2013年12月6日

「見せる」から「使わせる」へ

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、携帯デバイスのショールームでの見せ方について。色々製薬とか限界があるのは仕方ないとは思うけれど、映像を流さないテレビの店頭デモは考えられないし、音を出さないオーディオシステムの店頭でもだって無意味。ただ、冷蔵庫とか洗濯機で実際に動作した状態で店頭に置かれている物って見たことが無いし、設備とかの関係で制限が出てしまうのも仕方ないでしょう。水回りの準備は確かに大変だと思うけれど、少なくともスマホとかタブレットやPCについては、コラムにも書かれているようにネット接続程度はして欲しいですよね。特に画面サイズや解像度が変わるスマホとかタブレットについては、見え方とか操作性とか凄く重要だし。以前も携帯を購入するとき、モックアップしか無くてそれで操作性とか見て機種を決めたんですが、実機ではモックアップでは再現されていなかった10キーの手触りとか押し具合がさんざんで凄く後悔したことがあります。以前のデバイスだと、重さとかサイズが結構重要な規準で、それを再現するモックアップであればそれなりに満足できましたが、最近のデバイスはもっと色々な操作をするようになってきているので、出来れば実機で、しかもそれなりに一通りの操作が可能な状態で展示してくれるのが嬉しい。

例えば予約制でもいいから、15分とか30分とか、その機種を占有して使えるなんていうサービスは駄目だろうか。店舗内の小部屋の中でなら、自由にその機種を操作して良くて、自分のアカウントなんかも設定して使って、最後にはリセットして戻す、と。最近の大型書店では、店舗の中に喫茶コーナーがあって、購入前の書籍でもそこでコーヒーを飲みながら読んだりすることが出来ますけど、あんなイメージで。希望だけ言えば、実際に持ち歩いて携帯性とか接続性なんかも見てみたいし、バッテリー時間も見てみたい。レンタルとまで行かなくても、自動車の「試乗」みたいな事が出来るといいんですが。

記事にも書かれている「サーチ&バイ」にしても、単に良い評判だけ見ても駄目で、結構自分同じような使用方法のユーザー意見を見ないと、実際に購入してみて「評判倒れ」と感じることが結構あります。欠点と言われていることが、自分にとっては実はそれ程影響しないとか。だから、ネット販売とかネット流通は今後広まっていくとは思うけれど、やっぱりリアル店舗というのは重要だと思う。機能比較だけで無く、サイズ違いの発生する衣類とか履き物もそうだと思うし。ただ、例えばそう言うサイズ的なものは、例えばタブレットの3Dカメラで全身スキャンとか部分スキャンをすると、その実データがネット販売側に送られて適切なサイズを選んでくれる、みたいな事が実現すると、実店舗に足を運ばなくても良くなるかも。携帯デバイスについても、機能についてはシミュレーターみたいなものである程度カバー可能かもしれないし。ただ、実際の使い勝手とかは再現できないけれど。ショールームの店舗や機会を増やして、リアルに触れることが出来る回数を増やしていくことが、実は今後のネットビジネスでの肝の一つになるかも。

0 件のコメント:

コメントを投稿