2013年11月20日

「ケネディ」というブランド

昨日は先週着任されたケネディ駐日米国大使の認証式が行われて、馬車で皇居に向かう様子の映像が何度も放送されましたけれど、これも「ケネディ」という名前のお陰と言っては失礼か。アメリカでの知名度やポジションは言うまでも及ばず、日本でも人気のある"JFK"の娘さんですからね。43歳という史上最年少でアメリカ大統領に就任したケネディ氏は、当時高度経済成長が始まっていた日本にとっても、戦後日本の一つの目標として感じられたのかもしれません。治部にとっては、物心つくかどうか位の時に暗殺されてしまったので、今持っている記憶は全てその後の情報ではあるけれど、その後の一族の悲劇性もあって、ある意味神格化されたような存在といっても良いですよね。多分、私よりも少し上の世代の人にとっては、"JFK"というのは悲劇のヒーローみたいな印象なのでは無いでしょうかねぇ。で、その娘であるキャロライン・ケネディ氏が日本に来る、ということで、大使就任としては異常な盛り上がりになるのは理解出来るような。まぁ、ご本人はなんでそこまで日本が盛り上がるの、と不思議ではあろうけれど。

もう一つの理由は、やはりキャロライン氏ご本人の魅力でしょうね。仕事もそうだし、容姿も素敵だし。ある意味、ハリウッドの女優さんと並んでも遜色ない魅力を感じるくらい。多分当分は無理だと思うけれど、日本の女性誌あたりは取材活動に当分大変なような。

報道を聞いていると、これまでの政治経験の無さが指摘されているけれど、どうだろう。駐日大使って、アメリカでもそれなりに重要なポジションだと思うし、大使館の規模だってそれなりにあるだろうから、優秀なスタッフだって多いはず。実務はそう言う人達が殆ど済ますだろうから、大使としては象徴として淡々と仕事を進めるだけで良いんじゃ無いだろうか。大体日本だって、先の中国大使は国際政治には素人の人を送ったじゃ無いですか。まぁ、結果は散々だったけれど、大使本人の政治力とか能力で仕事をしなきゃいけない部分って、少なくとも日本など主要国ではそんなに大きくないのでは。と、思いたい(笑)。

ところで、今回の着任で気になったのが、彼女のご家族はどうするのかということ。報道では、ご主人と一緒に今回来られて、数週間後にはお子さん達も合流する予定との事でした。でも、単身赴任になるみたいですね。子供さんは3人いるみたいだけど、一番上の子供さんが大学生くらいだから、まだ小さいでしょうね。で、ご主人はどんな方だと思ったら、デザイン関係の仕事をしている方のようですね。wikiを見ると、SONY関係の仕事もした事があるようで、今後も活動の場はアメリカ中心なんだろうけど、時々日本に来て日本の文化とかデザインから何か影響を受けて新しい作品を作ってくれたら嬉しいかも。

アメリカとの関係は、日本の国際関係で一番重要と言って良いものだと思いますが、これまでのように単に追従するだけでは無く、今後はそれなりの責任を負うようになってくるでしょう。そう言う難しい時代にどう活躍してくれるのか、アメリカの利益だけで無く、日本に対しての利益にもなるような活躍を期待したいです。

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