWC2014で発表された、Firefox OS搭載の$25スマホのレファレンスモデル。ここまで来ると一昔前の電卓の価格競争を彷彿させますね。$25位になれば、雑誌のおまけなんかに付けても困らないし、携帯キャリアーなんかだと端末価格ゼロ円でカクヤスプランなんかを構築しても良いだろうし。昔々20年くらい前に、そのうちにパソコンなんか残すとも急激に下がって、パソコン本体自体はオマケになって、その上で走るソフトに課金するビジネスが誕生するかもねと言う話をしていましたが、スマホでは一足先に現実になりそう。

勿論、機能的には今のリッチなスマホよりも限定されるだろうけど、これから市場として爆発的に拡大するような新興国向けには必須なビジネスモデルになりそう。一方で、日本のような成熟市場では単に価格が安いだけでは限界があるわけで、記事にも書かれているように何らかの付加価値を考えないと、日本では余り大きな市場にはならないかも。個人的に思うのは、今のスマホとかタブレット機の子機として、この格安スマホデバイスが使えないかと言うこと。契約とか電話番号とか課題はあると思うけれど、例えば親機は鞄の中に入っていても、子機は胸のポケットとか腕時計デバイスになっていて、着信したらどの子機からでも取れるようにする、あるいはどの子機からでも発信できるようにするとか。家の中でも、親機を充電中でも、充電スタンドから外さなくても子機で通話が出来るとかどうだろう。結構便利な気がする。安いから、トイレとか台所とかあちこちに置いておいても良いし。

コストが下がってくると、大量に作る事が出来たり、付属品なども余分に付けることが出来るようになるわけで、そうなるとこれまでとは違った目的・使い方にも利用出来るようになります。そうすると、そこからまた新しいマーケットなりアイデアも生まれてくるわけで、メーカーにとっては厳しい競争だけどやっぱり価格競争って必要だよね、と思う。

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