2013年11月16日

派遣すべきは軍艦か

フィリピンの台風被害支援に関して、アメリカ、日本に対抗して、中国も「軍艦を派遣すべき」という論評。まぁ、確かにアメリカは空母を、日本も自衛隊の輸送艦・補給艦を中心に被災地への派遣をしようとしているわけですが、それは何も無いであろう現地で自己完結して活動できるシステム(組織)=軍隊だから派遣されるのであって、覇権のための派遣じゃ無いわけです。だから「軍艦を送る」のではなく「活動できるシステム/集団」として、まずは支援を送らなきゃいけないのに、まず「軍艦」という発想になるのがなんともはや。

というか、フィリピンとは南シナ海で係争中の中国が、いくら災害支援のためとはいえ人民解放軍の艦船をフィリピンに入れる事をフィリピン当局が良しとするだろうか。ちょっと穿った見方だけど、アメリカとかオーストラリアとか、そして日本とか、同盟関係にある国からの派遣で間に合わせて、この隙に一つと思っている中国のつけいる隙間を塞ごうとしているので、なんて。そうなると、日本としてはかなり大規模な「いせ」「おおすみ」「とわだ」という大規模な支援も何となく納得できたりして。

まぁ、日本の支援は純粋に人道的な目的のためと思いたいけれど、どんなときでも相手につけいる隙を狙っている存在はあるものですからね。日本で言うところの「火事場泥棒」にだけは気をつけないと。

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