2013年12月13日

新幹線新駅

富士山静岡空港直下の新幹線新駅をめぐる、川勝知事JR東海・山田社長のやり取り。確かに、空港直下・直近に地下鉄や在来線の駅が設置されている空港は幾つかあるけれど、新幹線に直結した空港というのは例が無いので、もし実現すればニュースバリューはあるかもしれない。でも、仮に今の静岡空港のフライト数が倍になって年間利用者が100万人の大台に乗ったしても、一日の平均乗客数は2,800人程度。まぁ、送り迎えの人も含めて一日の利用者がこの倍となるとして約6,000人。このうちの半分が利用して3,000人ですよね。在来線と接続していない新幹線だけの駅としては新富士駅があるけれど、この駅でも一日平均の利用者数は4,500人程度。これでペイ出来るのか疑問です。個人的には、空港からJR島田駅迄直結して、そのまま東海道本線を掛川まで直行するような鉄道設置の方が利便性は高い気がするけれど...

JR東海も言っているように、空港直下駅と掛川駅って近すぎて多分10km程度しか無いんじゃ無いだろうか。下りの場合、さらに直ぐに浜松駅があるわけで、東京、品川、新横浜みたいな感じになりそうですね。

川勝知事は東海地震のような大災害発生時に利用出来ると言っているけれど、正直な話、東海地震が発生したら、静岡県内の新幹線の路線は結構被害を受ける気がする。特に静岡駅前後の地域なんて、津波の被害によっては三陸鉄道のような感じで線路毎持って行かれて当分利用出来なくなるんじゃ無いだろうか。それに、仮に線路が大丈夫あっても、新幹線で物資輸送するわけにも行かないと思うし。コストの事に目をつぶれば、確かに無いよりはあった方が便利だとは思うけれど、でも「無駄」な施設の一つになると思う。それだったら、先に書いた接続鉄道とか、あるいは空港から掛川駅に直行できるバス用専用路線を設置した方がよほど利便性は高い気がする。

ファナティックな知事が、また変な風に切れなきゃ良いけどと感じてしまう。

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