2013年5月28日

資産公開

国会議員の資産公開が行われたわけですが、まぁ沢山持っている人も気になるけれど、毎回気になるのが「資産ゼロ」と言う人。前回は70名いたのが今回は60名とのことですけど、でもこの「資産ゼロ」というのが、沢山貰っている人よりも不思議です。「資産」と言っても、株式は含まれない、色々細かなルールは有るみたいですが、基本的には不動産と金融資産等と思えば良いのかな。まぁ不動産は持っていない人もいるかもしれないけれど、預貯金も含めて「資産ゼロ」という人がいるんだろうか。少なくとも、一般的なサラリーマンよりも沢山のお金をもらっているわけですからね。帳簿上は「ゼロ」かもしれないけれど、家族とか親族に渡している「見かけ上ゼロ」とか。あるいは、もしかしたら借金の人だっているかもしれないけれど、それは「ゼロ」に含まれるのだろうか。この公開の目的が、国会議員の資金運用を国民が監視するという目的なら、そういうマイナス資産だって注意しないと、そこから何か良からぬ事を考えるかもしれないし。

さらに言えば、株式の保有だってちゃんと公開しないと、インサイダー取引だってあるかもしれない。変動するから資産として算定しにくいのかもしれないけれど、インサイダーだけで無く、例えば役職である業界関係の職務に就いたら、その株式は売却するとか、確か第三者の管理に任せることも出来たと思うんだけど。

もう一つ気になるのが、小沢氏の資産が2億円弱なんだけど、裁判では4億円のお金が右に左に動いたわけですよね。ああいうお金って、こういうところに出てこないと「監視」という意味が無いのではと何時も思うんだけど。別に、国会議員が無報償で仕事をしろとは言わないし、ある意味「来年も議員でいるか分からない」不安定な仕事で有るわけだから、それなりに資産を保持していても問題無いし、逆にそれくらいの余裕が無いと立場を利用して何か不正なことをしそうな気がするんですよね。ただ、その代わりでは無いけれど、どこから除いても裏表が無いような清廉さは持つべきで、そう言う意味では今のように「ただ公開しました」というレベルでは不十分な気がするんですけどね。事業仕分けでは無いけれど、資産仕分けというか、毎年の支出をちゃんと精査して不審なところは無いのか、そう言うことをトラックするようなNPOって有ってもいいきがする。

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