2013年7月12日

富士山でXiサービス

世界遺産登録されたからと言うわけじゃ無いだろうけど、富士山の山頂や登山口の山小屋や登山道で、ドコモがLTE(Xi)サービスを始めるという記事。すでにFOMAでのサービスは2005年から提供されていたので、それを今回Xiまで拡張するという話らしい。何か事故が有った時の非常連絡手段としても、こういう通信インフラは必要だから、これは良いことでは無いかと思います。ただ心配なのは、それが安易に富士登山をする切っ掛け作りにならないかと言うことですが。

富士山とはちょっと趣は異なりますが、先日WDWに行って驚いた事があります。園内のほぼどの場所でも、DisneyのWi-Fiが飛んでいて使えたこと。勿論、テーマパーク間の何も無い草原みたいな場所では使えないけれど、テーマパーク内であれば、ほぼ100%Wi-Fiが繋がりました。これ、Disneyのアプリで園内の待ち時間情報を掲載したり、近くのレストランの混雑具合とか、そういうアプリが有るのでそれように準備したのだと思うんですが、顧客満足向上と待ち時間のロードコントロールと言う観点から見ても良いアイデアじゃ無いかと思います。

例えば富士山にXiだけで無く、他の携帯キャリアーのネットワークが張られたり、少なくとも登山道沿いにはWi-Fiが設置されていたりして、どの登山客もネットに接続した状況で有れば、例えば一斉に天候注意報を流したり、また場合によってはGPSで登山客の遭難を事前に防ぐなんて言うことも可能になるかもしれない。もう一つは、これから国際化して海外からの観光客が増えるであろう場所だから、そう言う人達への登山情報提供とかいろいろと利用価値はありそうだと思います。

一方で、自然のままで残したいという気持ちもあると思うんですよね。でも、世界遺産として今後利用しようと思うのであれば、やはり何かあった時のインフラ整備はしないといけないと思います。そう言う方向に進んで欲しいなと思います。

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