2013年11月27日

強行採決、と言うけれど

法案の内容に関してはちょっと別として、「秘密保護法案」の採決について「強行採決だ」とか「与党の横暴だ」という意見が野党から出ているけれど、でもいつも疑問に思うのだけれど、議論をしても反対するだけで何も対案を出さないような野党とか、数年前までは自分達がそれ以上に酷い強行採決や横暴な国会運営をしていた全与党・現野党第一党が、まるで自分達の事を棚に上げて言うのは納得できないというか、あんた達がぐずぐずしているからと小一時間。

「全会一致」が原則じゃ無いんだから、「多数決」という民主主義のルールで運営されている以上、どこに落としどころを見つけて合意するかというのが重要なはず。その点今回は、みんなの党や維新の会は上手く立ち回ったというか。でも維新の会は自分達の意見を合意させたのに、採決には欠席するという無責任な所は相変わらずだけど。政党として機能してない気がする。

ニュースなんかを見ていると「審議を尽くして」とか「審議が足りない」と言っている光景を目にしますが、いつも思うのは、「じゃぁ、後どれくらい・何時間審議したら結論を出す、結論に至るのか」という事は絶対に言いませんよね。単に時間だけを使えば良いというは話でも無いけれど、でも「いついつまでにどれだけの成果を出して、いついつまでに結論を出す・決定する」というのは、プロセス管理・プロジェクトマネージメントでは基本中の基本。なんか、委員会とか国会で「反対」と叫ぶだけが自分の仕事だと勘違いしている議員が多いなと言うのが、ここ最近の中継とかを見て感じる素直な気持ちです。まぁ、あそことかあそことかあそこは昔から変わらない伝統芸みたいなものではあるけれど...

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