2013年12月20日

パスプロ

毎日新聞の小座野氏のコラムから,先日のJapan X Bowlでターニングポイントになったシーンについて。フットボールも含めて、スポーツには「れば、たら」は禁句だけど、試合序盤のQBサックで、富士通スターターQB 平本選手が負傷したのは誰にとっても予想外であったし、あのプレーが無くてもう少し平本選手が活躍する場面があれば、試合の行方は変わっていた気がします。

ただ、あのプレーを見て思ったのは、パスプロをしていたRB(富士通・進士選手)のプレーの不味さ。頭が下がり突っ込むようにしてタックルに行っていたんですよね、確か。ラッシャーのBJ(バイロン・ビーティー・ジュニア)選手が突然目に入り慌ててブロックに行ったけれど、躓いて前に転んでしまった、という風にも見えるプレーでした。だから、BJ選手は跳び箱を跳び越すみたいにジャンプして、その着地点が平本選手だったという流れだったと。中央から漏れてくるラッシャーをピックアップする予定だったのが、右サイドからでかいBJ選手が突進してきたので、慌てて向かった野かもしれないけれど、あそこはヘッドアップして相手を掴まないと。ただコラムにも書かれているように、RBの進士選手は164cm/70kg、対するDE BJ選手は189cm/109kgですからねぇ。でも、その体格差があってもブロックしてQBが投げ終わるまでの数秒をなんとか確保するのが、パスプロですからねえ。オービックのKJ選手、BJ選手が出てくるのは分かっているわけだから、もしパスプロが必要ならそれなりの体格のRBなりを配置しておくべきだったし。コラムでは、先にインサイドにラッシュされてOLがそちらに対応したため、右オープンからのBJ選手のラッシュに対応出来るのがRBの進士選手だけだったと書かれていますが、パスプロの時ってそう言うもんだしなあ。まぁ、オービックのディフェンスコーチの作戦が当たったと言う事なんでしょうね。

ただ、富士通のベンチワークはなんか変な感じでしたね。開始早々の平本選手の負傷が影響したのかどうか分からないけれど。特に最後の攻撃シリーズなんかは、ベンチとフィールドの選手のコミュニケーションが出来ていなかったように思えるし、ベンチも何か変な雰囲気だったし。悲願の初優勝輪を狙ったプレッシャーがあったのかもしれないけれど、富士通としては悔いの残る試合だったでしょうね。ただ、そこから強くなるチームであって欲しいですけど。

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