2013年12月3日

流行語大賞決定

流行語大賞2013が発表。ノミネート50語の中から選ばれた上位10語なんですが、まぁ順当なのかな。でも「ご当地キャラ」って流行語? 「くまもん」なら分かるけど。また「特定秘密保護法」も流行語? これを入れるなら「TPP」の方がよほど長い間使われている気がするんだけど。今回はこれまでとは違って、大賞が4語も選ばれたとのことですが、まぁこの4語、「今でしょ!」「お・も・て・な・し」「じぇじぇじぇ」「倍返し」くらいまでは、「流行語」と言っても納得できる言葉だとは思うけれど。

流行語大賞のサイトには過去の受賞語が掲載されていますけど、栄枯盛衰を感じるなぁ。去年のトップ10には「第三極」なんて言う言葉が入っていたんですね。嘘みたい。で、今朝のテレビニュースで、この流行語大賞の話題で街中のインタビュー場面があったんですが、「特定秘密保護法」「ヘイトスピーチ」「PM2.5」という言葉に関して若い女性が秀逸な発言をしていました。曰く、「(それらの言葉に対して)ニュースでは良く聞くけれど、使うことは無い」と。そうなんですよね、「使われた言葉」かもしれないけれど「使った言葉」ではないんだよなぁ。まぁ、ノミネート50語の中には見たことも聞いたことも無いような言葉も含まれていたから、当然と言えば当然なんだろうけど。

ただ、この「ユーキャン新語・流行語大賞」の選定基準を観てみると、

この賞は、1年の間に発生したさまざまな「ことば」のなかで、軽妙に世相を衝いた表現とニュアンスをもって、広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語を選ぶとともに、その「ことば」に深くかかわった人物・団体を毎年顕彰するもの。

と書かれていて、必ずしも一般民衆が気に入って使った語句でなくても、メディアなんかが盛んに使った言葉でもOKとなっているんですよね。それなら、全ての人が観たり聞いたりしたわけじゃ無いような言葉が入っていても不思議では無いけれど、でもそれを「流行語」と言われると一寸抵抗感を感じます。まぁ、それでも今年は2008年の「アラフォー」「グ~!」以来の複数の大賞と言う事で、それだけ世の中に余裕が生まれてきた、と前向きに感じたいですね。

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