2013年9月27日

ドラマチックゲーム

セリーグの巨人優勝シーンも中々ドラマチックでしたが、昨日の楽天の優勝シーンは、それとは違ったドラマチックなゲームでした。M2でロッテが破れて楽天が勝てば優勝が決まる昨日の試合、ロッテは日本ハムと札幌で試合をしていて、楽天は西武と所沢での試合。ロッテは最初リードしていたけれど、逆転されて破れたんですが、丁度並行して行われている楽天の試合よりも1回分先行している感じで試合が進みます。点差は3-6とまずまず安全圏のリードで日本ハムが9回表の守備につくんですが、ここからロッテが反撃を開始して1点、2点と追加していく。

この頃裏側(表か?)の樂天戦では、4-3と楽天リードながらわずか1回で8回の攻防が終わり、9回表の楽天の攻撃も無得点で終了。9回裏の西武の攻撃には、事前の予告通り田中投手が登場して西武ドームは一気に盛り上がります。で、この田中投手が投球練習をしているくらいの時に、札幌では5-6で日本ハムが逃げ切りマジックはM1になるという最高のお膳立て。

ここまで今シーズン負け無しの22連勝中の田中投手ですが、往々にしてこう言う場合って悪い結果に転ぶことが多いんですよね。案の定、1アウトは取るものの、2塁、3塁と、一打で同点・逆転サヨナラの場面。やっぱり先発投手にいきなりクローザーで最後に投げろと言っても無理だろうなと思ったんだけど、ここからの田中投手は凄かったですね。外角低め狙いのストレート一本。2者をどちらも三振に切って取って、これまたドラマチックな最後でした。

良くも悪くも、両チームの今シーズンを象徴するような最後でしたよね。楽天にしてみれば、やはり22連勝、自分一人でチームの貯金分稼いでいる田中投手無くしては、この優勝は無かったですからねぇ。巨人の9回3人のセットアッパーリレーで飾ったのは、豊富な人材を上手く利用して優勝した巨人らしい締めくくり方だったし、最後も田中投手がなんとか締めくくったのも、やはり今シーズンの楽天らしい光景だったなとテレビの画面を見ていて思いました。惜しむらくは、この優勝決定の瞬間を仙台で作る事が出来れば、パーフェクトだったんですけどね。

あと少しペナントレースは続き、その後CSがあってから、日本シリーズが開幕するわけですが、そこに登場するのは楽天か巨人か。優勝シーンがまだ生々しいからでしょうか、個人的にはやはり巨人vs楽天の試合を見てみたいなと言う気がしています。

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