2014年1月26日

宗教繋がり

昨年海外からの年間入国者数が1000万人を超えて、さらにオリンピックまでには2000万人訪問の「観光立国」を目指す日本。ただ、大票田の韓国・中国からの訪問客は減っていて、新たな訪日国を開拓しないといけない。その中で注目されているのが、インドネシア等のアジアのイスラム国。ある程度経済的に発展し余裕が生まれていることと、多くのアジアの国が亜熱帯地方にあるので、四季特に現地に無い冬の景色は絶好の資源になるみたいですね。

で、イスラム国の場合イスラム教のいろいろな制限があるわけで、よく知られているのが食べ物の制限「ハラール」。もう一つが一日5回の礼拝の習慣。消毒用のアルコール使用も制限されるハラールは、設備投資の麺で難しいかなと思うんですが、最近ではハラール認証を得たレストランも多く生まれているようで、環境は改善されて居るみたい。こういうことには熱心というか熱意のある日本人なので、一旦ルールややり方が分かれば、何となくあっと言う間に広がる気がします。

もう一つ、礼拝の様子を見ていて思ったんですが、最近では少なくなってきたかもしれないけれど、日本の場合お仏壇がうちにあって、朝夕とお祈りする習慣はまだまだ残っています。そういう習慣をを知っていると、イスラムの礼拝についても理解は得やすいし、そう言うスペースの提供というのも可能じゃ無いだろうと感じました。最近ではホテルとか公共施設にそう言うスペースを準備する事も進んでいるようですが、例えば日本では比較的良く見つかる、お寺や神社にそう言うスペースを準備出来ないだろうか。お祈りするスペースさえ作れれば、日本のお寺や神社にはお清めの水場もあるわけだし。礼拝の時だけ、本堂の大広間の一部を衝立で囲って礼拝場所にしてもいいし、大きな神社仏閣なら観光客誘致も兼ねて、敷地の一部に礼拝施設を作っても良いんじゃ無いだろうか。

ハラールにしても礼拝の習慣にしても、日本人の食事や宗教とは一寸異なります。でも、異質なモノという印象は受けなくて、何となく親和性のようなモノを感じるんですよね。宗教を観光誘致の武器似するというのは、もしかした不遜なことなのかもしれないけれど、でも良く日本には外国語の案内が少ないとか、情報が少ないと言われて対策するのと同様に、そういう部分で一寸工夫したら、東南アジアからの観光客誘致に大きく貢献するんじゃ無いだろうか。そんな可能性を感じます。

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