2013年7月15日

覆面作家

J.K.ローリング氏と言えば、有名な「ハリーポッター」シリーズの作者として世界的に有名な作家さんですが、その彼女が男性著者に仮装して執筆した探偵小説が、高評価を受けて、結局それが理由で著者の正体がばれてしまったという記事。女性が男性の振りをして(あるいはその逆でも)小説を書くというのは、結構難しいと思うんですよね。一つは、どうしても言葉遣いが違ってくるので、それを上手く隠せるかということ。もう一つは、経験知の違いというか、今回の場合、作者は「退役軍人」との事ですが、本物なら知っているだろう知識や経験に付いての記述の信憑性みたいなもの。

勿論、全ての作家が自分の経験に基づいた作品しか書けないというわけでは無く、十分に取材活動をして情報を蓄積して、ノンフィクションをフィクションのようなストーリーに出来る作家も多いけれど、誰もが出来る事でも無いですよね。そう言う条件をクリアーして、今回評価の高い作品が生まれたというのは、著者の前のシリーズが(私は読んだこと無いけれど)世界的に人気作品になっているだけ度、ちょっと期待しますよね。探偵小説って、好きなジャンルでもあるし。

探偵小説だけでは無いんですが、ここ最近書店に立ち寄ると新しい文庫本が何冊も出ているので、ついつい買い込んでしまい、気がついたら10冊以上机の横に積み上がっています。読み出すと、一日何も出来なくなるので、ちょっとお預け状態なんですが、暑い夏の日に冷たいビールとかワインでも飲みながらゆっくり読書するのは、中々贅沢な時間の使い方かもしれない。

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