2013年11月4日

中は小を兼ねないのか

PCWAtch、山田祥平氏のコラムから、最近製品が増えてきて存在感が増してきているタブレットデバイスについて。コラムの中で、今の売れ筋は7~8型のタブレットで、でもスマホのサイズアップに伴い差別化が出来なくなるから10型くらいのタブレットが「大は小を兼ねる」から主流になるのでは無いかという話。多分、この山田氏のようにPCをビジネスツールとして使い込むような人、別にパソコンライター以外にも外回りの営業さんとかエンジニア等も含めて、はPCとの親和性というか使用感の差異を出来るだけ吸収するために、タブレットサイズは大きめを好むんじゃ無いでしょうか。

で、携帯→スマホと移ってきた人は、これまでの3~4型のスマホが5~6型位迄大型化してくると、スマホとの差別化のために10型に移動する人と、いっその事スマホをタブレットに統合出来ないかと考えて7~8型位にステイする人って二極化するんでしょうね。ただ、今のスマホとタブレットの違いを見てみると、まずタブレットはキャリアーが音声通話をサポートしていない。もう一つは電子マネー機能(FeliCa/NFC)でしょうか。でも、NFCについては最近のタブレットやPCにも入り出しているので、この部分は近いうちに差分から消えるかも。でも、10型クラスのタブレットを、朝のラッシュ時に改札でとりだしてタップするのは顰蹙ものだろうなぁ。鞄に入れてタップしても認識されるような「朝のラッシュモード」みたいなものを入れないと駄目かもしれない。

音声通話に関してちょっと興味があるのが、やっぱり音声通話をしている人って「携帯電話」の人が多いかなと感じること。スマホユーザーって、やっぱりデータ通信が主流になっている気がします。タブレットユーザーは、やっぱり電子ブックを読んでいたり、動画を見ていたりと、これはブラウジング専門という印象。で、そんな様子を何度も見ていると、自分として欲しいデバイスというのは、一つは腕時計型・ブレスレット型のセンサーデバイスで、ここには音声通話用のスピーカーマイクと電子マネー用のFelica/NFCが内蔵されているもの。音声通話については、Bluetoothのヘッドセットでもいいんですけど、いつも装着しているわけにはいかないので、やっぱりブレスレット型端末っていうのは必要かなと。で本体は携帯に便利で、出来ればジーンズの後ポケットに入るくらいのサイズ。額縁部分を限りなく削れば、7型位でも入るかな。WAN機能をどちらに入れるかとか、プレスレットとタブレットでは、それぞれ複数のデバイスを相互に認証しておいて、任意の組合せで使用出来るようにするとか、いろいろ工夫は必要だと思うけれど。

この、どのサイズのデバイスにどんな機能を入れ込むのかというのが今は重要なテーマになっていると思うけれど、もう一つ重要なのはどの様なサイズ・形状のデバイスが今の世の中で受け入れられるのかというのも重要なテーマになってきていて、個人的には電子マネー機能が携帯・スマホに入ると、それこそスマホ一つで生活すると言う事も可能になるわけで、そうなるとシャツのポケットは無理としても、ズボンのポケットに入るくらいのサイズでいて欲しいわけですよね。方や、表示情報がどんどんリッチ化している現在では、スマホでもフルHD表示は当たり前になってきていて、となると表示装置の物理的サイズと解像度の問題も出てくる。そうなると、大は小を兼ねる場合も多いとは思うけれど、モバイルユーザーにとっては、中が小を兼ねてくれるのが一番便利で望ましいスタイルじゃ無いかと思うわけです。で、その時には、今のようなサイズの話だけではなくて、ブレスレットデバイスとの組合せとか、いろいろなギミックが入っている、今のスレートタイプのスマホ・タブレットとは一寸異なる次の世代のデバイスが生まれてくるんじゃ無いかと密かに期待しているんですが、どうでしょうねぇ。

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