2013年11月5日

自動運転で活性化

最近、各自動車メーカーから自動運転の車の話題が頻繁に登場していて、早くも2020年には一般道を走るかもしれないという話題も。個人的には、いつかはそう言う時代が来るとは思うけれど、やっぱり車本体にいろいろなセンサーやモニター装置を装着して、コンピューターがリアルタイムに色々な判断をして、どれだけ安全性が担保出来るかというのはちょっと心配。最も、世界中の車メーカーと、多分そこと協力してコンピューターメーカーや組込装置メーカーが先陣争いをしているんだろうから、技術的には達成可能なんだろうけど。法整備とか、新しいルール作りみたいな事の方が、もしかしたら技術の進歩を停滞させるんじゃ無いだろうか。

で、個人的にそんな技術が普及する前に、もう少し簡略的あるいは小規模で良いから実現してくれないかと思っているのが「街中無人運転ゾーン」。例えば、今浜松の街中はゴーストタウン化していて、その理由は色々な理由で顧客が「街にでる」事が無くなってきたから。今の街中のキーテナントって、駅ビルと遠鉄百貨店しか無いですからね。で、キーテナントも問題だけど、もう一つの問題が、車社会の浜松で街中に駐車場が無いこと。駐車場はあるけれど、街中周辺の少し離れた場所なので、車で出てきて駐車場に入れても、そこから歩いたりするのが面倒。

個人的に思い描いているのは、車で街中に出てきたら、そのゾーン内の適当な場所で車から降ります。で、そこから車は自動運転で適当な駐車場なり待機エリアに無人で移動するわけです。区域と経路がある程度制限されるので、その部分には外部センサーや誘導センサーを埋め込んでおいて、より安全性と管理制度をアップさせます。で、買い物なり映画鑑賞なりが終わってさて返ろうと思ったら、そのゾーン内であれば自分のいるところに車を無人運転で呼び寄せます。降りた場所と同じ場所でも良いし、買い物とか為てその後移動したならその場所に呼び寄せても良いし、要するに好きな場所で乗り捨てて、好きな場所に呼び寄せる事が出来る。ユーザー側のメリットはそれだけでなくて、駐車場を気にしなくて良い事。自動運転なので、その時点で開いている駐車場に自動的に入れれば良いし、それによって効率的に駐車スペースもアレンジ出来るだろうし。

これが可能だと、街中スペースも広がるわけです。今だと昔の松菱周辺程度しか「街中」と言えないけれど、このサービスが可能になれば、北側は遠州病院あたり、南側も駅南地域、東西だって広がる事で、今のように旧松菱跡地に何かキーテナントを集約しなければと言うは話も無くなるだろうし、場所が広がれば進出するお店の選択肢も広がるし。ただ、その地域が広がるので、例えば今の循環バスく・る・るをもっと本数を多くして、さらにそのゾーンで買い物をしたら無料になるような、文字通り街中ゾーンの「足」にしちゃう。地下に無人運転車専用の大規模な駐車場と移動用の地下通路を作っておけば、地上の交通網は逆に車か減って楽になるだろうし。

まぁ、ある意味夢物語だし、既存の自動運転で無い自動車はどうするんだという話しもあると思うけれど、車社会の浜松のような地方都市の場合、やっぱり車で来ても車を意識しない=駐車場に困らない、というの要素が一番重要な気がします。例えば、今松菱の跡地は更地になっているけれど、あそこに地下4F、地上10F位の大規模駐車施設にしたら、かなり人と物の流れが違ってくる気がするんだけど。いつ来るか分からないキーテナントを待って空き地にしているくらいなら、まずは人と車を呼び込む立体駐車場にしてしまった方が、浜松としてのメリットは大きいんじゃ無いだろうか。

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