2013年6月10日

ほこ×たて セキュリティ対決

昨晩の「ほこ×たて」で放送された、ハッカーvsセキュリティソフトの対決。ロシア人(ホワイト)ハッカー vs ネットエージェントの戦いでしたが、ちょっとルール設定に無理があったような。それに、テレビにも出演していたネットエージェントの杉浦社長の話では、双方かなり色々と省略されていて、実際にはテレビで見た印象とはかなり違ったみたいですね。

私は「啓蒙」という意味では、こういう対決を取り上げることは良いと思うけれど、ちょっと分かりにくい話だった気がします。例えば、番組では結構簡単にパソコンに侵入されていたけれど、使っているOSがWindows2000との事。うーん、ちょっと現実離れしている気が。それに、番組中「5万の同名ファイル」とか「その名前のファイルを探すのに、そのファイル名を変更する」という、えっ?? という話。それも記事に寄れば、「暗号化されていた」と言うことらしいですね。この辺り分かりにくい話を一般にも分かるように「丸めた」のかもしれないけれど、ちょっと違和感を感じる話です。

勝敗としては、時間切れでハッカー側がギブアップしましたが、これも実際には15時間というのが適切だったか、ちょっと疑問が残ります。ハッキングって、ハッカー側が自分達のリズムで進めるものですからね。同じ15時間でも、5時間毎に休息を取りながら3日かけるとかしたら、又違ったかもしれない。まぁ、その休んでいる間にもいろいろ考えるだけは出来るから、そうなると「15時間じゃない」と言われるかも。

一般の人に「セキュリティ」と言うことを啓蒙する事は良いと思うけれど、ちょっと演出というか内容的には消化不良な内容でしたね。

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