2013年7月26日

皮膚回路

科学技術振興機構と東京大学のチームが開発したという、世界最軽量・最薄の電子回路。写真はタッチセンサーのサンプルだ層ですが、パッシブタイプならこのまま実用化も出来そうな雰囲気。アクティブタイプの回路を考えると、まずは電源の確保をどうするかですよね。太陽電池の回路を同じように作るというのは一つのアイデアだと思うけれど、それだと明るい場所でしか使えない。筋電位を利用するとか、あるいは血管の中になのサイズのスクリューを入れて、血流で発電機を回すようにするとか。でも、それだとメタボな高脂血な血液だ、直ぐに血栓ができそうで怖いですね(苦笑)。あるいは汗が出てくる部分に、やはりミクロサイズの風車を置いて、汗が揮発する時の空気の流れで風車を回して発電するとか(をぃ)。でも、運動とかして汗まみれになると風車が汗で水没して動かなくなるか。

もう一つ気になるのは、フラットに大規模に展開出来るのは良いけれど、そうすると回路の長さが長くなり、電位差とかノイズとかタイミングとか、物理的要因から生まれる問題点もありそう。

それでも、入れ墨のような形で手に認識用に回路をエッチングしておけば、それが共通番号のように使えて、電車に乗るにしても買い物をするにしても、その部分をスキャンすれば自動的に紐付けされたクレジットカードから引き落とされる、というのは案外便利そう。パスポート機能も入れて欲しいなぁ。そうすると、本当に身一つで旅行にしても出来るわけだし。

ふと思ったんですが、この回路、例えば治療の必要な患部にこの回路を貼付して、外からエネルギー(電波)を照射すると、回路の中で暖めたり刺激を与えたりするようなパルスを生成して、患部の治療・リハビリとか出来ないだろうか。今でも、端子を患部に当てて高周波治療とかやっているわけですが、寄り正確にしかも複雑な刺激が可能になるわけで
効果も高くなる気がするんですけどね。例えば、何らかの理由で手の使い方が不自由になった場合、この回路をその部分や必要な箇所に貼り付けて、本来の手の動きになるや宇な刺激を自動的に与えたら、だんだんとその部分の機能回復が可能にならないかな。あるいは、刺激を受けるだけで、その部分の筋肉も復活して、可動域が増えるとか。結構治療目的でこの技術って生かされるかも。少し期待しよう。

0 件のコメント:

コメントを投稿