2013年11月21日

英雄か犯罪者か

韓国で「英雄」と称えられている「安重根」は、日本では初代総理大臣で初代韓国統監の伊藤博文公を中国のハルピンで暗殺した「殺人者」という理解。そう言う立場を言うだけで、例によって韓国ではヒートアップしているみたいだけど、結局は何を言っても日本の言う事は気に入らないという国なんだから、暫くは無視したらいいんじゃない。

よく分からないのは、伊藤博文公を暗殺したけれど、結局はそれが引き金になり韓国併合が進んだわけだし、彼の起こした事件は、併合に対しての日本の意見を進めはしたけれど止めたり撤回させる効果は全くなかったという皮肉な事に韓国ではどう言う評価をしているのだろうか。勿論、仮にこの暗殺事件が無かったとしても、当時の列強の状況を考えるとロシアの南下政策対策で韓国併合という事実は避けられなかったとは思いますが、でも少しでも時間を稼ぐ事でもしかしたら韓国の事情が変わった可能性もあるわけですよね。言ってみれば、スズメバチが邪魔だからとスズメバチの巣を突っついたら、スズメバチが怒って逆襲した、みたいな事。自ら騒ぎを起こして、自らの正当性を言うものの、結局最後には自らに降りかかってくる、いつものブーメランが今回も生まれそうな気がする。

いろいろな記事にも書かれているけれど、今回の騒動となったハルピンでの安重根の銅像設置にしても、中国側としても迷惑な話で、言ってみれば少数民族弾圧に対しての反対勢力を肯定する事になる訳で、これは中国にとっても微妙な話。仮に、その銅像が建てられたならば、日本としても中国国内の少数民族を刺激するような発言を知らない顔をして言えば良いかも。直接そう言うことを言って、中国も敵に回すとまずいので、そこは「日本の初代総理大臣でもある伊藤公の殺人者」という日本の公式立場をを表明しつつ、「(銅像設置は)暴力での政変を肯定する行為」みたいな事を主張すれば、中国としてもそれを否定することはやぶ蛇になりそう。日本としては、対中対策として彼らの弱みを利用すればいいし、日本としては韓国のネガティブなイメージ、独善的なイメージを世界的に広める良いチャンスじゃ無いだろうか。それによって、彼らが世界的に流布している日本に対してのネガティブキャンペーンに対しても有効に働くだろうし。

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