2013年5月20日

成田空港開港35年

成田空港が開港35年。開港当時の混乱をリアルタイムで見てきた一人としては、あれから35年なのかとちょつと感慨深いものも。産経新聞の記事には、開港当時の写真(上)と現在の写真(下)が掲載されていますが、正直なところ35年過ぎてまだこの程度か、と言う印象。開港当時は、まだA滑走路だけで、ターミナルも今の第一ターミナルだけでしたね。最初に成田空港(当時は「新東京国際空港」)を使って海外出張に出かけた時は、広い空港だなと感じたものですが、最近ではライバル空港に負けちゃうよなという不安が募るばかり。

写真のアングルや倍率が違うのですが、35年前と比べると、空港の周りに民家らしき建物が増えていますよねぇ。空港拡張なんて、もう無理だよなぁ。C滑走路となる、横風用滑走路は、もう諦めたんだろうか。将来の事も考えると必要だと思うのだけど、その進入経路下にはかなり住宅街が広がっているような感じですしね。

空港と都内を結ぶ公共交通機関も、N'EXにスカイライナーにリムジンバスとそこそこ充実してきているけれど、やはり乗換に時間がかかるのは事実。今、成田空港と羽田空港を直結する連絡列車の計画もあるみたいですが、羽田も結構厳しい状況ですしね。

成田空港を日本の玄関として整備するのは勿論重要な事だと思うんですが、それと並行して同規模のゲートウェイをもう一つ二つ整備して、国全体として受入容量を広げる努力ももっとしないといけないと思います。関空とかセントレアが、そうなるべき何だろうけど、まだまだそこまで結びつかないのが残念。新幹線網が徒になっている部分もあるけれど、逆にそう言う移動手段が充実していることを逆手にとって、それぞれの空港のワークロードを平均かしつつ全体で実績を伸ばす旨い方法が無いでしょうかねぇ。5年後の40年、15年後の50年の時には、世界一と言われる空港に変化していて欲しいです。

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