2013年12月19日

身元がバレバレ

とある有名な会社でミーティング。ミーティングというか、関係する各社が集まり、この会社の製品の説明会であったんですが、そこでちょっとうむむな経験を。この会社、事前にアポイントメントをとると、入館用のバーコードが印刷されたメールが前日に届きます。当日、このメールを印刷して受付にあるスキャナーで読み込ますと、入館証が発行される仕組み。一寸意地悪して、このバーコード部分をスマホに表示させて、それでスキャンでるか試してみたかったんですが、挙動不審で警備員に捕まるのも困るのでそれは中止。でも、いちいち紙に印刷してスキャンさせるっていうのも、時代錯誤な気がするんだけど。

で、スキャンさせるとタッチパネルに名前が表示されるんですが、ここでびっくり。このミーティングに参加する他者の方の名前までずらずら出てきます。どうやらバーコードは個別に発行されているのでは無く、ミーティング単位で発行されていて、その参加者全員に紐付けされているらしい。同じミーティングに参加するのだから、問題無いと言えば問題無いのかもしれないけれど、でもライバルメーカーの担当者名がずらずら表示されるのってどうなんだろうか。しかも、そのリストから自分の名前を探してタッチすると、自分の入館証が印刷されるんですが、これ間違って一つ上の人とか下の人の名前をタッチしてしまったらどうするんだろうか。オンラインで自動化されたシステムではあるけれど、入館者に印刷する手間を要求したり(忘れたら受付のお姉さんに言えば手続きしてくれますけど)、その手続きがヒューマンエラーが入りそうでしかもセキュリティ的に難ありなのはどうだろう。

そんなことを考えながら、印刷されたIDカードを持ってセキュリティゲートを入ろうとしたら、IDカードに印刷されたバーコードをスキャンさせるセンサーが見つからない。ちょっとゲート前で躊躇していたら、多分社員の方でしょうか、「ご訪問のお客様ですか? お客様ゲートはあちらになります。」と教えてくれました。10台位ゲートが並んでいるんですが、受付の端末があるのとは反対側のゲートが来客者用ゲートで、こちらにはバーコードをスキャンさせるセンサーもついています。これも使い勝手が悪いよなぁ。これは、その先に一番近いエレベーターが来客専用になっているからなんですが、それならそれで受付端末に一番近い場所のエレベーターをアサインしても良さそうな気がします。あるいは、端末の場所をずらすとかね。

で、印刷されたIDカードには行き先のフロアーと場所が印刷されているんですが、ここでまだちょっと迷いました。フロアーの地図が印刷されていて、エレベーターホールから出てこう移動するというガイドも印刷されています。ところが細長いエレベーターホールのエリアのどちら側なのかよく分からない。「A」とか「北」とか、いずれかの場所にアイコンがあって、それを目安に出られるようなガイドなら分かりやすいのに、地図にはフロアーの配置図だけ印刷されているので、最初反対側から出てしまいました。暫くウロウロして、もう一度エレベーターホールに戻り、そこにフロアーの地図が掲載されていたので自分のIDカードの地図と見比べると、どうも反対側に出たことに気がつき、今度は正しい場所に移動出来たんですが... フロアーの通路には会議室名とかの表示があるので、一部でもIDカードに印刷されていればもっと分かりやすいんだけどなぁ...

なんか、親切なようで分かりづらく、最先端のシステムのようで使いづらいよなと思いつつお仕事でもあるミーティングに参加してきました。なんか始まる前から疲れました。

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